ときぶーの時間

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さよなら。

2015-11-21 16:27:21 | 日記
NO842
みなさん、こんにちわ。
やっと松ちゃんの所に行って来ました。

午前2時50分起床で4時に出て、松ちゃんちに7時半に着いた。
30分くらい色々話して朝ご飯を食べていないと聞き、一緒に食べようかとなった。
ここまでは良かった。

今日はみなさんに悲しいお知らせがあります。


松ちゃんと朝飯を食べたのいつ以来だろうか?そんなことを思いながら、かみさんが朝早く拵えてくれたおにぎりを一緒にほおばり食べ始めたら松ちゃんが「あのよ~、モモが死んだんだ」と。

「えっ~!!!嘘でしょ?」

「ほんとなんだぁ」

「いつ?」

「1週間くらい前」

「・・・・・・何で?」

「老衰かストレスだと思う」

「・・・・・・」

強制避難区域の頃から、たくさんの動物の死を見て来た彼だがモモコは家族の一員。
松ちゃんも今日は言葉が少なかった。


2週間前に行った時の写真です。
走って迎えてくれたモモコ。
何処も悪いとこなく元気すぎるくらい元気だった。
しいて言えば首をひっかけて皮が剥けていることしかなかったのに・・・

そういえば今日はモモが迎えてくれなかったな。
ほんとと聞いてさすがにショックだった。

松ちゃんが原因を老衰か?ストレスのどちらかだと言ったが、あのおっとりした愛嬌者にストレスは考えられない。

松ちゃんも命を預かっている責任からか「俺はモモコのホントの歳知らねぇから老衰とも簡単に言えねぇしなぁ、困ってんだ、だけどみんなに愛されたモモの事はよ~、帰ったら直ぐにブログでみなさんに知らせてな」と言った。

モモコは松ちゃんちに来てもうすぐ4年になる。
ダチョウは20年くらい生きるんでねぇか?って、以前、松ちゃんが言ってたけど20年なら16歳の時にやって来た訳だ。

おばあちゃんだったから、モモコはやさしい性格だったのかも・・・・。
町がまだ強制避難区域に指定されていた時に、町の中を闊歩していたダチョウたちは捕獲され、みんな殺処分(研究材料として)されたと聞いた。

モモコは松ちゃんちで命を全う出来たから、他のダチョウより幸せなダチョウだった事は間違いない。
それでも悲しすぎる。

今日、松ちゃんとは2時間くらいしか一緒にいられなかった。
彼と話しをしている最中に、外国から来た撮影者が「松村さ~ん」とやって来て連れて行ってしまった。
松ちゃんは「期間困難区域の牧場でも牛一頭のお葬式をしなくちゃなんねぇんだ」と言っていた。
こちらは完全に老衰らしい。


モモコのお墓。
墓標にはモモコの名前と2015年11月15日と命日が記されていた。

先週行こうと思ったのだけど、行けなかった事を悔やみながら、モモコのお墓の前で手を合わせた。

2012年の1月に松ちゃんの家の玄関前を悠々と歩くモモコにびびりまくり、怖くて近づけなかった僕だが松ちゃんに「大丈夫だぁ~、おとなしいから」と言われて、おそるおそるだけど近寄れるようになった。

モモコとの付き合いは思い起こせば色々な事があった。
イノブタに驚かせられ脱走したサクラとモモコを松ちゃんと一日かけて探したことや、初めて草の葉を摘んで食べさせようと手を出したら、モモコの硬い口ばしが指に当たり指の皮がむけて痛かった事など、たくさんある。


ここに立つと除染で狭くなった柵まで降りて来て顔を見せてくれたモモコはもういない。
寂しくなる。
寂しすぎるよ。
モモコがいるのといないのでは全然違う。
う~ん・・・・。


今年の9月下旬に撮影したモモコの写真。

食べたくない葉っぱを教えてくれたモモコ、さよなら。

首を撫でさせてくれたモモコ、さよなら。

松ちゃんの真似して抱きついたら、じっとしてくれたモモコ、さよなら。

柵の中に入ればいつも一緒に散歩してくれたモモコ、さよなら。

ここにやって来た人たちに愛嬌をふりまき、みんなに可愛がられたモモコ、さよなら。

天国に行ったらサクラといっぱい遊んでね。

ここにモモコのご冥福を祈り今日のブログとさせて頂きます。































コメント
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