せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

コガネバナ

2013-09-16 | 日記
コガネバナ シソ科



爽やかな青の花がたくさん咲いていた。花壇一面に植えられていたのではじめはクサフジかな?とおもって近づいた。花を見るとタツナミソウに似ている。一体今どきこんな花が咲いているとは何だろうと名札をみるとコガネバナとあった。


コガネバナはシソ科タツナミソウ属の多年草。根の断面が鮮やかな黄色をしているためコガネバナと名付けられている。根を乾燥したものを黄芩(おうごん)という。黄芩は漢方では有名な薬味であるからコガネバナに出会えてうれしい。黄芩は「心下痞を主治す。胸脇苦満、心煩、煩熱下利を兼治す。」と吉益東洞は「薬徴」に記している。


薬草にしておくにはもったいないくらい美しい花。

ベラドンナ

2013-09-16 | 日記
ベラドンナ ナス科

ある大学の近くを通りかかってその中に薬草園があることを知った。早速入ってみる。ベラドンナと名札がつけられた植物があった。えっこれがベラドンナ?と驚いた。想像したよりあまりに地味。


ベラドンナの名を初めて知ったのは薬理学の授業だった。薬理の教授はベラドンナがイタリア語で「美しい女性」を意味する bella donnaに由来すること、瞳の大きな女性は美しくみえること、ベラドンナが散瞳薬であるアトロピンの原料(根を用いるらしい)であることなどを講義した。当時はベラドンナがどんな植物かなど何の興味もなかったが、ただこういった雑学だけは記憶に残っている。




ベラドンナ(学名:Atropa bella-donna)は、ナス科オオカミナスビ属の草本。和名は、オオカミナスビ、オオハシリドコロ、セイヨウハシリドコロ。