腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



休み明けはもの凄くお問い合わせが溜まっていたり、各地からお送りいただいた修理品がドカンと届くのでやっと本日のブログ更新に着手できます。

お問い合わせいただいた皆様、修理品をお送りくださいましたお客様、ありがとうございます。


昨日、またまた映画館に行ってきました。行かなかったら3~4ヶ月行かないくせに、行き出したらレンチャンで行ってしまう。

昨日観たのは『ゾディアック』。危うくロードショーが終わってしまうとこでした。

で、よく行く岸和田カンカンのユナイテッド・シネマの17時45分からの上映を観ました。
これ↓
 5番スクリーン

入場前にロビーのソファーに座って、ボケ~ッとしていたら、5番スクリーンからチビッ子がワ~ッと大勢出てきて、少し遅れてお母さん連中もゾロゾロ出てくるではありませんか!

え!?ゾディアックって、連続猟奇殺人事件の話なはず...?
小学校低学年チビッ子が観る映画ではないはず...?

しかも出てきたチビッ子の様子を見ていたら、結構キャッキャキャッキャ言って走り回ってます。ん?そんなに楽しい映画だったの???


気を取り直して劇場へ入ると、店主が一番乗り。本編が始まる前のつまらないCMを見ていても、まだ誰も入ってこない。

こ、これは、プライベート・シアターか!!



と思った瞬間、60過ぎのお母さんがフラフラと入ってきました。ガクッ。

結局、その見知らぬお母さんと二人っきりで鑑賞。(席は随分離れてました)
今まで数え切れないくらい映画館で映画観てきましたが、2人というのは過去最低人数です。7人というのが今までで一番少なかったと記憶しています。
お母さんのお名前聞いておくんだった!チッ!(笑)


で、ゾディアック...ゾクゾクしました。怖かった。こんな映画、チビッ子に見せたらアカン!

連続殺人犯を追う新聞記者の話ですが、犯人はマスコミに犯行声明文と暗号文を送りつけてきます。“私の名前はゾディアックだ”と名乗ります。丸に十字の記号と共に。

そのゾディアックって、なんと腕時計のメーカー名なのですよ!
犯人とおぼしき人物を尋問するのですが、その男が着けている時計がゾディアック。なんじゃそれ!
インターネットを色々探しましたが、その男の腕時計は見つかりませんでした。

こちらがゾディアックのロゴ↓
 丸に十字。

ゾディアック

1982年にアリスト・カラム氏によってスイスのジュウ渓谷のル・ロックルに小さな時計工房Camale社(ゾディアックの前身)を設立し、主にユンハンス社の下請けの仕事をしたいました。
1900年代に入ると時計製造に必要な工具類まで設計・製作し、全ての製造工程を自社で行うようになります。
1908年に社名を【ゾディアック】と改名し、自社製ムーブメントを開発。
1939年に他社に先駆けてパワーリザーブ付きのスポーツ・ウォッチ「オートグラフィック」を発表。
ゾディアックを一躍有名にした「シーウルフ」が1953年に発表され、世界にその名が知れ渡ります。
日本のクォーツ時計の台頭(クォーツ・ショック)により、1979年にゾディアック社は創業者であるカラム家から離れてしまいます。1982年にゼニス社がゾディアックを買収しますが、1998年にGenender社の傘下に加わり、新たな感性によるデザインで新生ゾディアックが誕生。現在に至ります。


しかし、実際に連続殺人鬼が犯行声明文などにマークなどを使用し、自分はゾディアックだ、と名乗られて、メーカー側はどう思ったのでしょう。

「エエ~ッ!なんでうちの社名!?しかもロゴマークまで!?」(社員一同) ってな感じでしょうか。


トゥールビヨンって犯罪に使わないで欲しい腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
後で調べたら、5番スクリーン、一つ前の回は『西遊記』だったようです。あぁ、良かった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 今日は月曜日... 本日午後3時... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。