私がブログを始めて20年以上になるのだが、漠然としたポリシーのようなものがある。
それは日本社会、日本民族が、「上を向いて歩く」ことだけが人間の義務であるかのような「上昇志向」を共有しているなかで、人間のありのままの姿を示し、上昇志向の無意味さを示したいということだ。
「上昇志向」つまり、人生の目標として、他人に評価されたい、他人より優れていたい、他人より大きな権威を持ちたい、他人より多く蓄財したい、他人より良いものを持ち、良い家に住んで、他人から羨まれたいといった、「他人を見下す立場でありたい」という志が、日本人の9割以上を洗脳している。
その原因は、幼い頃からの「競争教育」だと、私は繰り返し書いてきた。
お絵かきでも、かけっこでも、テストでも、必ず序列と点数で評価される。この教育システムが、知らず知らずのうちに、人々に「上昇志向」を洗脳してしまう。
「上だけを向いて歩く」社会にしてしまうのだ。
だから「自分はアホだ」なんて、本当のことを書いてしまう私は、本当のアホであって、上昇志向の人々からは蔑まれ、相手にされなくなる。
一時は、日1万アクセスあったアクセスも、今では、せいぜい3000くらいまで落ちてしまい、読んでて、上昇への力を失う敬遠すべきブログということになる。
私は、どちらかといえば落ちこぼれ人生だったが、70年以上いろいろな人を見てきた体験から言うと、子供の頃から、良い成績を収め、評価が高く、みんなから羨まれてきた若者ほど、人の本性を疑うことを知らず、自分が求める「優れた能力、他人からの高い評価」に憧れて、それを吹聴する詐欺師に簡単に騙されてしまう。
例えば、オウム真理教の若者たちがそうで、幼い頃から「優秀」と評価された若者たちばかりが、麻原彰晃という詐欺師に、実に簡単に騙されて、大量殺人のような反社会活動に走ってしまった。
私は、麻原が普通の青年だった頃から知っているのだが、彼は奇跡としか思えない空中浮揚の技術に目覚めてから、まるで別人になったように「妄想」で、できあがってしまい、自分を超過大評価するようになった。
統一教会もまるで同じで、優秀な若者ほど、文鮮明の詐欺に簡単に騙された。
文鮮明は、戦前、岸信介がつくった昭和通商という世界最大の麻薬シンジケートのメンバーで、同僚には、同じ朝鮮系の笹川良一(文暁)、児玉誉士夫、賀谷興宣、小泉純也(順一郎の父)などがいて、朝鮮李王朝の復権を画策していた。
彼は、宗教を通じて日本を支配することを計画した。そして皇室にも息のかかった女性を送り込んだ。(秋篠宮紀子)
たとえば、もう40年近くも前だが、名古屋の東区に、銀英という映画館があり、後にストリップ劇場に変わった。
友人と訪れたのだが、マナイタ本番ショーが始まる前に、突然、若い女性たちが10名くらい入ってきた。「いったい、何事が起きるのか」と、みんなびっくりするとともに、わずかな期待もあった。
だが、マナイタ本番が始まると同時に、リーダーが「見よ、これが悪魔の所業だ!」と叫んだ。
次に、彼女たちは一斉に出ていってしまった。
結局、わかったことは、彼女らが、守山区にあった統一教会洗脳施設から、この社会がどれほど悪魔に汚染されているかという現実を見せつける洗脳工作に動員されていたということだった。
そこにいた、スケベ心に満ちた我々は、すべて悪魔の手先だった。「わしゃ悪魔じゃ、ウヒヒヒ」と彼女らに迫りたかったが、残念ながらその前に出ていかれてしまった。
統一教会でも、優秀な国公立大の若者は「原理研」という特別のエリート集団に組織される。そこでは原理講論という教科書が用いられていたが、その中身は、ヘーゲル弁証法の劣化版だった。だが、優秀を洗脳された学生たちは、文鮮明が神のように真理を知っていると勘違いさせられ、オウム真理教と同じように盲信によって組織化されてしまった。
実は、1980年代、国際勝共連合を、岸信介、文鮮明、中曽根康弘らが結成したとき、自民党の選挙応援を、原理研が担い、当選御礼として、議員秘書に採用され、当時、キャリア試験に合格していた者たちは、推薦されて官僚になった。
その行先は、防衛・司法・文科・大蔵などで、黒川弘務事件のとき、副島隆彦は、日本の検察官、裁判官の4割くらいが原理研出身者に乗っ取られていると指摘した。
原発関連で政府の利権に迎合する判決を出している裁判官や、袴田事件で、再審無罪でも自分は真犯人だと信じていると漏らした畝本直美検事総長は、原理研出身の可能性がある。
それは、幸福の科学や創価学会でも同じで、宗教団体というのは滅多矢鱈に権威が大好きで、人間の外にある虚構を、権威に対する畏怖をもって無条件に崇拝するように洗脳される。
それが、すべての宗教に共通する本質であって、例外など存在しない。
「優秀」 と幼い頃から評価されて、心の隅に優越感を構築してしまった若者ほど、権威を畏怖し、盲信し、簡単に騙されてしまうのである。
みんな、凄いものを見たい。成功体験を知って感動したい。羨ましい体験を知りたいのであって、他人の失敗事例や、転んでコケたなんて記事を見ても元気が出ないのだ。
「神」の姿に触れてみたい。感動してみたい。体験してみたい。「奇跡に打たれて」みたい。特別な経験をしてみたい。
宗教団体は、みんな、こんな興奮を与えてくれるという幻想を宣伝して、信者を集めるのである。
みんなが見たい、読みたい記事とはどのようなものかをいえば、ちょうど成功している映画や番組を見ればわかる。
巨大な集客力を示す、「売れる映画」とはなにか?
