せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヒガンバナの果実

2013-09-03 | 日記
母の墓参りついでに久しぶりで周りを散策した。これまで100回以上歩いたなじみの場所。時間がないから駆け足散歩。あまりの暑さで汗が流れ脱水寸前。



サルスベリ ミソハギ科



母の墓のすぐそばに真っ白なサルスベリの花が咲いていた。爽やかで美しい。



ヌルデ ウルシ科

霊園の裏手に回るとヌルデの木にクズが絡んで、お互いにわけが判らなくなってしまうほどになっていた。しかもヌルデもクズもたくさんの花をつけていて多くの昆虫が飛びまわっている。


これがヌルデの花。



クズ マメ科



クズの香りと独特の赤と黄色のコントラストが最高。



オオブタクサ キク科

草の中を進んでいくと背丈を越して4-5mくらいの高さの草で周りを囲まれた。オオブタクサの林に紛れ込んでしまった。


オオブタクサの花。



ツルボ ユリ科

深い草むらを抜け出して草原にでると小さなツルボが出迎えてくれた。


世の中でもっとも優しい花。



サンゴジュ スイカズラ科



真っ赤な果実を無数につけているから、遠くからでもよく目立つ。燃えるような赤。



ヒガンバナ ヒガンバナ科





霊園の谷津田側に出てみると田の畔や農道脇にはヒガンバナがいっぱい咲いていた。ここには7月の中旬に来た時にすでにヒガンバナが咲いていた。ということは2か月近くずっと咲き続けている。しかも普通のヒガンバナはお彼岸前後だからここのは1-2か月は早く咲く。不思議だと思いつつ少し先の例年ヒガンバナの群生している斜面に行ってみるとまだまだ咲く気配はない。


もう一度道端に咲くヒガンバナに戻って花を見ていると果実ができていることに気が付いた。これまでヒガンバナは3倍体だから結実することはないと思っていたから果実を見つけて驚き。




まだ未熟だけれど確かに種子ができている。ネット検索すると、ごく稀に実を結ぶ2倍体のヒガンバナも存在し2倍体は3倍体より早咲きだと書いてあった。また中国のヒガンバナは2倍体らしい。この一帯のヒガンバナは種で増えたのではないだろうか。謎だなあ。