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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

減らすところはもっとほかに…

2013-01-31 | 暮らし・社会

東京新聞のネット配信です。

生活保護費の削減 貧困格差 拡大・固定化を懸念

生活保護を受ける長沢浩一さんは、労災事故に遭い「所属先の会社を解雇される前に辞めるつもり」と話す=中区で

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 政府が二十九日の臨時閣議で決めた二〇一三年度予算案では、生活保護費の削減が盛り込まれた。高齢者の受給額はあまり変わらないものの、子育て世帯を中心に減額になる。受給者や支援者らは「貧困の固定化につながる」などと、安易な減額に疑問を投げかける。(志村彰太)

 生活保護の削減案は、一三年度から三年間で計七百四十億円の削減を見込む。生活保護費のうち、生活費に当たる生活扶助が減額され、医療扶助では安価な後発薬を使用することも決めた。背景には、増え続ける保護費が財政を圧迫していることや、支給額が低所得世帯の手取り収入より高いとの不公平感がある。

◆受給者

 「頑張って立ち直ろうとしている受給者も、減額されれば貧困から抜け出しにくくなる」と危惧するのは、横浜市中区で生活保護を受ける長沢浩一さん(52)。長沢さんは月十四万円の生活保護を受給しているが、生活費や住居費のほか、再就職のための準備にお金を使うと、手元にはほとんど残らない。

 病気を抱え、再就職には治療が先決。長沢さんは「後発薬は、効果が不明な点もあると聞く。それを受給者に強制するのは、人権上の問題がある」と、不満を口にした。

 長沢さんは東京都大田区出身。自営業でビルメンテナンスを請け負っていたが十四年前、「知らないうちに」二千万円近い借金をつかまされて倒産。工事現場で休みなく働き、十年かけて返済したが、高血圧と腎臓の機能障害で仕事を続けられなくなった。貯金も底をついたとき、簡易宿泊所の集まる中区の寿地区に流れついた。

 二年前、治療しながらアルバイトとして再就職したものの、半年後に労災事故に遭った。「右手中指を切断し、接合したが、指先の感覚がない」。再び生活保護に。三月には会社を解雇されるという。

 貧困な人は孤独に陥りがちで、「本当は人間関係の維持にもお金を使いたい」。しかし、減額されればその余裕は全くなくなる。「機械的な引き下げではなく、最低限の生活とは何か、再チャレンジできる世の中とは何か。そこから議論してほしい」と、長沢さんは望んでいる。

◆支援者

 「寿支援者交流会」の高沢幸男事務局長(42)は「本来は最低賃金を上げるべきなのに、最低生活を保障する生活保護を削るのは、やり方がおかしい」と疑問を呈す。「生活保護は本来、苦労した人を助けるもの。なのに、受給者は怠け者という偏見がある」

 高沢さんには連日、さまざまな理由で生活に困っている人が訪れる。ギャンブルやアルコールの依存症、うつ病など精神的に問題を抱えた人は、まずは治療が必要。「就職が難しい受給者もいる。きめ細かな支援の仕組みがないまま減額だけすれば、行き着く先は自殺か犯罪」と、治安の悪化を危惧する。

 その上で「政府には『損して得を取れ』という発想がない」と批判する。学習支援や人付き合いの維持・改善が貧困を抜け出すカギといい、就職できるまで時間をかけて支援する必要があるという。

 「安易に保護費を削れば、貧困は世代を超えて連鎖する。追い詰められた人に死ぬ気で働けと言えば、自暴自棄な行動につながる」と、警鐘を鳴らしている。

◆根本的解決にならず

 子育て世帯を中心にした生活保護の減額が貧困の連鎖をつくる懸念は、専門家も指摘している。

 厚生労働省生活保護基準部会委員の山田篤裕・慶応大教授(社会保障)は「貧困の連鎖を防ぐには、子育て世帯に配慮が必要だ」と指摘する。

 また、「引き下げが前提のように語られているが、部会としては(引き下げありきとは)ひと言も言っていない」と、政府内の議論を批判した。

 山田教授は生活保護基準の決め方にも課題があるという。現在は、中間所得層の消費水準の六割程度になるように基準が設定されているが「中間層の所得が下がっているので、その基準でいいのか考える余地がある」。

 さらに「一人の学者としての意見」と断った上で「雇用、最低賃金の問題が改善しないと、生活保護受給者はどんどん増え、根本的な解決にならない」と話した。

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司法手話通訳の勉強会(福岡)へ 行ってきました

2013-01-29 | 手話
 
手話通訳付きの裁判が終わりました
 広島地方裁判所で行われていた、ろう被告の刑事裁判が終わりました。 もう少し丁寧な訊き方をしていけば、「かみ合わない」ことはなかったのではないかと感じながら 裁判の進行を見てお...
 