それは「凄い」ものだ。この「凄さ」こそ、人々が求める本質だ。
中国人を見れば分かりやすい。中国では凄くなければ価値がないのだ。ドニーイェンも、ジェットリーも、凄いものを見せてくれる。だから売れる。
凄みがなくても売れる映画といえば、昔はあった。東京物語とか23の瞳とか、でも、隣のトトロも、客の興味は妖怪の凄さだ。火垂るの墓も、本当は凄い物語だ。ナウシカも、アシタカも、みんな凄い。
客は凄さを見に寄ってくるといってもいい。もう23の瞳や青い山脈は売れない。
今では、凄さがないと人々は納得しないのだ。
だから、私が自分のろくでもない落ちこぼれ人生をブログで紹介すると、みんなウンザリするだけ、もう私のブログなど何の関心もない。
「上を向いて歩こうよ」
凄いものを探しながら…。UFOなら申し分ないかな。格闘技でも凄みがないと集客力がないから、ブレイキングダウンなんか、凄い連中ばかり集めている。
角田夏実の巴投げは凄いな。藤波朱理の連勝も凄いな。大谷翔平も凄いな。
でもその影で、普通の選手たちの努力が薄まって見えてしまうようになった。
強くなければ納得しない。凄くなければ納得しない時代なのだ。
でもね、誰もが「凄い価値」を求めて、「上を向いて歩いている」時代。
それは、人々が「優秀さ」に洗脳されていることを意味している。こんな価値観が若者たちを洗脳しているとすれば、「凄くない」人生が顧みられなくなってしまう。 凄さをアピールして若者たちを洗脳する、新たな宗教も出てきそうだ。
「凄いもの病」にかかっている若者たちは、簡単に洗脳されてしまいそうな気がする。
私のように、「凄さ」の対極にある、ありふれた本当の真実を求めるブログなど、何の興味ももたれず、若者たちにも相手にされない。
だから、どんどんアクセス数が減ってゆく一途だ。
東京物語に見えるような、ごくありふれたキラリと光るものの価値が、誰にも見えなくなっていないか?
人生にとって、本当に大切なものは、決して「凄いもの」ではないことを思い出す必要があるのではないだろうか?
私は、3月ころの段階で、7月ころに、トランプがエプスタイン絡みのゴシップで政権を追われるという情報を得ていた。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6196006.html
そもそも、福音派でトランプ支持者である「陰謀論者」の代表格だったはずのアレックス・ジョーンズは、すでに十数年前からエプスタインの未成年者性奴隷島の存在を知り、警告していた。
20年前のアレックス・ジョーンズの警告動画です。当時は狂人扱いされていましたが、彼の言ったことはすべて正しく、現実化しています。
https://twitter.com/int_independent/status/1640873226086813697
2002年 Alex Jonesの発言
New World Orderと自称する世界の独裁を目指す組織がある 奴らは世界統一政府 キャッシュレス社会 国境開放 人類を無価値と見なす独裁体制 世界保健を神聖化し、ウイルスを撒いて世界医療独裁 20年前、彼はキチ○イ陰謀論者として誰もが罵倒していた
Mar 28, 2023
https://twitter.com/int_independent/status/1640874191120662528
Alex Jonesは10年以上前からエプスタイン島が存在し、世界のセレブが未成年者セックスに興じていると語っていた つい数年まで誰も信じなかった 以上、事実である Mar 28, 2023
https://twitter.com/TheRightMelissa/status/1640752700118761475
(Melissa Tate) 動画 1分31秒
20 years ago Alex Jones warned:There is a tyrannical organization calling itself The New World Order..that is pushing for: world government, cashless society open borders
complete tyranny will release viruses to force into a medical tyranny 20yrs ago
he sounded like a madman.. in hindsight he was prophetic?
https://twitter.com/desertlife88/status/1640478496752566272/video/1
Mar 28, 2023
こちらに字幕版があります。(途中で音声が途切れています)
https://twitter.com/ShortShort_News/status/1586905021869830145
(ShortShort News) 動画 1分33秒
NBAスターのカイリー・アービングがインスタに投稿した、陰謀論者とされるアレックス・ジョーンズによる2002年の警告動画
Oct 30, 2022
アレックスは、この発言や、小学校乱射事件の情報捏造発言などで、全財産没収判決(1300億円の賠償判決)を受け、自己破産させられた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA
https://www.bbc.com/japanese/63844230
だが、アレックスが十数年前から警告し続けていたエプスタイン・ペドフィリア島の真実が、今年に入って、実際に未成年者のとき性奴隷にされていたバージニア・ジュフリーという女性の証言によって、明らかにされた。
ジュフリーの証言があり、その直後に彼女が殺害されたことで、それまで「小児性愛島の存在など陰謀論者の軽薄な妄想にすぎない」と決めつけてきた大多数の人々が、やっと、それが真実であることを知ることになった。
ジェフリー・エプスタインの性的虐待のサバイバーが証言「14歳のときドナルド・トランプに引き合わされた」
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a38403871/donald-trump-jeffery-epstein-maxwell-court-211202/
バージニア・ジュフリーがトランプに人身提供されたときの年齢は14歳だった。
特権階級は小児性愛が大好き エプスタイン事件の具体的暴露 2025年05月16日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6199388.html
ちなみに、ジュフリーが16歳で性的享楽に提供された相手は、エプスタインの超大物顧客であった英王室のアンドリュー王子だった。彼は、この暴露によって、事実上、英王室の王族としての権利を強制追放された。
https://www.esquire.com/jp/entertainment/celebrity/a42699820/prince-andrew-thrown-out-from-buckingham-palace-by-king-charles-202301/
トランプが、アメリカ大統領の地位を追放されるという情報は、ずいぶんたくさん出回っていて、暗殺の標的になっていて、トランプが絶えず警戒しているとの情報も複数ある。
だが、その犯人を推測すると、世界中の対米貿易関係者だと、ほとんど誰もが思うだろう。今、トランプに延命してもらいたい、まだ支持を続けたいと思っている人は、ほぼいないと思われる。
トランプ退陣は、タイミングの問題だけで規定事実といってもいい。
しかし、7月頃と予想されていたトランプ追放が実現していない最大の理由は、トランプが、アメリカ司法界の、司法長官・FBI長官・最高裁判事など大半の司法セクションを自分の息のかかった人物を送り込んで抑えてしまったことだといわれる。
https://jp.reuters.com/world/us/V2E54CNOQBNARGGBTRESFPCQYQ-2025-02-05/
https://www.cnn.co.jp/usa/35226767.html
https://jp.reuters.com/world/us/PB5JESAV5NLRRFW22WBBSB3NAM-2024-11-07/
私は、トランプが日本で報道されるようになった2016年段階で、この男は狂人であり、人間のクズだと決めつけ、現在まで変わることはなかった。
トランプがいては、アメリカが完全破壊される。アメリカと関係する世界経済までも完全破壊される。
なぜ、これほどアメリカを破壊し続けているかといえば、トランプがロシアFSBから送り込まれたエージェントだからだ。
この事実は、すでに2017年段階で、欧米のメディアが報じていた。
トランプ陣営とロシアの関係示す情報の中心的内容「証明」と2017年3月31日
https://www.bbc.com/japanese/39441275
「KGBはトランプ前大統領を『協力者』として育成してきた」元諜報員が証言。英ガーディアン報道 Feb 1, 2021,
https://www.businessinsider.jp/article/228854/
ロシア――トランプ氏にどこまでもつきまとう醜聞 BBC 2018年9月14日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-39149622
トランプ大統領とは何か?KGBがアメリカに仕掛けたロシア最高傑作「役にたつバカ」である。2025年2月25日
https://note.com/sigotoninja/n/n044b7a2f17e0
私のブログでも、2017年頃から繰り返し書いてきたことだ。
その後、日本国内に、左翼系まで含めて、狂気のようにトランプ絶対的支持をうたう人たちが、無数に現れて私は驚愕した。
私のブログコメントでさえ、トランプ支持者による期待論が書き込まれた。
「いったい、どうなってるんだ!」
と私は叫んだが、彼ら、例えばネット上でトランプを熱烈に支持していたのは、フィフィ、木村太郎、渡邉哲也、櫻井よしこ、堀江貴文、チャンネル桜などだが、驚いたのは、左よりと目されていた、櫻井豊彦とか、田中宇、植草一秀、阿修羅掲示板の常連までトランプ支持を表明していたことだ。
あの「人間のクズ」に何を期待しようというんだ!
