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アメブロからの突然の追放排除

2025年08月25日 | これから何が起きるのか?

 8月25日、突然、アメブロにログイン不能になった。最初は、悪意のハッキング嫌がらせかと思ったが、アメブロから以下のメールが来ていた。
 (転載禁止と書いているが、私は永久追放らしいので、ペナルティもクソもない。私の3000のコンテンツを、なんの連絡もないまま、突然、一方的に消去してしまって、何を偉そうに上から目線で言いやがる!)

 account_cs@ameba.jp sendgrid.net 経由 8月25日(月) 17:04 (17 時間前)
 Amebaカスタマーサービスです。
 お客様のAmebaご利用におきまして利用規約違反が確認されたため、規約に基づき削除措置(一部利用制限措置を含む)とさせていただいております。
 今一度、利用規約をご確認のうえ、Amebaをご利用いただきますようお願いいたします。
※違反箇所の関しての詳しいご案内は行っておりません。
【利用規約】
https://helps.ameba.jp/rules/post_104.html
なお、規約違反により、削除措置がなされた場合の記事の復旧等はできかねます。
何卒ご了承ください。
******************************************************************
 引用以上

 一切の説明もなく、突然、3000もの私のコンテンツを消去し、復旧もでさせないときた。もう怒り心頭だ。
 実は、アメブロがこんな傲慢なやり口で、警告もないまま一方的な削除を行うことは以前から知られていた。だから、最初からこうなることは覚悟していた。

 だから、いつこうなってもいいように、5つのブログプラットフォームにリスクヘッジで分散して、同じものを書き込んでいたのだ。
 だから、とりあえず復旧は可能にしてあったのだが、他のブログも安心できない。

 実は、私のブログが削除・排除されたのは初めてではない。4回目だ。
 最初はヤフーブログ、突然、エクスポート機能も用意されないままプラットフォームが廃止され、多くの私のブログが消えた。二回目ははてなで、突然、創価学会工作員によって悪意の讒言が行われ、それを調べもぜずに信じた管理者によって排除された。

 次は、FC2ブログだ。ランキング三位に定着してブログ数が2000に迫ろうとしていたとき、突然、表示停止された。説明は意味不明のものだったが、創価学会工作員による讒言があったようだ。
 そのときは日1万アクセスに迫っていたので、おそらく影響力の拡大を恐れて、原発推進勢力によって排除された可能性もある。
 FC2ブログの監視・監修を、原発推進の電通の子会社が行っていると聞いた。

 これで、過去ログが消されるのを恐れて、私は、5つのブログに分散してリスクヘッジをするようになった。今回は、それがあるので慌てないが、しかしサブブログになっていたライブドアもいつ排除されるかわからない。
 今回、私だけでなく、反ワクチンを主張していたブロガーも同時に排除されたようだ。原発とワクチンを強権で推進しようとしている勢力によるものだ。

 日本社会が、こうした露骨な言論弾圧を行うようになったのは、たぶん2014年の安倍政権である。安倍の番頭である警察官僚の杉田和博が主導して、大規模な言論統制を始めた。
 政権や原発推進に都合の悪い情報を片っ端から削除し、反対論者の言論を、グーグルなどで検索から排除したりしはじめた。
 だから、すでに10年の実績がある。

 例えば、2014年、47ニュースで以下の記事が完全に消えてしまった。

ookuma03








 





 これは、福島原発事故で、事故から一ヶ月目に1000名近い、高度な放射能汚染を受けた遺体が散乱しているという共同通信の記事、こんなものがあっては、フクイチ事故で事故後、急性被曝死者が数千名も出ていた事実がバレてしまうのだ。
 政府も東電も、絶対に隠さねばならない記事だった。

 私のブログも、どれほど無断削除されたかわからず、今回のようにプラットフォームから追放されることも頻繁に起き始めた。
 FC2もアメブロも、結局、政府の言論統制に従順に従っていることになる。
 恐ろしいのは、伊藤詩織事件で、強姦事件が官邸官僚主導で、警察に握りつぶされ、深刻な人権侵害に発展した。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6

https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827932.html

 私の若い頃、いくら自民党が横暴だとはいっても、これほど露骨な事件の捏造や司法介入、言論統制が起きることは少なかった。
 まるで、戦後の児玉機関によるCIA弾圧事件が復活するかのようだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E4%B8%89%E5%A4%A7%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 だが、戦後、CIAによる、とてつもない弾圧事件が相次いでいても、日本は「人情社会」であり、未来への救いがあった。
 だが、今は参政党の躍進に見られるように、すでに人情社会ではなくなっている。
 これから、我々は、人間社会のとてつもない大崩壊を目撃させられるような気がしている。
 


長期被曝の被害

2025年08月25日 | これから何が起きるのか?