 

司法手話通訳の勉強会(福岡)へ 行ってきました。

 

 

 1月26・27の両日、福岡県で開かれた日本手話通訳士協会の研修会〈司法〉に参加してきました。

 一日目の講師は先の広島での裁判員裁判で弁護を担当された蓮見和章・小川祐一郎弁護士。

「要手話通訳事件の裁判員裁判を経験して」とのお話でした。

 事件の概要から話はじめられ、最初は蓮見弁護士が当番弁護士として担当されたことがかかわりのきっかけだったとか。

 初回面接に手話通訳者の同行を求めずパソコンで何とか被疑者との会話の成立を求めたがかなわず、広島弁護士会の「司法手話通訳者名簿」登載者から男性の手話通訳者へ連絡をされたとか。

 ちなみに広島弁護士会のこの制度は1994年に弁護士会の人権擁護委員会障害者問題小委員会と広通研の数回の協議の中で始められました。その後広島弁護士会の外国語通訳者との合同研修会や手話通訳者と弁護士との研修会なども継続して行われてきました。

 (そういえば、ここ2・3年はお休みですね。また再開していただくように弁護士会へお願いしていきましょう)

 

通訳のチェックが必要?

 2回目からの接見は手話通訳者の同行でスムーズに行われるようになりました。ただ、捜査段階での供述調書の単語・文章表現に問題があると思われるが(被疑者の持つ)手話語彙の少なさによるものなのか、捜査機関での手話通訳上の問題であるのかまではチェックできなかったこともあって 弁護側の手話通訳人の必要性と裁判でのチェック体制などを作っていく必要があると話されました。

 そして今回は弁護人の依頼した通訳人が法廷へ入ることを認められたが法律上は根拠がなく、広島での経験を参考に今後も各地で実績を作っていくことが大切だといわれました。

 抗議の二つ目は 通訳士協会の高井洋さんが司法場面には、刑事事件、家事事件、行政事件、医療観察事件などがあることや刑事手続きの流れについて、聴覚障害者の権利と理解、通訳上の留意点についてはなされたあと

「聞こえない」ということを手話通訳者がどのように伝え理解を広げていくのかなどについてのグループごとの話し合いがありました。

 

 孫にも会いに

 この研修が開かれた近くに娘がすんでおり、研修の機会を利用して娘夫婦や孫にも会ってきました。歩行車を使って妻も同行し久しぶりの短い夫婦旅行でした。

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バターか 大砲か… 僕らは大砲を選んだんやろか

2013-01-29 | 暮らし・社会

  きのうの中国新聞、一面トップは生活保護740億円削減でしたで。そいで自分らの票田の公共事業という、コンクリート事業は7100億円増、軍事費は400億円増でっせ。コンクリート事業を「公共事業」と呼ぶのもなんかおかしい話やなあ。全部が公共事業やろうさかい。

  安倍さんのやろうとしてはることは、なんぼ「夏まで低姿勢」やいうて書いてあっても、見え見えでっしゃん。恐ろしいことやと思います。これで夏を超えたらどうしよう思うてはんのんか?

  NHKのニュースも何とかならんのンかいな 「公共放送」の公共も土木事業を 「公共事業」と呼ぶんとおんなじことや と思うたら あんまり腹は立たん…いや、そんなことはない、やっぱり腹立つなあ。

  昨日は 広島は7年ぶりの大雪やったそうやけど、今日はどうやろか ちょっと あったこうなってくれたらええねんけどなあ。

  (この正月前後から3キロほど太っとりますねん。痩せなあかんねん)

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全然読めません

2013-01-28 | まいにち

おとといときのう 手話通訳士協会の研修を受けに福岡へ行きました。

娘のところで止まったんで 西鉄に乗りました。

車内広告に 上のようなんがあったんやけど いくつ読めはりますか?