まあ、「反共産主義」を主張する、ほぼ全員がトランプを支持したといって過言ではない。だが、そのトランプは、共産主義者、プーチンに操られたロシアの工作員だった。
私に言わせれば、「反共産主義者」というのは、その意味を理解できないほど知的レベルが低いことの証明だと思う。
「共産主義」というのは「官僚独裁主義」がその本質である。理由は、マルクス・レーニンが「一党独裁」を共産主義の条件にしたからだ。
それは、本当の意味での共産主義の本質を表す言葉ではない。反共主義を謳うトランプ信者たちは、実は、悪の代名詞ともいえる「官僚独裁主義」を否定していなかった。
例えば、現在躍進している参政党の神谷宗弊が主張している反共主義は、まさにマルクス共産主義の核心といえる官僚独裁主義(一党独裁主義=全体主義)を体現している。言い換えれば、自称反共主義者こそ、悪の代名詞としての共産主義者なのだ。
逆に、本来の意味での「共産主義」は民主主義の上に構築される体制である。マルクス主義の共産主義とは、本質的に異なるものだ。
マルクス共産主義には民主主義が存在しないのだから。
トランプの求めているものも、文句なしの独裁体制である。トランプは独裁支配が死ぬほど好きなのだ。その意味で、彼は「悪しき共産主義者」である。
だから、トランプは世界の独裁者であるプーチンや習近平を深く尊敬し、自分とともに三位一体の「天下三分の計」を構築しようとしていた。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6199895.html
世界は、まさに狂人支配に屈しようとしていた。
だが、この三人には、はっきりと老人性認知症が忍び寄っていた。地球社会を狂人政権が支配するビジョンだったのだが、実は、認知症政権による支配だった。
まともな思考能力のある人たちではないのだ。そこにあるのは認知症の強欲だけだ。
習近平については、すでに昨年7月に張又侠に統治権を奪われて、現在はメンツのためのお飾りにすぎない。まだ残党支持派との決着がついていなくて、武力衝突が続いているが、10月の四中全会で全面退任が規定事実である。
プーチンについても、すでに娘への権力譲渡が決定しているといわれる。
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11694
トランプも、いくら司法界を支配したつもりになっていても、個々の裁判官や政府関係者の良心を完全に統制することなど不可能だ。
現在、アメリカ政府内部から、たくさんのトランプ排除の動きが見えているので、もう余命は長くないだろう。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250517/k10014808441000.html
結局、大衆の支持のない虚構の権力など、延命できる力があるわけではない。トランプは完全に、アメリカ国内でも世界からも見捨てられた虚構にすぎない。
もうQアノンに騙されてきた人たちも、何が真実だったのか、生活の困窮によって思い知らされていることだろう。
問題は日本だ。
日本は、上の方に述べた、悪い意味での「共産主義国家」である。
財務省官僚たちによる独裁国家なのだ。自民党も財務省官僚たちのパシリでしかない。財務省官僚は、ほぼ全員が東大法学部出身者で、経済学を理解している者が一人もいないと、故森永卓郎が指摘していた。
だから徹底的な「庶民からの金むしり取り主義」で、ケインズ経済学における生活者需要を理解できなかったことで、消費大増税という世紀の愚策を決行し、日本経済を破壊している。
はっきりいえば、消費税さえ廃止すれば、どんなバカが政権をとっても経済は奇跡的に回復する。
ただ、今の石破政権は、それさえ理解できない究極の弩阿呆政権なので、岸田文雄と同じように社会から追放されることになる。
「どんなバカが政権をとっても…」消費税を廃止するだけで、日本国民の熱狂的支持を受けることになる。
仮に、参政党の神谷宋弊が政権をとって、消費税を廃止すれば、たちまち国民の圧倒的支持を受けることになり、それがとてつもない恐ろしい結果を招くのだ。
神谷のやろうとしている体制変革は、一党独裁のまさに悪の共産主義である。
それはナチズムと同じものだ。山縣有朋体制への復古といってもいい。再び、修身授業が復活し、天皇制絶対権力を賛美する時代がやってきてしまう。おまけに、次期天皇候補は、あの悠仁だという。
そこまで、日本国民は馬鹿ではないと信じたいが、今の日本の言論界を見ていて、「この人なら信頼できる」という優れた人格が、まるで見当たらない。
みんなネットの莫大な情報カオスのなかで、何が真実か理解できないまま、虚構の世界を右往左往しているようにしか見えない。
私には、日本国家が滅亡してゆくビジョンしか見えないのだ。
もし、そうでないとすれば、原子力発電の恐ろしさを理解しているグループのなかからしか、まともな指導者は登場しないと思う。
先に余談
スマホを紛失したとき、冷静さを失って、175円でスマホ位置情報を教えてくれるというサイトにカード情報を書き込んでしまった
https://goandfind.digital/
https://tracelo.com/en/
フィッシングサイトだが、1ヶ月後に、6000円近い請求があった。もちろん位置情報は一切来ていない。悪質な詐欺師だ。日本人かは不明だが、中国人ポイイメージでもある。
トラセロという企業は、投資詐欺が主力らしい。さまざまな詐欺に手を出している。証拠を掴まれないよう外国に拠点がある可能性が強い。
https://www.kindanmoney.com/tredero/
2025/07/16 TRACELO.COM FKUZ4Y4 5,995円 (6477993220)
2025/07/20 TRACELO.COM* ACCESS 87円 6477993220)
2025/07/20 TRACELO.COM* SERVICE 88円
(6477993220)
カード会社にメールしたが、まだ連絡はない。みんなも騙されないように
登録停止するまで毎月6000円支払うことになっているらしい。
すでに7月16日、気付いた直後、フィッシングサイト報告してあるが、まるで何も変わらない。もしかしたらフィッシングサイト報告のサイト自体が、詐欺師の運用なのではないだろうか?
