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仲良く


楳図かずおさん宅の景観裁判に適法という判決が出ました。

この地域に法的規制がないこと、守るべき景観利益があるとはいえない、あるとしてもこの外壁で損なわれるとはいえない、という判断だったようです。

昨年受講した色彩研究所の先生が裁判の証人として色彩学的見地からの意見を求められたとお聞きしたこともあり、結果には注目していました。

根拠となる法規制がない地域で、必ずしもすべての住民が「不快」と感じるわけではないこの外壁、まあこの判決は予想できました。

ただ、住宅地に建てる個人住宅の外壁を、いくらトレードマークとはいえどうしても赤白ボーダーにしなくてはならなかったのか、そこにちょっと幼稚な自我を感じます。世の中、法律でOKならいいじゃん、ではないでしょう。梅図さんの人物はとても好きなので尚更残念だなぁ。

静岡新聞の記事によると判決後の楳図氏。
 
 「(今後の近所付き合いは)多少間を置くのも仲良くする方法で、気を配りながら
 生活していきたい。時間が解決してくれる」と笑顔で話していた。

とぼけたような飄々としたコメント、笑いました。
確かに、多少の車間距離が仲良くするひけつだということある、ある。
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