 先に余談

 10月開催予定の四中全会で決まる、中国共産党、次期総書記の情報が、汪洋から胡春華に変わったようだ。(鳴霞情報)
 ここでは副主席になっているが、汪洋が総書記になるとの情報はないので、胡春華と胡錦濤の息子である胡海峰がコンビになる可能性が強い。
 胡海峰については、習近平派の忖度も報道されている。
 
 【中国ウオッチ】胡錦濤前主席の息子、謎の厚遇◇劣勢の習近平派が忖度? 2025年06月27日
 https://www.jiji.com/jc/v8?id=2025-06-27-chinawatch
 
胡春華がいよいよ国家副主席へ! 鳴霞中国情報
 https://www.youtube.com/watch?v=KRUZ5fMSLfA

 汪洋が排除された理由ははっきりしている。それは汪洋が民主主義者であり、総書記を全体選挙によって選出することを求めたからだ。
https://www.youtube.com/watch?v=CGi7CfuHLjg&ab_channel=%E6%BE%81%E8%B0%B7%E5%8F%B8%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7

 そんなことをすれば、中国共産党の巨大利権を掌握する上海閥の親玉、曽慶紅が自分の利権を失う可能性が出てくるので、全力で阻止するにちがいない。
 習近平体制を生み出したのは、江沢民派であり、その大番頭である曽慶紅である。
 習近平が王岐山や董宏に命じて行わせた「反腐敗運動」でも、江沢民派の周永康・薄熙来を摘発排除しながら、曽慶紅だけには手を出せなかった。

 これは、習近平体制の背後に、曽慶紅が屹立し、実は、曽慶紅こそが中国共産党最大の権力者だったことを示している。曽慶紅の存在を無視できる者は、中国共産党には存在しない。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%B9%87

 その曽慶紅が、胡錦濤・温家宝らの長老組と手を組んで習近平の追放を行ったが、温家宝が汪洋を次期総書記に推薦したことに強烈な反感を見せた。
 それは、汪洋が中国共産党(共青団)きっての民主主義者だったからで、汪洋に政権を任せては、自分たちの利権、とりわけ臓器ビジネスやウイグル利権を否定される結果になると恐れたのだろう。
 だが、胡春華や胡海峰なら、上海幇のコントロールが効くと考えた可能性がある。

 中国共産党の正体は、上海幇や青幇などの古い秘密結社の人脈だ。彼らが台湾武力併合を口にしながら、なかなか踏み切れなかった本当の理由も、台湾の国民党人脈が青幇だったからだ。中国共産党と台湾国民党はズブズブの関係なので、明確な敵対関係を持てなかったのだ。

 だから、私は、台湾と尖閣強奪がワンセットで行われるとの予想より、むしろ尖閣強奪が先にくる可能性を考えなければならないと思う。
 現在の中国軍、最高権力者ということになっている張又侠は、台湾と尖閣侵攻を繰り返し課題に挙げている。
 https://www.youtube.com/watch?v=RmbYlVvaD1o

 中国人民解放軍の基幹戦略が「孫子の兵法」であることを何度も書いた。
 戦略の基本に「戦わずして勝つ」があり、敵国に「トロイの木馬」を送り込んで、誰も気づかぬうちに侵略を実現してしまうというものだ。
 それが、安倍晋三の移民政策によって、日本に移住してきた100万人の中国人である可能性が強い。安倍晋三は、実は日本人ではなく、岸(李)要蔵→岸信介→安倍晋太郎の朝鮮系人脈である。だから、日本政府に、文鮮明の人脈を大量に送り込んでいる。
 https://www.youtube.com/watch?v=dEjp0flRnYw
 https://s.japanese.joins.com/JArticle/80386?sectcode=200&servcode=200
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827815.html

 自民党の主要幹部は、大半が、親(媚)中国派ばかりだ。二階俊博、林芳正、石破茂、岩屋毅、森山裕ら無数にいる。彼ら自身が中国共産党のトロイの木馬といえなくもないが、彼らが中国人移住を推進していることは紛れもない事実である。