カード会社に連絡したら、トラセロには会員解除手続きがあるので、自分で解除しろ、不正請求は、自分で返還交渉しろときやがった。ふざけるなよ、不正請求保険があると安心してたが、自分で交渉しても返還に応じるはずがないだろう!
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ここから本番
日本人は、とても勤勉で、探究心が強い。手掛ける事業は、金儲けというより探究心(好奇心といってもいい)を満たしたい気分から行われることも多い。
世界で、もっとも好奇心の強い民族なのかもしれない。
IQの本質は好奇心であるから、日本人のIQは世界一ということになっている。
https://sekai-hub.com/posts/iq-ranking-2024
その結果、日本には凄いものがたくさんある。しかし、それが評価されてノーベル賞を授与されるような結果になるケースは極めて少ない。
大半の技術、成果が、誰にも評価されずに、その人の死ととともに忘れ去られてゆくのだ。
かくいう私も、20年以上前から、トイレ浄化槽システムについて研究していて、一人住まいの我が家には水洗トイレが3つあり、手作りの浄化槽が2つある。
我が家の屎尿は、自作浄化槽を経て、排水をすべて畑に流している。
だが、屎尿の悪臭は一切ない。EM菌を使って浄化していて、一つの浄化槽はかなり高度な浄化を行い、排水で金魚などを飼育していた。
その気になれば、飲用にしても問題ないレベルだった。
なお、浄化槽にユスリカが発生したときは、ただちにデミリン発泡錠を入れる。二次槽に、カダヤシを繁殖させてもよい。
金魚は、異常なほど元気で大きくなるのだが、サギが飛んできて全部食べつくしてしまうので、結局飼育をやめてしまった。
公共上下水があるのだが、一切利用していない。井戸と自家製浄化槽だけだ。
ただ、汚泥ポンプやエアブローの位置がズレたりして不具合が生じると、たちまち、メタン菌の悪臭が漂うことになる。
ブローと汚泥送水を正常化すれば、すぐに悪臭が収まる。
簡単なメカニズム言うと、2つ目の浄化槽は、屎尿一次槽と浄化二次槽の2つしかない。最初に作ったものは、いろいろ考えすぎて、複雑で規模の大きなものだったが、そんなものは必要なかった。
200リットルの一次槽には、EM菌培養液が、初期値で40リットルほど入れてある。あとは、一ヶ月に20リットル程度追加してゆく。
EM培養液とは、20リットル40度の湯に、1リットルの廃糖蜜とEM1号モルト0.5リットルを投入、撹拌して一ヶ月ほど放置したものだ。数日に一度は撹拌して、気泡を出す手間がいる。
一次槽に屎尿が入ると、常時エアブローで曝気しているEM培養液のなかで分解が始まり、オーバーフロー液が二次槽に入る。
二次槽も常時曝気していて、オーバーフローが畑に流れる。
二次槽から一次槽に、1時間に10分ほど、汚泥ポンプで処理液が戻され、同時に、それが一次槽の撹拌にも関与する。
二次槽のタンク内には、菌床を固定するための網などがたくさん入っている。ちょうど漁礁のようなものだ。
このシステムの技術ポイントは、汚泥ポンプが詰まりやすく、取り出して洗浄するのが手間なので、詰まらないためのストレーナーを自作することだ。
私の場合は、たくさんの試行錯誤の末、50センチ四方の大きなステンレスの網でストレーナーを作っていて、この二年ほど、詰まらず安定稼働している。
曝気エアブローには、埼玉の柳田ファームからいただいた多孔管を使っている。
https://yanagida-farm.com/
この20年間、汚泥ポンプとエアブローのトラブル以外は、ほとんど問題が起きていない。浄化槽の周辺には、清浄な「気」が漂っていると私は思う。
最初、この浄化システムを紹介していただいたのは、大玉村の菊池さんという方だが、福島放射能事故以来、疎遠になってしまった。
菊池さんが持ち込んでくれたのは、高島康豪博士の開発したEMBCだったが、今では高価すぎて購入することができず、普通のEM1号を使っている。
性能は、圧倒的にEMBCが上であるが、EMでも大丈夫だ。
https://shop.daichinohibiki.com/esp/prdT-04.html
EMBCを使うと、凄まじい浄化機能(複合発酵)が起きてしまうタイミング(10~20分程度)があり、すると浄化槽内の固形汚泥が完全に消えてしまって、クラックから染み出すのか、内部の汚水がどこかに消えてしまうのだ。
学問的に公開されていない、本当に不思議な奇跡的浄化があることを私は何回か確認したが、EM菌モルトでは、その現象は成立しない。
あの汚泥はどこに行ったのか? まるで異次元の世界にテレポートしたとしか思えないのだが、こんなものすごい奇跡的現象が、話題にもならない日本の科学とは、いったい何なのか? たぶん、企業利権が絡まないと情報が隠されるシステムがあるのだろうと思う。
私の浄化槽は、屎尿をほぼ完全に分解し、一切の悪臭が出ない仕組みで、すでに20年を超える実績がある。たぶんインドなどの河川汚水を浄化して飲用水に変えることも可能なはずだが、高島さんにも、柳田さんにも、もちろん私にも、どこからも声がかからない。
EM処理排水を流している畑は、とりあえず、異変は見られない。悪臭もないし、肥料はほとんど使っていないのに、作物も普通にできている。
最近は、うさぎが居着いてしまって、片っ端から草を食べている。
EM菌については、これを「疑似科学」と攻撃する片瀬由美子のような人物がいる。
https://www.d3b.jp/society/2956
私は、彼女こそ企業的利権や「科学」の既成観念に囚われたトンデモ論説だと思う。それは自分が20年以上使用してみて、微生物浄化の真実を思い知らされ続けているからだ。
ドイツ医学=論理学では、医療は、「検査→診断→治療法プロトコル確立→投薬、手術、リバビリ」のプロセスがシーケンスに並んでいて、そのどれを外しても医療は成立しないと決めつけられている。
片瀬のガチガチに硬直し、学問利権のなかで決めつけられた科学のプロトコルでは、測れない真実があるのだが、彼女は、たぶん死ぬまで理解できないだろう。科学という宗教の狂信的信奉者なのだから。
まあ、自分が発癌したときは、ドイツ医学の論理拘束を信奉してみてもらいたい。そうすれば、EMを疑似科学と決めつけた愚かさの意味を思い知ることができると思う。
まあ、片瀬由美子のような、独善的な「科学的方法論」を持ち出した自称科学者がたくさんいる日本では、私の浄化槽研究も20年以上の実績も、評価されることは永遠にないだろう。
EM菌を、皮膚常在菌と同様に、水虫や創傷治療に使っている私を理解できる人も一人もいないだろう。
「得体のしれない、愚かな人物」と見なされて生涯を終える日も近い。
しかし、片瀬には、EMの熱烈信奉者が30年近くにわたって数十万人もいることが、どうして理解できないのか本当に不思議だ。
これだけの人々が、数十年にわたってEMを使い続けていることの意味を、どうして理解できないのか実に不可解だ。ま、統一教会存続の秘密も同じかな?
