ときぶーの時間

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癒されていたのは。

2015-11-23 10:55:58 | 日記
NO843
みなさんこんにちわ。
僕は今日もモモコの事でへこんでいます。

友人が富岡駅前で保護してくれたジャック(病気の猫)の死、以来です。
飼い主でもないのにこれだけへこむのだから、飼い主の松ちゃんはどんだけだろう・・・・。


そういうところを絶対に見せない松ちゃんですが、この日も言う事を聞かない石松に手を焼いていました。
愛犬石松君にご飯を与える松ちゃんです。

放射能が怖くて誰もが町に入る事を躊躇した強制避難区域だった頃、大熊のダチョウ園から逃げたダチョウが町中を放浪していた。
その時「俺、ダチョウも助けっぺと思ってんだ」と松ちゃんが僕に言った。
本当に出来るのか半信半疑だったけど、それを有言実行した松ちゃんだった。

2週間後、松ちゃんの家にはモモコがいた。
あの時は本当に驚いた。
そしてまた1か月後くらい後にサクラが。


2012年の1月
松ちゃんちの庭を自由に歩きまわるモモコ。
初めて見た時、あまりの大きさにびっくりし怖くて近づけなかった僕でした。

あの頃、ダチョウ園にいた約30羽のうちの半数は死んで、他のダチョウは柵を壊して逃げ出し餌を求め放浪していた。

富岡駅前を縄張りにしていたオスのボス番長も、それ以外のダチョウたちも捕獲されのちに殺処分されたと聞いた。


2011年松ちゃん撮影。
富岡駅前に居着いたオスのボス番長。
松ちゃんが保護しようと3度挑戦するも3戦全敗。
3戦KO負けでした。

「あいつはダメだ、気性が荒くて手に負えねぇ~、こんな簡単な柵じゃぁ~ぶっ壊されて、それこそ仕事が増えるって、最初に保護すんのはメスにすっぺ」と、それでモモコとサクラが松ちゃんちに。

ダチョウも殺処分って原発事故さえなければ死なずに済んだ動物がどれだけ多かったか・・・・。
人間の都合で殺された動物たちの事を思い出す。

サクラもモモコも松ちゃんの所で暮らせたから幸せだったと思う。
モモコがいなくなって僕はモモコに癒されていたんだと、しみじみ思った。

原発事故で仕事も家も友人との付き合いも失い家族で福島に住むことも叶わず、これからどうやって暮らしていくか?真っ暗闇の中にいて、いつも重い気持ちで富岡に帰っていた。

人懐こくておとなしいモモコと戯れる時は嫌な事も忘れていたんだ。
可愛いのなんのって。

牛は僕が近寄ると逃げて行く。
リンゴや野菜をもらえる時にしか近づいて来ない。
モモコはいつどんな時でも近寄って来て遊んでくれた。

柵の中に入って僕が歩くと3歩後をついて来る。
これで癒されないはずがない。
モモコ、今まで本当にありがとう。


人間が大好きだったモモコ。
誰が来ても真っ先に迎えたモモコ。
そして誰にでもやさしく接したモモコ。
あの柵の中に、もうモモコはいない・・・・。

ダチョウと触れ合うなんて、松ちゃんがいなければ絶対になかった。
モモコを保護してくれた松ちゃんに感謝です。

最後に、一生懸命に生きてくれたモモコ、ありがとう。
そして今まで癒してくれて本当にありがとう。
絶対に忘れないからね。

NPOがんばる福島の名実とともにマスコットだったダチョウのモモコを偲んで。

合掌














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