 私は、最近ユーチューブで話題になっているコンテンツの多くが中国共産党指令による中国人が作っているコンテンツであることを知った。

 以下のコンテンツを聞いていると、突然ナレーションが中国語に変わる。
 https://www.youtube.com/watch?v=IY5uA6d1Vys

 今、ワンパターンで、日本の女性CEOがアメリカの航空機内で虐待されるというコンテンツが繰り返されているが、これもほとんど中国人のAIによる作品だとわかった。
 https://www.youtube.com/watch?v=KTMjS2tN1Wg
 AIによる動画だが、出てくる風景や文字に中国の景観や中国語が多く含まれている。
 
これは、中国共産党の指令によって、AI技術者が、日本人向けにユーチューブ動画を作成し、洗脳に利用しようとしていると受け取ることができる。
 だいたい、「CEOが権威で虐待者を成敗する」なんてのは、ほぼ中国カンフー映画の発想のコピーであり、同一パターンだ。

 私は、この種の中国人による日本人向け動画がユーチューブに氾濫している現状を見て、この背後には、中国共産党による日本向けの洗脳工作、思想工作と受け取るしかない。
 この動画の共通点は、必ず最高権威者が最後に成敗するという構図であり、民主主義的問題解決は存在しない。まさに、中国人の権威権力大好きを反映している。
 日本人が作った動画なら、こんな権威権力大好きにはならないだろう。

 こんな中国製の成敗動画が大量に作られている理由は、私は中国共産党が尖閣侵攻を本気で準備している一環だと受け取る必要があると思う。
 現在、まだ動画の内容は、あからさまな中国賛美にはなっていないが、おそらく、これから徐々に、中国共産党権力の正当化を宣伝するものが登場するような気がしている。
****************************************************************
 余談は以上、ここから、民の声新聞の紹介

 【飯舘村公共政策訴訟】「原発事故後の被曝で橋本病になった」村で生まれ育った元行政区長が慰謝料など求め東電を訴える~東京地裁で第1回口頭弁論 2025/08/24
 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-832.html

 提訴日は6月2日。
 訴状によると、杉浦さんは両親と共に農業や畜産業を営み、8反歩(約80アール)の水田で毎年、8~10俵(約480~600㎏)の米を収穫。そのうち7俵(約420㎏)を販売用として農協に出していたという。

 村は20の行政区で構成されているが、杉浦さんは農業の傍ら、そのうち一つの行政区長を2010年から務めていた。そのため、2011年3月11日の震災発生以降、行政区内の見回りなど屋外で活動することが多かったという。

 「自宅は壊れなかったが停電してしまいました。電話もつながらないので、状況を確認するために村役場に行きました。地震や津波、原発に関する会議をしていました。行政区長としてその会議に参加しました。『原発が爆発するかもしれない』とのことで、11日夕方から村に避難してくる人々のための対策室をつくりました」

 翌12日15時36分、福島第一原発1号機が爆発。浜通りの浪江町、南相馬市原町区や小高区などから続々と村に避難してきた。この時点ではまだ、杉浦さんは「原発事故被災者」ではなかった。村に避難してくる人々のために奔走した。

 行政区長として多忙を極めた。区内を巡って屋根瓦の補修を手伝った。避難者にための炊き出しをするため、区内を一軒一軒訪ねて調理をお願いした。屋外で作業をしている人には屋内待機をするよう求めた。そして震災発生から4日後の3月16日午前6時14分、今度は4号機が爆発した。

 15日夜に降り出した雪は、翌16日も降り続いていた。最低気温は-5・5℃。厳しい寒さのなか、杉浦さんは避難者受け入れのための会議に出席するため村役場に向かった。庁舎2階の会議室。ふと外を見ると、見慣れない格好の人物が立っていたという。

 「防護服 (白いタイベックスーツ)を着た人が村役場前に来ていました。その人に『何をしに来たのか』 と尋ねたところ、『原発が爆発したから避難するよう伝えるために来ました』と答えました。そして『44あります』とも言いました。

 しかし、私にはその数字の意味が分かりませんでした。いま思えば、放射線量が毎時44マイクロシーベルトだったのだと思います。それも雪が降り積もった上からの計測値です。私は防護服を着た人を村長に引き合わせました。村長15分くらい話をしていました。 防護服を着た人は、とても急いでいる様子でした」
iitatemura









