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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

人は縁によって救われる

2019-03-29 | 暮らし・社会

3月28日 福岡県地域生活定着支援センターの 「罪を犯した人たちを地域で支えるためにはーこれからの触法障がい者・高齢者支援について考えるシンポジウムー福岡県地域生活定着支援センターの活動を通して」に参加してきました。

 

センター長の小畑さんの事業報告、福岡県福祉労働部保護・援護課長の挨拶のあと基調講演は龍谷大学法学部教授の浜井浩一さん

テーマは「わが国における犯罪の実態と諸外国の動向ー今求められる再犯防止対策とは―」

 2015年の世論調査では、犯罪が異常に少なくなってきているのに人々の意識は「犯罪が増えている」「犯罪は悪質化している」と考えている糸人がとても多い。他の国でも少年犯罪は減少している、これには子どもの貧困率が下がってきていることもあるのだろうが、スマホなどSNSなどのネット社会が若者たちのライフスタイルを大きく変化させてきていることも関係があるのかもしれない。矯正施設や少年院などの閉鎖が続いている。スマホはいつでもどこでも、自宅に引きこもっていても、同じような趣味を持つ人と気軽につながることができる。わざわざ怖い思いをして不良集団につながる必要もない。

 日本の犯罪が少ないのは、非行のピークが欧米より3歳―5歳早く青年の犯罪が少ない、ほとんどの非行少年が初犯どまりで累犯化が少ないことなどがある。また年齢別の殺人を見てみても非常に少なくなってきている。殺人事件も少なくなってきている。オウムによるサリン事件以来厳罰が進められてきたが、この影響を受けたのは無職・家族がいない、いわば縁を持たないひとたち

 高齢者犯罪が増えてきてはいるがその中心は万引きや自転車盗であり、その背景には生活困窮や社会的孤立が見えてくる。私は過失犯以外で事件を起こす前は幸福だったという人を見たことがない。

 受刑者の中には高齢者とともに、知的障害者など、障害や病気を抱えている人も多い。受刑者のIQ相当値を見ると4人に一人はIQが70未満。そして厚生労働科学研究によると明らかに知的障害が疑われる人のうち、福祉サービスを受けていたことを示す療育手帳の所持者はわずか6%であった。刑務所にいる知的障害者の多くは、副牛的な支援を受けることなく社会の中で孤立困窮して万引きや無銭飲食の微罪を繰り返すことで刑務所に送り込まれてきた。                                             社会的弱者が実刑になりやすく、累犯者になりやすい。

 刑罰は遠山の金さん、落とし前をつけるだけでその人の更生には役にたたない。

「それは俺の仕事じゃない」これは専門家の合言葉と言ってもいいくらいで司法の専門家ほど犯罪を犯した人のその後に無関心である。日本の刑事司法には、刑罰の逆進性を補正し、負のスパイラルを止めるための福祉などとの連携が決定的に不足している。          これは日本とイタリアなどとの大きな違い。縁が弱くなった人が刑罰によってさらに縁を失くしてしまっている。

 イタリアの憲法は27条で「刑罰は更生を目的とする」と明記しており矯正処分監督裁判所や社会内刑執行事務所が設置されている。つまり逃げない福祉を持つ社会には高齢犯罪者や高齢受刑者はほとんどいないのだ。

 再犯防止は社会防衛のために犯罪リスクを少なくしようとするもの。犯罪当事者は再犯リスクそのものである。立ち直りは支援対象者本人が立ち直りの主体である。いま、福祉の司法化と丸投げが行われているが丸投げはせずに司法と福祉は異文化であることを自覚したうえで人の更生を支援していく事が望まれる。人は縁によって救われる。

基調講演のあとはシンポジウム。(ここは省略)

話しては平和通り法律事務所の小林由美弁護士 福岡保護観察所の坂本歩統括保護観察官  福岡県福祉労働部福祉総務課の野上明倫課長 前田忠秋福岡県福祉労働部保護援護課長 コーディネーターは奥田知志理事長でした。

 

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民意は明らか 

2019-03-27 | 暮らし・社会

今日のニュースを見ていたら 岩手県議会や小金井市、小平市が辺野古埋め立ての即時中止を決議している。

今沖縄では辺野古の埋め立てだけではなく、いろんな新軍事基地が作られつつある。

上の議会に続いて広島県議会や広島市議会も NO!を決議すべき。

投書に書いてあるように、民意に耳を貸さない傲慢な政治を許しとったらあかん! と思う。

 

 

 

 

 

夏の参議院議員選挙では僕は比例区で仲村みおさんを支持します。

 

 

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処分ではなく 生徒たちに健康教育をぜひ!