さて、自分が目撃したEM菌浄化システムは、私は下手なノーベル賞よりも桁違いに価値の高い発明だと信じている。
また高島康豪の「EMBC複合発酵」は、もしも真実が知られたら世界中が仰天するほどの凄まじい驚愕を含んでいると私は思う。ノーベル賞の1つや2つでは足らないのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E7%94%A8%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E7%BE%A4
だが、今は、ほとんどの人や権威から相手にされていない。教科書にも載せてもらえない。だからこそ、真実や本質を見抜ける人にとって、資本の論理から自由に使うことができる。
私は、ある瞬間に凄まじい勢いで、有機汚泥を分解し、行先のわからない、「あの世」に送ってしまうEMBC複合発酵の奇跡を目撃し、地球の知られざる驚異的な浄化システムの一端に気付かされた。
「かあさん、ボクの麦わら帽、どこに行ってしまったんでしょう?」
この技術は、ほとんどの人が知らないままなので、今後、生活を根底から革命してしまうような、とてつもないテクノロジーに発展する可能性があると思う。まあ、誰もしらないまま人々の記憶から失われる可能性もあるのだが…。
日本には、EMBCのような、みんなが知らない、とてつもない技術がたくさん隠れていると私は思う。
これは「神の領域」だ。
たとえば、何回か書いたが、私はヤマギシズム豊里実顕地販売所で購入したイチゴに衝撃を受けた。まさに「神の雫」と思った。
こんな恐ろしい食べ物があるのか、と驚愕させられた。
私は半世紀前にヤマギシズムの特別講習研鑽会を受講した。このときの山岸のリーダーは、毛沢東思想派だった私の思想的教師ともいうべき新島淳良だった。
このとき伊賀実顕地で食べた卵の味も生涯忘れることのできないほど衝撃的なものだった。
https://goandfind.digital/?country=jp&l=ja&gad_source=1&gad_campaignid=22378704172&gbraid=0AAAAAC4bA4BahNwZ-croECtWuXlg0AAbU&gclid=Cj0KCQjwnovFBhDnARIsAO4V7mDjXbZtKMF1UlUUNNJSwUrHD4vaLN82cKA_EvZyz0KtSEmeM26oiekaAhP6EALw_wcB
ヤマギシ会は、まるで赤軍派のような奇っ怪な犯罪集団ということにされている。
https://rekisiru.com/22724/3
確かに、問題を感じて脱会の意思を固めたとき、全財産を奉納してしまったものを返して欲しいという問題が、まだ未解決で、訴訟をするしかない。
だから、私も結局入らなかった。また全体主義的な強要の問題もある。
この新自由主義の社会で、ヤマギシズムのような共同体が成立する条件は極めて過酷である。
しかし、「循環農業」を目指してきたのは事実であり、素晴らしい農産物を生産供給していることも事実だ。
豊里のイチゴを食べて、衝撃を受けたのは、まさに循環農業の真髄に触れたからだ。私は、循環農業のなかに、まだデータ化されていない、なにか特別な秘密が隠されているように感じる。
日本の技術的集積の結果、農業では青森木村さんのリンゴも有名になっている。これは、たぶん福岡正信式、無肥料・無農薬・無耕起のものと同じで、全国で数十軒の農家が実践している。
私も目指したが、とても真似できるものではなかった。そもそも、土作りだけで10年はかかるのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E7%A7%8B%E5%89%87
私はブラジル、サンパウロ郊外で、無耕起、無肥料栽培を実践してきたSさんから直接、真髄技術を伺ったことがある。
方法は、畑に幅と深さ50センチくらいの溝を、2m間隔で全面に掘る。土地にミカンやまんごーなど果実の皮を大量に重ね、これを5年間放置する。
すると好気性土壌菌が繁殖して、土地がフカフカの土壌になる。
ここに作物連鎖を考えて、根の深いオクラ・大根・ごぼうなど耕作をするのだが、すべて根の通気性を向上させる目的だ。
10年目くらいから、やっと目的作物の栽培に入るというものだ。
溝は雨水を溜め込むことと、土壌通気性のために掘る。好気土壌では、フカフカの土になる。
この畑には、人間以上の重量物を入れてはならない。土が締まっってしまうからだ。だから、ほぼすべてが手作業になる。
私には無理だったが、上のような仕組みの畑を作ると、害虫も発生せず、循環農業の真髄が成立するのだという。
ものすごい性能の農業機械も結構だが、人類の未来は高機能・高精度機械なのか、自然農法の技術なのかと問うなら、私は後者だと思う。
最初に余談
8時半頃、遠州灘でM6.1が発生した。ところが、不思議なことに数十分後に、M4.6に規模が小さくされてしまった。エネルギーで言えば50分の1くらいだ。
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20250818083333.html
こんなエネルギー規模の変更など、見たことがなかったので、気象庁が何らかの事情で意図的に事実を矮小化したのではないかと思った。
遠州灘は、東海地震、南海トラフ地震の想定震源域なので、法令で警戒宣言が出ることになっている。
M7以上だと、国が「警戒宣言」を出して新幹線や高速道路を封鎖する義務が成立してしまう。M6以上は明文化されていないが、警戒情報を出すことになっているはずだ。
ところが、もし警戒情報でも出してしまえば、無為無策で、何もしなかった場合、もしも巨大地震の被害が発生したときに、訴訟を起こされて国に賠償義務が出る可能性がある。
今はお盆の帰省タイミングで、新幹線も高速もフル回転なので、もし警戒情報を出せば、てんやわんやの大騒ぎとなるのは必至だ。
そこで、気象庁が意図的に、遠州灘・南海トラフ震源域ズバリのM6.1をM4.6に矮小化したのではないかと、私は疑っている。
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ここから本番
高校生のとき、社会科学研究会で、エンゲルスの「フォイエルバッハ論」が語られた。
https://wpll-j.org/mcgtext/annai/engels.html