 被曝との闘いが始まった。
 原告・杉浦さんは2010年、行政区長に就任。震災・原発事故発生後も行政区内を巡り、住民たちのために奔走した
 
 【見守り活動の末、体調不良に】
 水道水から放射性ヨウ素が検出されると村役場職員が全戸を回り飲料水を配り、水道水や井戸水、 沢水の引用を自粛するよう要請した。杉浦さんも行政区内の住民に水道水は飲まないように伝えた。救援物資の水を自分の車に乗せ、一軒一軒運んで配った。自身は地下水を飲んでいたという。農家だから当然、 米は前年秋に収穫したものを食べていた。ホウレンソウは畑から収穫して食べていた。

 震災発生から1カ月後の4月11日、国は村を計画的避難区域に指定。ようやく全村避難に向けて動き始めた。
 このときも、杉浦さんは行政区内を巡り誰が避難を完了したのか、自宅はきちんと施錠されているかなどを確認した。しかし、当時の菅野典雄村長は避難に消極的で、区長会では「屋内退避で十分」という趣旨の発言をしていたという。そして、行政区内の最後の1人が村外避難したのを見届けてから、自身は7月24日に避難した。

〝衝撃の44マイクロシーベルト〟から4カ月以上が経っていた。
 4カ月間、行政区長として朝から晩まで働き続けた。区内の住民には「危険だから出歩くな」と伝えながら、自身の活動はほとんどが屋外。他の住民たちより多くの被曝を強いられたことは想像に難くない。

 6月6日に村民による自主防犯パトロール組織「いいたて全村見守り隊」 が発足すると、杉浦さんも加わった。ひと気のなくなった村内で空き巣や農機具盗などが起きないよう、300人以上の村民が24時間体制で巡回した。週3日から4日、1日6時間ほどの活動だったが「マスクなど着用していなかった」。
 杉浦さんは2013年3月でいったん退き、2013年11月から2014年3月まで再び見守り隊員として働いた。見回りと同時に、一時帰宅する村民のために放射線量の測定も始めた。そこでも被曝をした。

 見回り隊から離れた2014年ごろから、就寝中に息苦しくなる、足がつる、下肢がしびれるなど、それまでに経験したことのない症状に悩まされるようになったという。さらに喉の違和感やつかえも感じるようになった。
 中通りの病院に通ったが、2017年夏ごろには車の運転もつらくなった。そのため、避難先近くの総合病院で改めて血液検査などを受けた結果、慢性甲状腺炎 (橋本病)や甲状腺機能低下症であるとの診断が下った。

 2018年には下半身の脱力で座ることも困難になり、救急搬送された。いまも通院を続けているが、強い疲労感などに悩まされており、東京地裁の法廷に出向いて意見陳述などを行うのは難しいという。
 飯舘村内では毎時40マイクロシーベルトを超える空間線量率が計測されたが、村役場は「ただちに健康に影響を及ぼす値ではありません」と広報紙に記載した
 https://www.youtube.com/shorts/RxEllryNq7E

 【「甲状腺ガン以外で初の訴訟」】
 15日の口頭弁論で、堀田裁判長は「訴状だけでは、原告の疾患と放射線被曝の因果関係が分かりにくい」として、主張の補充を要求。弁護団は10月末までに書面を提出することになった。因果関係の立証については、訴状のなかで次のように裁判所に求めている。

 「原発事故によって被災した原告の救済の必要性は高く、他方で放射線被ばくと原告の疾患との間の因果関係については医学的知見がなお不十分であり、原告に立証責任を専ら課すことは原告に救済の途を閉ざすことになることに鑑み、原告の疾患の発症と被ばくとの因果関係が認められるためには『黒い雨訴訟』を参考としつつ、被ばくによって疾患を発症したことを否定することができないというレベルで立証ができれば足りる、などと考えるべきである」

 閉廷後、取材に応じた海渡雄一弁護士は「甲状腺ガン以外の疾患で初めての訴訟。いまの法制度では原告を救う道はない。『チェルノブイリ法』であれば、きちんと救済される。福島の県民健康調査では小児甲状腺ガンだけを焦点にしているが、とても恣意的だと思う」とこの本件訴訟の重要性を口にした。