2019-03-26 | まいにち

今日3月26日は 英軍が沖縄県の慶良間諸島に上陸をした日だそうです。

http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/wp-includes/pdf/jiketsu01.pdf

そして昨日、政府は辺野古への新たな埋め立てを開始したとか

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/400343

 

昨日の日経新聞に

こんな記事が載っていました。

 サッカー部員が酒を飲んだことがわかったので、活動は自粛、処分を検討していると言うのですが、僕は処分ではなくて自分の体と健康を守るためのアルコール教育がまず必要だと思います。

クラブの活動を『自粛』といってもこれは生徒たちが活動を自粛しとるんじゃのうて させているのでしょう。!

失敗を生かせる教育をぜひお願いしたいと思います。

 

 

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ヒトリ コテン

2019-03-24 | まいにち

いのちのことば社から出ている日めくり ヒトリコテン ちいさなしあわせふわり を買いました。

横着なぼくは、めくらない日も多いのですが、5歳の上の孫がめくりに来てくれます。

 

 

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今日は尾道で

2019-03-23 | 手話

今日は尾道の総合福祉センターで広島県手話サークル連レク協議会の総会兼一泊研修会でした。

JR尾道駅が綺麗になっています。観光客そしてサイクリングの人がいっぱい

記念講演は高知県の竹島晴美さん

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週刊金曜日 

2019-03-23 | まいにち

週刊金曜日 が 届きました。

 

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今日はクレンドへ

2019-03-22 | まいにち

久しぶりにネグロスの黒砂糖でつくったかりんとうを手話センターひろしまで購入。ちょっと賞味期限が短い!

今日はお昼前にあと駅で友人に迎えてもらい、安浦の クレンドへ。その前に同法人の豆な茶屋でお昼ご飯

(これはクレンドのHPから)

前回はここへ来るのに安浦まで乗ってしまって・・・でも今日はきちんと安登でおりました。

 

友人がおごってくれました。

そして

新しい事業について説明をお聞きしに伺ったのですが、なんとCDにデータまでコピーしてくださっていて感謝・感激!

帰りは安浦駅からJRで。

友人には中村未央さんも頼んできました。

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写団アビの展示会、そして第九条の会ヒロシマの総会

2019-03-22 | まいにち

先日、久しぶりに県庁へ行き 写団アビの写真展を見てきました。なんと53回なんやと 懐かしいお名前もありました。

 

昨日はお昼には雨が上がったので自転車で 弁護士会館で開かれた第九条の会ヒロシマの総会と講演会に参加しました。

記念講演は広島大学の崔真硯さん

韓国キャンドル市民革命からアジアの平和へー憲法9条をアジア化するー

超戦争からキャンドル革命そしてアジア平和・・・と3部に分けてわかりやすくお話しくださいました。

そしてアジア憲法9条を作ろう・・と。

振込手数料を始末しようと今年度分の会費二千円と8月6日の新聞広告第千円をお支払いして帰ってきました。

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ヤンバルクイナもジュゴンも怒っているぞ

2019-03-20 | まいにち

早くやって 連休をエンジョイしたほうがいいでしょ!

医師のその一言で 4月中旬に1週間ほど入院し、ペースメーカーを入れることになりました。

なんでも、就寝中に心臓が3秒か4秒か止まっている時があると・・・

 

今日は手話サークルあすなろの定例会

前半はゲームがあり、後半はグループに分かれて手話学習でした。

僕は8時を過ぎて退散!