執筆されたのは1888年というから、137年ほど前だ。今から半世紀以上前の当時は、マルクス主義研究が戦後、もっとも盛んだったころで、日本中でエンゲルスが読まれ、若者たちは岩波文庫を片手に連日連夜、激論を交わしていた。
「空想から科学へ」「家族国家私有財産の起源」「フォイエルバッハ論」などは、若者たちの基礎教養だったといえる。
今のように、鬼滅の刃もなければ、北斗の拳もなかった時代だ。弁証法を知らざるは、知性の欠如を示すものだった。
若者たちの教養も、ずいぶん変わったものだと嘆息してしまう。
私は、「家族国家私有財産の起源」と「フォイエルバッハ論」こそ、若き私の思想的源流になったと確信している。
今でも、私の書いているブログは、このエンゲルスの著書から巨大な影響を受け続けていると思う。
それは、私の民俗学研究志向を作り出してくれた。そして、私の周囲にあった宗教的形象への疑問を解決してくれる考え方だった。
なにせ、向かいの家の田中さんが、早朝から深夜まで、「南妙法蓮華経」の大合唱で、勉強に集中できなかったし、我が家でも母親が解脱会に入って、般若心経の読経を続けていたし、葬儀や法事があり、神棚があり、仏壇があったが、私にはその合理性がまるで理解できなかった。
「神棚や仏壇など、ぶち壊してしまえ!」と内心思っていた。
「宗教って、いったい何なのさ?」
この疑問に真正面から答えてくれたのが、フォイエルバッハだった。
フォイエルバッハ『キリスト教の本質』あらすじと感想~マルクスに強い影響を与えた作品!「人間が神を作った」と主張するフォイエルバッハ 2022年7月26日
https://shakuryukou.com/2022/07/26/dostoyevsky858/
https://tetsugaku-life.com/2019/04/29/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E7%9A%84%E7%84%A1%E7%A5%9E%E8%AB%96%E3%81%AE%E6%BA%90%E6%B5%81/
ネットを見ていると、フォイエルバッハの解説に、宗教的歪曲を加えた不可解なものが多いので、とりあえず、私が当時、理解していた本質的解釈を述べる。
神とはなにか?
それは、人の心が作り出したものであり、人の外側にあるものではない…ということだ。
ほぼ、すべての宗教は、人間の外側に、超人間的な偶像を設定し、それを崇拝させ、人間の外側に、人を救ってくれる権威が存在するかのように人々に思い込ませるシステムだ。
フォイエルバッハは、人の外側に神があるわけではないと言った。神は、苦悩する人の心が、あたかも人の外に救済手段があるかのように、幻想=妄想を作り出してしまう結果だと指摘したのだ。
すなわち、神は、人の外にではなく、心の内側に生み出されるものであった。
モーゼもイエスも、このことを十分に理解していて、十戒の二項に「偶像崇拝の禁止」を明記し、これを絶対的に守るように言っていた。
ところが、「キリスト教」が成立すると、たちまち、それはキリスト像やマリア像など偶像を作り出して、それを崇拝させるようになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%81%AE%E5%8D%81%E6%88%92
死海文書に出てくるグノーシス派のイエスは、とりわけ偶像崇拝を強く拒絶する思想集団だった。
だから、死海文書や、戦後エジプト発見された聖書、トマス福音書では、イエスは「石をどけても私はそこにいる。薪を割ってもそこにいる。石造りの建物に私はいない」と言い、教会キリスト教を厳しく否定している。
バチカンは、これを恐怖して、死海文書もトマス福音書も「偽書」と決めつけ、隠蔽してしまった。
フォイエルバッハは、神を心の外側(外にある偶像)に望む心とは、心の内側にある、苦悩であると指摘した。
簡単にいえば、宗教は人の苦悩が作り出す虚構であり、自分のなかで解決できない苦悩を、自分の外側の偶像に解決を求めるシステムだということだ。
これを知り、私は救われた。
私は、小中学校でひどいイジメにあって、心がいじけてしまっていた。強烈な鬱病になってしまい、絶望のなかで暮らしていた。
このとき、私は、自分を救済してくれるなにものかを、自分の外側に期待していた。それは、ときに荒唐無稽な幻想や妄想だった。
自分が超人になったかのように、さまざまの妄想を重ねた。虚構の強い自分を作り出していた。
鬱病を経験したことのある人ならわかる。
解決できない苦悩に苛まれると、人は、あらゆる希望を失い、まず視界の色彩が消えてゆく。普通に見えているつもりなのだが、心のなかでは色彩が失われ、灰色の世界が広がっていた。
次に、見ているものの秩序が見えなくなる。例えば、どんな汚れた場所、ぐちゃぐちゃに乱雑な場所であっても、それが汚いとか、異常だとかに気づく認識が失われ、カオスのなかにあっても平然としているようになる。
片付けようとか、見栄えをよくしようとかが思い浮かばず、ゴミ屋敷であっても異常を感じなくなる。
暗闇の世界に閉じこもって、出てこられなくなってしまうのだ。
ただ、飯を食うとか、排泄するとか、眠るとかの基本的な生命現象維持だけはできる。世間体を飾りたいとか、他人に嫌われたくないとかの価値観はひどく薄くなってしまう。
こんな鬱病世界に生きていても、もしかして、自分を救ってくれるものがあるかもしれないという蜘蛛の糸のような希望は、残っている。
私にとって、ブログを書き続けることだけが、かろうじて私を支えてくれる蜘蛛の糸だった。
こんな鬱病状態の人がどれくらいいるのかというと、表向き約400万人だが、実際には、程度の差こそあれ、1000万人くらいはいると、私は思う。
人は苦悩する。イジメられたり、失敗して糾弾されたり、求める希望が得られなかったり、愛を欲しいのに得られなかったり、不本意な評価を受けたり、さまざまな理由で、人は苦悩する。
苦悩というのは、自分の心の内側、自分自身で解決するしかないものだが、ときに、自分の外側に解決の手段があるかのように、人を欺くものがある。
それが宗教だ。与えられたことだけをこなす人生しか知らない若者は、とりわけ宗教に取り込まれやすい。
人を疑わない素直な心の持ち主も、簡単に騙されやすい。
オウム真理教に洗脳されてしまった若者たちは、幼い頃から優越感を心の支えにしてきた者たちだった。
「自分たちが特別な存在でありたい」という優越要求が信仰に変わって、麻原の妄想を疑うことなく、反社会活動に引き込まれていった。