悔しいけど 僕は一つもわからんかったです。

西鉄のエスカレーターは ちゃんと 危ないから歩いたらアカンでと書いてあったんでええなあと思いましたわ。

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大雪でした。

2013-01-28 | まいにち

今朝は 久しぶりの「大雪」やったなあ。

電車は遅れとるし…ほいでも今朝は「大雪のため列車に遅れが出ております」なんか、言い訳の理由ができて声が弾んでる…と意地悪う考えてしまいましたわ。

遅れとるんは毎日のことやんか! 思うてしもうた。

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寒いのに 待たされたで…余計寒いと思うてしもうた

2013-01-25 | まいにち

バス停に自家用車が止まっているので なかなか前のバスが発車できんで、寒いのに乗るのにちょっと時間がかかりましたんや…。

何でバス停に停めるんやろなあ。迷惑やいうてわかっとるやろになあ。

公共交通機関を利用しましょうで。広島ブログ

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明日は 福岡へ行ってきます。

2013-01-25 | まいにち
 
手話付き裁判員裁判(中国新聞から)

 中国新聞の記事です5県初の手話付き裁判員裁判 広島地裁で20日、中国地方の裁判員裁判では初めて被告に対して手話通訳を付けた審理があった。先天性の...
 

   今日は西条へ行きましたが 寒い!の一言です。 寒いから日本酒がおいしく作れるのかもしれませんが。

 寒いわあ…

  

  明日、明後日と福岡で手話通訳士協会の 司法通訳の研修会があります。

  私たちが私的に開いている 裁判通訳経験交流学習会は2月11日 西宮市神戸市の 甲南大学で開きます。

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食べて おいしいなと感じるんはええことやで

2013-01-25 | まいにち

いつの間にやら 恵方巻きとかいう ええかんげんな 風習が出てきましたなあ。

なんでも関西からやいうけど、関西でおおきうなった僕はこんな習慣知りません。

どうせどっかの商売人が考えてはやらしてはるんやと思うわ。

最近は ドウナツ屋やら、フライドチキンの店まで 恵方巻き予約受付中やと!

まあ、食べて楽しみはるんはええことやと思いまっせ。

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100年安心年金を言ってはった方たちがまた政権の座につかれましたが

2013-01-25 | まいにち
こうやって見てくると毎年毎年 同じような問題が これでもかこれでもかと 僕らの生活に直撃してくる…。前に言うてたことはもう知らん顔やでえ。
 
 
 
 
安心して払い込める年金制度を

 次のような記事が出ていました。 ある意味当然なことかなと思います。 ただ、相談ができない人たちがいるのも事実、きちんとした制度の説明が公的な事務所でまだまだ不十分なこともあります...
 

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バレンタインデーは…

2013-01-24 | まいにち

  僕は バレンタインデーなんか全然関係ないねんけど、関係ある人はどうぞ こんなのを利用してください。

  NPO法人 広島県手話通訳問題研究会でも フェアトレードのコーヒーやくろ飴などを扱っています。

………………………………………………………………………………
バレンタインデーにフェアトレード商品を送ろう!
………………………………………………………………………………

今年もわくわく、どきどきのバレンタインデーの季節がやってきます。毎年この時期、プレゼントに何を贈ろうか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

世界中から、さまざまな商品を輸入して、消費する私たち。私たちの所にたどり着いた商品が、どのように作られてきたのか、私たちが身にまとうコットンやネックレスがどのように作られているのか、プレゼントを贈る前に、ちょっと考えてみませんか。

世界のカカオ生産は、コートジボワール43%、ガーナ15%、ナイジェリア7%、カメルーン4%で、西アフリカの4カ国で70%を占めています。コートジボワールのカカオ農場では、多くの子どもが不当に安い賃金で働かされ、その中には人身売買された子どもたちも含まれています。

世界第3位のコットン輸出国ウズベキスタンでは、学校を休んで子どもたちが綿摘みをしていることが報告されています。また、高価な鉱物である金を掘るといった重労働に従事している子どももいます。

こうした子どもたちの過酷な労働条件のもとに作られた商品は、安価な物として私たちのもとに届きます。

児童労働をなくすため、商品がどのように作られ、運ばれてくるのか、それを意識することが私たちにできる、最初の一歩です。

アムネスティ日本では、発展途上国の農産物や雑貨などを、公正な賃金や労働条件を保証した適正な価格で輸入、消費する取り組みである「フェアトレード」の商品を販売しています。

バレンタインのプレゼントに、アムネスティのフェアトレード商品を、ぜひご検討ください。

▽アムネスティ オンラインショップ
http://amnesty.online-store.jp/i-shop/top.pasp?to=tp

▽バレンタインアクション コートジボワール:児童労働の撲滅を!
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/postcard/cote_divoire_2007.html?mm=1

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