帰ってきたら 玄関前に車が止まっており部屋には鍵が・・・

エレベーターで行き違いになったみたい。

 

頼んでいたヤンバルクイナが届いたんでバッグにつけています。

辺野古や、高江 石垣 宮古・・・沖縄ではどんどんと軍事基地が作られています。

もしこれが広島であったら僕らは黙ってはいないと思うんやけど。

 

 

「キム委員長と私が直接話し合う・・・」大きなことを言い続けるあべさんは一体何をするんでしょうか

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福島の原子力緊急事態宣言は今も続いたまま・・・知らんかった

2019-03-18 | 暮らし・社会

ちょっと古くなったっけど、3月11日は午後から弁護士会館で開かれた「さようなら原発ヒロシマ集会」へ参加、福島のお話を聞きました。

(メモと資料をもとに)

山田呼びかけ人あいさつ

 人は忘れやすいもので、広島の豪雨災害からまだ日はたってもいないのにもう忘れてしまったかのよう。

 私たちは過去から何を学んでこれからの暮らしにどう生かして行くのかが大切。

 東北大震災や、福島の核発電所の大爆発では防潮堤や高台への住宅地造成でもって、良くなった、復興したとPRされているが避難を続ける人は5万人を超えている。復興とは何なのか、それには仕事やコミュニティが必要なのに、いま進んでいるのは土建業の為の「復興」

子どもたちの甲状腺がんや疑われるのは200人をこえている。汚染はへってはいない。

きちんとした現状を知った時にこれからの対応が生まれる。片岡さんから現状などを教えて頂きこれからの活動に生かして行きたい。

 南に伊方、西には上関、そして北に松江をかかえるわたしたちは、広島県民として「核と人類は共存できない」

しっかりした思いを持って核廃絶に取り組んでいきましょう。

 

片岡輝美さんのお話

 福島県の会津若松から来ました。

 私が暮らす若松栄町教会は野口英世が洗礼を受けた教会として全国から観光客が来ておられたのですが、原発事故以来ピタッと来られなくなりました。

3月11日14:06に大震災が起こり、19:03には原子力緊急事態宣言が出されましたが、これは今もまだ解除されてはいません。核の汚染は今も続いているのです。国や県は基準を作り替えたり情報をコントロールして「大丈夫」「大丈夫」と言っているが、普通の生活は取り返せてはいません。こどもたちは「レントゲン室」の中で生活をしているのです。

 排気塔の解体や燃料デブリの取り出しは全て人手を必要とします。

今、毎日6000人の作業員が解体へ向けて働いています。彼らの健康や人権は守られているのか。彼らの働きの上に今の私たちの日常生活があります。

 原発の核事故は起きないという「安全神話」から 事故は起きても大丈夫という「安心神話」が進められています。その目的は原発再稼働の加速と福島を原発核事故からの復興のモデルにしようとするものです。

大量の汚染水を希釈して太平洋へ放出し、増え続ける汚染土の焼却や全国の公共事業での再利用を進めようとしています。復興予算の終了を口実にモニタリングポスト3000ヵ所のうち2400ヵ所を減らそうと原子力規制委員会はしていますが、撤去反対の声は2月28日の朝日新聞の調査では56%あり、2019年度の予算は取りあえず確保されてはいます。

再稼働への地固めとして、例えば15歳故郷への旅(NHKスペシャル2017.3.10)などがさかんに行われている。

子どもたちが帰ってこないと地域の復興はないと国や自治体も分かっており福島安全論が流されている。こんな中で子ども人権裁判と親子裁判が提起された。

水や食べ物は高いお金を出しても買ってはいるが空気だけは買うことはできない。

憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が木端微塵に壊されてしまった。第2項の国の責任はとられてはいない。

また、憲法12条には「この憲法が国民に保障する自由と権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」と書かれている。

私たちは「真実を知る力、真実を見抜く力、本当に大切なことを見分ける力を共に身に着けていこう」と会津放射能情報センターを立ち上げた。自分の言葉で平和を語り、誰がこんなことを起こしたのかをしっかりとみていきたい。安心・安全キャンペーンが盛んに行われてはいるがこれを支えているのは科学者のパターナリズム。

私たちは不安を解消してほしいのではない、事実をしりたい。わかったら私たちが判断をする。

福島にとっての復興は、国と東電が謝罪すること、原発を止めること。

無力感に襲われることもあるが、ここにいのちがあるから精一杯取り組んでいきたい。私たちは一人ではない、命を守ろうとするたくさんの仲間たちがいる。

広島でも「福島は語る」の上映が横川シネマであります。是非ご覧になってください。

 

そして街を歩いて夕方のデモ行進に参加 ドーム前から中電本社前まで歩きました。

以前お世話になっていたIさんとも久しぶりにお会いでき、K神父さんの近況などを伺えました。

 

 

 

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