統一教会に洗脳された若者たちも、世間知らずで、優越感に生きてきた者が多かった。疑うことを知らなかったのだ。幸福の科学も同じだ。
創価学会の場合は、少し違う。あれは在日者たちの生活互助会の役割があり、宗教を通じた連帯感と、経済的安定が信者を引き寄せた。
宗教でなくとも、赤軍派や新左翼党派も似たようなメカニズムだ。優越感という土台は、洗脳にひどく適している。
自分自身の疑い深い思索が、人間の外側にある権威を容易に信用せず、その本質にある生成のメカニズムを理解し、社会や自分の人生に役立つ真実を見抜く目を育ててくれる。
私の場合は、ひどい鬱病から自己疎外を起こし、妄想の世界をさまよったが、結局、自分に還ることができた。
権威そのものが嫌いで不快だったから、人間の外側にある偶像に騙されて盲目的に洗脳されることはなかった。
その私から見て、すべての宗教信者が宗教に取り込まれる原因は、生活や人間関係の苦悩である。フォイエルバッハの指摘どおりだ。
苦悩があると、人の外側に、それを救ってくれる権威を求めるようになるのだ。
宗教だけではない。天皇制だって同じだし、セレブやエリートの優越感や階級意識だって同じものだ。
人は権威に騙される。その偶像を崇拝するようになる。真実が見えなくなる。
学歴や権威、蓄財やセレブ生活に憧れ、他人を見下すことに快感を得られると信じるようになる。
今、本当にあるものは、生きている自分と、生活だけなのに、虚構にすぎない権威や蓄財、偶像に振り回される人生を送るようになる。
何が真実なのか、見抜く目だけが自分を守ってくれるのだ。
私が70年以上を生きてみて、最大の感想をいうなら、人間社会を定めているものは「洗脳」であるということだ。
それも、メディアや教育、周囲の発言、書籍などだけでなく、誰も気づいていない異世界の関与した洗脳も含まれる。
ありとあらゆる常識が社会を支配し、人々の意識を定めているのだが、その90%は、行動様式であり、すなわち与えられ、教えられ、囁かれた「洗脳」であるということだ。
ジェンダー問題だって、自分が女であるか男であるかを定めるのは、洗脳以外のなにものでもない。
かつて、インドなどで、狼に育てられた少女が、成長してから発見されたのだが、人間社会に順応するためには、あまりに大きな体験上の大きな障害を抱えてしまっていた。
彼女は、死ぬときまで、自分が人間であるという自覚を持てなかった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%81%A8%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%83%A9
犬に育てられた猫が、自分を犬だと思っている様子も公開されている。
https://eureka.tokyo/archives/377502
自分を女だと思い込んでいる男、男だと思い込んでいる女など、あまりに多すぎて話題にもならないが、それをバイデン政権が「ジェンダーフリー」と称して取り上げはじめたのが、ジェンダー法案の始まりだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E7%9A%84%E6%8C%87%E5%90%91%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%AE%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%AE%E5%A2%97%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B
実は、性自覚意識を定めるのが、なんであるのかは、まだはっきりしていない。自分の肉体的な意味での性的特徴の自覚から、社会的な評価と行動、周囲による評価などが、知らず知らず性意識を自覚させ、洗脳してゆく。
しかしながら、肉体的特徴に反感を抱き、性への違和感を感じ続ける理由について、前世、過去生の体験が現世を拘束しているという意見もあって、それには一定の説得力がある。
ここまでは誰でも理解できると思う。しかし、私は霊的存在としての人間が、我々の想像よりも、はるかに大きな力を持っていることを思い知らされてきた。これを理解できる人はひどく少ない。
体験からいうと、30歳代のとき、奥名張の国見山を登るつもりで近くで車泊した。このとき、突然、脳内の一部が硬直し、頭痛がするようになり、そのときから自分の性格が極端に変化したことを感じた。
私は暴力団員のような戦闘的な意識になり、暴力団と木刀を持って立ち会おうとした。また、出会うあらゆる人に悪意的な因縁をつけようとした。
数年間続いたが、ある夜、夢に祖父が出てきて、頭のなかに手を入れて、ガキンという音を立てて、憑依霊を外してくれた。それから、元の普通の私に戻った。
このときの経験で、私は、霊憑依現象があることを確信した。
その後、私は奥名張の車泊場所で、大阪の暴力団員が首吊り自殺したことを知った。それを見て、私は自分におきた事象の意味を理解することができた。
また、私に嫌がらせを続けている自称富士宮市、萩敦彦の超執拗な誹謗中傷攻撃を見ていて、この男は間違いなく悪霊の憑依を受けていると確信した。
20年以上もの悪意の連続は、まともな人間性とは思えず、これほど執念深く嫌がらせ繰り返すのは霊的問題しかありえないと思った。創価学会員の霊的集団の意思を感じた。
どういうことかというと、私は「霊媒体質」で、死んだ人の霊に憑依されやすい。もしかしたら私に固有の現象かもしれないが、これまでの人生経験の数割が、憑依現象と関係あるような気がしている。
それは、絵を描いたり、楽器を弾いたり、あるいは性的妄想に浸るときなどに、自分が女性の霊に影響されていると感じることがある。
ときに、いわゆるハイ現象になって興奮の極地になって演奏することがあった。
しかし厄介なことに、人間には「逆洗脳」もあって、私は小中学生のとき、同級生の朝鮮系ヤクザ子弟からひどいイジメに遭って、PTDSトラウマを発症し、容易に鬱病を発症するようになった。それは、習性になってしまう。
これは、現実世界から逃げ出したいという望みが、異世界の解放された自分の妄想を作り出し、現実逃避による虚構の自分を作り出してしまう結果を招いていた。
例えば、「自分が美しい女性だったなら」、と妄想し、そのように思い込んでしまうようなことだ。
これが「逆洗脳」として作用し、妄想世界に浸り込んでしまうことがある。
PTDSは、いつでも現実逃避を作り出すのだ。
