ときぶーの時間

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ヤマやめろ!

2015-11-25 07:50:32 | 日記
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NO844
みなさん、おはようございます。
この頃お天気が良くない日が続きますね。
先週、富岡に行った日の前日は雨だったようです。

僕は予定より一日ずれ込んで行ったのですが、松ちゃんは「昨日来なくて良かった。雨も降ったし俺も色々と忙しかったんだ」と、前日に来なくて助かったと。

普通にしてたって彼は色々予定が入ってしまうのでいつも忙しいのですが、そう言ったのだから本当に猫の手も借りたかったんだと思います。


この日、松ちゃんの所に来たのは中国のTV局の人たち。

中村真夕監督の映画「ナオトひとりっきり」の横浜での上映の時に、松ちゃんは中国のTV局の人に取材の依頼を受け、彼らは約束通りやって来たのだった。


今はいないモモコの柵の前で撮影の準備するスタッフさん。
この後、帰還困難区域の牧場に向かい、僕は一人で家の下の牧場に向かった。

松ちゃんちの牧場はひどい状態でした。
牧場内には入りたくないと思った。


特に子牛には可哀想な状況でした。
元田んぼだから、こうなると中に入れないんですね。

入ったら転ばないように歩くのみで、僕だと他の事は一切出来ない。
ぬかるみに足を取られて転ぶの間違いなし。


それでもこの日は牧場の奥まで行かなければならなかった。
牛たちのおやつとして果物を持って行ったんです。
だから柵の外側をつたって歩き奥まで行った。

スーパーのビニール袋3つで、中身はリンゴ10個と柿20個。
重かったです。
足元は滑るし歩きづらかった。
リンゴは薄く切ってダチョウのモモコにも食べさせようと思っていたのですがほんとに残念。

奥まで行っても状況は変わらず、ひどいぬかるみでした。
モモコの事で落ち込んだ僕に追い打ちをかけるようにヤマがやってくれた。

ぬかるんだ泥の中を全力疾走!で僕を目掛けて向かって来る。
「おいっ、ヤマ!ストップ!走って来るなぁ~」って言ったって聞くヤマじゃない。
ヤマが僕の目の前に止まった時に、僕の服に泥が跳ね汚れてしまった。

ヤマは本当に食い意地が張ってきたない。
ヤマは一番に果物を与えてもリンゴと柿を独り占めしたくて、牛に食べさせてたまるものか!と気合いを入れて牛を追い払う。
そのたび僕の目の前を走り回るから泥が飛び散り、もっとひどい目に遭った。
さすがに僕も「ヤマ、ホントにやめろ!怒るぞ!」と、ついついキツイ口調で怒鳴ってしまいました。

当然、僕の顔にも泥が跳ねた。
これって牛たちの糞尿まみれの泥じゃん。
ヒェ~!
全く言う事を聞かないし勘弁してくれよ~でしたね。

牛一頭一頭に平均的に食べさせようと一時間もいたでしょうか?
洋服は上着からズボンまで泥が付きとんでもなかった。
着替えを持って来てないし、気持ち的にはヤマをひっぱだいてやりたかったです。(泣)


柿とリンゴを一袋ずつ牛たちに与えたところで、牛の涎でびしょびしょの手で柿の写真を撮った。
柿とリンゴを包丁で切る作業に追われて写真を撮るの忘れてた。
泥だらけのヤマを撮れば良かったのかも知れないが、そんな余裕全くなかったです。

牛は食べるのが下手で口の奥に押し込んであげるように与えないと落してしまうんですね。
自分たちの糞尿でずぶずぶの地面に落ちたら、もう食べない。
お腹を壊す(下痢)のを知っていて下痢したら死活問題なので、落ちた物を食べるのは地面が乾いている時だけです。

牧場に降りる前に僕は柿を与えた事がないので不安になり、松ちゃんに聞いたら「大丈夫だべ~、だけど細かくしてあげてないとな」と言われたので、柿は20個ほど包丁で細かく切ってあげた。


リンゴは4分の一にしてあげたけど、柿もここまで細かくしなくて良かったと後で思った。
気落ちしてたし細かくしてなと言われ、その通りに細かくし過ぎたようだ。

雨が降ると松ちゃんの餌やりがどれだけ大変なのかよく分かる。
わら餌をなるべく乾いた所まで運ばなければならないし、そういう場所はかなり奥まで行かないとないから重労働。
いつも松ちゃんが天気予報を注視していて、餌やりの時間・場所などを考えて行動しているのが分かった。

僕はおやつを全部あげ終えた後、川に入り顔と手を洗いタオルをびしょびしょに濡らして上着やズボンを拭いた。
この日はモモコの事で落ち込んでいるのに、濡れた服で帰る羽目になり散々な一日でした。

家に着いて上着を脱ぐとき上着の袖口の縫い目の所に黄色い牛の糞交じりの藁が付いていて、牧場がずぶずぶドロドロの時は絶対に中に入るのやめようと決めました。(笑)

みなさん、今日は僕の失敗談でした。
それでは、またお会いしましょう。
























コメント
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