仙台市会議員のひぐちのりこさんのブログからお借りした文章です。
言葉一つ変わるだけでも とても大きな意味を持っているのですね。
自治体の第一の仕事は リターンセミナー」とかで 安く働いてよ と声掛けをするだけではなく きちんと正規職員として保育士を雇用することだと思うのです。 もちろん 税金のほとんどを国が徴収している以上、国がきちんと責任を持たないといけませんが。
それにしても このたびの消費税問題、小沢さんが離党するかどうかの問題にすり替えられてしまっています。
「党議に反するならきちんと処分を」なぞとあおっている新聞がありますが、国民との約束・マニフェストをずたずたに知ることは処分の対象ではないのでしょうか…。
何ともおかしな現象です。依然騒がれた「益税」の問題も何にも言われません。食料品などへの税率を低くするなどのことについてもです。
6月20日の午前、仙台市主催による「保育士リターンセミナー」がエル・パーク仙台で行われた。
保育士資格を持っていながら、現在活用していない人に対して、また保育の場に戻ってくださいな!との趣旨で開催されたものだ。
夜半からの台風で出足がどうなのか・・・と危惧をしていたと言うのだが、どうしてどうして、会場は30名を超えるくらいの皆さんが集まった。
みなさん、真剣なまなざし。
この背景には、仙台市の保育所で働く非正規職員や臨時職員の方がなかなか集まらず、ここ数年は4月の新たな年度が始まる時でさえも、欠員状態がある保育所が少なからず出てきているからという背景なのだが・・・(もちろん正規職員採用の場合は倍率も結構高いくらい応募者が集まる・・・だから、正規の職員を採用すればよいのだ・・・・)
リターンセミナーでは乳幼児心理の専門家からの話があった。
その中で、
「保育所保育指針が変わる時に、以前は『生きる喜び』となっていたたものが、幼保一体化の論議もあり、『生きる力』となってしまった。
生きる喜びであれば、子ども自らの力でチャレンジをすることを喜び合うということもあるが、力となると、例えば幼い時から、漢字を英語を勉強しますと言うことに対して、生きる力をつけさせるためということにも結び付いてしまうかもしれない。と危惧されていた。
たかが語句とあなどることなかれ。
この指針に基づいて日本全国の保育所は保育がなされるのだ。
生きる力という文言であれば、ややもすると他者から見た「力」のみが評価されることにならないのだろうか?
喜びは自らが一義的に感じ得るもの。
ここが根っこだと思うのだけれど。