私は、間質性肺炎→肺線維症になったとき、自分の将来が存在しないことを知り、ひどい鬱病を発症し、現実逃避の世界に入り込んだ。
私は、実は男性である自分よりも、女性であったほうがしっくりくるという問題に、子供の頃から悩まされてきた。
だから男性として結婚して父親になるというビジョンに、とうとう迎合できなかった。
この年になるまで、一度も結婚せず、父親にならなかった理由の一つは、自分自身のパーソナリティにしっくりこないという問題がある。
自分の精神性、価値観を振り返ると、女性であったほうが違和感が少ないのだ。
まあ、私は蛇年生まれで、執念深い性格と言われてきたのだが、確かに、いつまでも問題を引きずってクヨクヨする内向的な性格に苦しんできた。
自分は、父親になるよりも、母親になったほうが、向いているかもしれないし、男としての性欲よりも、女性的、受動的な性欲に憧れを感じる。
かといってトランスジェンダーになってチンチンを切断するほどの勇気もないし、環境によって定まった男性としての観念に拘束されていることもわかっている。
もしかしたら、私は、ごく単純な現実逃避に迷い込んでいただけかもしれないのだが、一方で、過去生に私が女性であった証拠が、少なくなかった。
それは歩き方とか、感受性とか、孤立感とか、他人からの視線を意識するとか、さまざまだ。
今では、今生でのトランスは諦めて、せめて來世、女性として生まれ子どもを産んで育ててみたいと思うこともある。
しかし、このような性的自覚は、私の住む中津川市のような封建的社会では、嘲笑、迫害の対象になる。
この土地では、普通の人と違うと判断されると、激しく迫害される。いわゆる常識人であることを強要される社会だ。言い換えると、「保守風土の社会」なのだ。
住民は、トランスジェンダーを見ると、「人と違うことをやっている」と恐怖を感じて、心を閉ざして軽蔑し、排斥しようとする。
誰もが、周囲にあるあらゆる存在を「理解可能なもの」としておかないと安心できない。新しいもの、異なるもの、違和感を感じるものを強烈に排斥しようとする。
いわゆる異端者狩り=魔女狩りを行う社会であり、議員も、選挙で保守系だけが選択される。それは心が自由なはずの若者たちでさえ、そうなのだ。
https://www.youtube.com/shorts/RD83xmUzAas
まあ、トランスジェンダー法案が通ろうが、日本全体が理解できないものを排除する「魔女狩り社会」である現実は変わりそうもない。
それは、神谷宗幣の参政党が大きく支持されるようになって、ますますそうなってしまったと私は感じている。
参政党神谷の思想は、違和感による排斥を利用して、人々を一定の思想枠内に閉じ込めるものだ。
「日本人である以上、天皇を戴くのは当然であり、天皇のために命を捧げる社会と共有すべき思想」
これが参政党、神谷宗幣が我々に押し付けようとしている洗脳である。
魔女とは誰を指すのか? それは違和感を与える人であり、トランスジェンダーであり、ホームレスであり、また共産主義者とレッテルを貼られてしまった人もそうだ。ヤマギシズムも同じだった。
人々は、自分の教えられた価値観で計算できないものを異端者=魔女と決めつけて、排除するのである。
たとえば、鬱病で精神不安定になっている者、学校や会社で虐められて解決の出口が見つからなくて絶望している者、社会秩序の強要に強い違和感を感じている者など、「みんなに従わない者たち」「思い通りに動いてくれない者たち」を意味する。
彼らを理解し、連帯しようとする者は、たぶん滅多にいない。ただ排除しようとする者ばかりが日本社会を動かしている。
阿川佐和子や有本香が、「共産主義」を攻撃し、地上の悪魔のように決めつけている姿を何度も目撃しているのだが、彼女らが共産主義の本当の意味を理解しているとはとても思えない。いどい無知蒙昧にしかみえない。
彼女らは、ソ連や中国共産党崩壊の本当の意味をまるで理解していない。
ただ「自由が束縛される体制」と洗脳されているだけに見える。マルクスの定めた「一党独裁」思想が、腐敗や人権弾圧問題の根源にあることを知らない。 民主主義を破壊する正体が官僚独裁主義であることに気づかない。
現在の日本政治が、財務省の官僚独裁によって日本社会を破滅させていることにも気づかない。
これは上念司や、堀江貴文、渡邉哲也もまったく同じだ。彼らは、自分の反共思想が、一党独裁共産主義とまったく同じ結果を招くことに気づいていない。
彼らは、日本社会がソ連や中国と同じように、官僚制度によって破壊され国民が窮乏していることを理解できないから、完全にピントの外れた反共主義を口にするばかりで、何一つ問題を解決できない。
彼らは、人間が洗脳されて生きていることを理解していないのだ。
そして、その洗脳の根底に、儒教がもたらした「序列思想」があることにも気づいていないし、気づこうともしていない。
「自分は他人より上だ」という高慢な思い上がりと序列主義が、彼らの反共洗脳をもたらしていることも、たぶん死ぬまで、死んでも気づかないだろう。
人間に序列をつける思想、それが上の人間を畏敬し、下の人間を見下す差別ヒエラルキー社会をもたらしているのだが、それは、現実の人間性を反映することはない。
見下される人々のなかに、優れた高貴な人間性があるからだ。真実を反映しない序列主義と社会体制を肯定するために、「洗脳」が必要になる。白を黒と言いくるめる虚構のことだ。
人を差別せず、なんの先入観も持たず、目の前に現れた人に感謝し、連帯する無垢な心を持った人に、序列や差別を肯定するための洗脳が必要だろうか?
「ホームレスは人間のクズだ、トランスジェンダーは異常者だ、セレブは凄い、共産主義者は破壊者だ」 などの先入観を洗脳されていない人には、そんな決めつけはなんの意味も持たない。
洗脳された結果、はじめて意味を持つのである。
「天皇は特別にエライ人だ」というのも100%洗脳である。それ以外の意味はない。
天皇は、生物学的に、我々と何一つ変わりない、同じ人間である。だから、彼らが特別にエライ理由など、洗脳以外に存在しないのだ。
その洗脳は、ホームレスをクズと決めつけるものと、まるで同じ意味しかない。同じ人間の、それぞれの姿なのだから。
我々は、洗脳社会に生きていて、さまざまな価値観を先入観として洗脳教育されている。
このことに気づかないうちは、人間が解放された社会は決してやってこない。
人間は自由だ。誰も、何一つ変わらず、人生を謳歌し、カルマに従って生きるのだ。人間性を毀損すべき特別なものなど一切ない。