 この日の口頭弁論には海渡弁護士のほか大河陽子弁護士、木下徹郎弁護士が出廷。被告東電側は棚村友博弁護士を含め3人の弁護士が出廷した。東電側は今月8日付で、請求を棄却するよう求める答弁書を提出している。

 次回期日は非公開だが、海渡弁護士は「できるだけ、口頭弁論と弁論準備手続きを併用しようと考えている。いったん弁論準備手続きになってしまうとなかなか口頭弁論に戻してくれないが………」と語った。

 杉浦さんと海渡弁護士は東電へのADR手続きから面識があり「元気なころの彼を知っている」(海渡弁護士)。出廷が難しいのも体調不良が続いているためで、杉浦さんが想いを語った動画を既に撮影済みだという(法廷での扱いは未定)。
 なお、杉浦さんは営農再開もできていない。原発事故発生からまもなく15年。新たな闘いが静かに始まった。
********************************************************************
 引用以上

 余談と本文が転倒してしまって、字数制限から、あまり書けない。
 私は、2011年末に、飯舘村に出かけて持参した4台のGM形が、すべて瞬時に振り切れたことを何度も書いた。
 当時の飯舘村の大半が100マイクロシーベルト毎時級の汚染だった。

 そこに妊婦や乳幼児もいた。菅野典雄村長が避難の必要を認めなかったからだ。
 稀代の愚か者だと私は思ったが、みんな騙されて、被曝の真実を理解できなかったので、私は、測定結果を公開したり、ブログで危険性を訴える以外のことができなかった。

 私は、事故直後から、妊婦と乳幼児は、ただちに安全地帯への緊急避難が必要と主張したが、誰も聞いてくれなかった。
 とりわけ悪質だったのは、現在、原子力規制委員の伴信彦だ。この男のせいで、福島県400名以上の悪性小児甲状腺ガンが発生しているのだ。
 このときの悔しさが晴れず、未だに書き続けている。また、別の機会に補足する。 


「安楽死」の時代がやってくる!

2025年08月24日 | これから何が起きるのか?

 参政党の躍進を見て、一番強く思ったことは、「安楽死」の時代が駆け足でやってくるということだった。

 以下は、先日の参院選得票率、立民と並んで第三位の得票率を得ている。
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 2020年に神谷宗幣が参政党を結成し、2022年参院選比例区から神谷が当選した。
 このときの参政党の得票率は、3.3%だったので、3年間で3.8倍に支持者が増えたことになる。
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/2022/00/hsm12.html

 参政党の中身は、ウィキペディアが割合正確に書いている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%82%E6%94%BF%E5%85%9A#:~:text=%E5%8F%82%E6%94%BF%E5%85%9A%E3%81%AF%E3%80%81%E3%80%8C%E3%80%8E%E5%8F%82%E5%8A%A0,%E3%81%8C%E7%B5%84%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

 簡単にいえば、主な支持者は、トランプ支持層と大きく重なっている。つまりQアノンに代表される陰謀論であり、かつ吉野敏明が主張していた「反ワクチン説」である。
 ただし、神谷は自分の独裁体制の邪魔になると考えたのか、支持者の多い吉野と武田邦彦を追放してしまった。

 私は、ネット界を挙げてトランプ支持者が雲霞のように出現したことに驚愕していた。私にとっては、トランプという人物は、まるでウシアブやヤマビルのような手に負えない害虫という認識であり、それは駆除すべき対象だった。(2016年から今に至るまで変わっていない)
 トランプの本質は、独裁者であり、標本にしたいくらいのファッシストである。
  https://gendai.media/articles/-/48887
 それを櫻井よしこやフィフィ、渡邉哲也らが、まるで救世主のようにトランプを持ち上げて賛美している姿に異様さを感じていた。

 私のブログにさえ書き込まれたトランプ救世主論を信じていたのと同じ人々、Qアノンのような陰謀論支持者たちが、結局、トランプと同じスタンスの参政党、神谷宗幣を支持したということになる。
 だから、私は、神谷宗幣もいずれトランプと同じ運命に至ると考えている。

 結局、トランプも神谷も、ファッシズム独裁体制を信奉しているのだが、そんな独善的妄想を後押ししたのは、中国共産党の脅威だったと私は思う。
 習近平もプーチンもトランプも、第二次大戦を引き起こしたヒトラー・ムッソリーニのようなファッシストと何一つ変わらない。
 習近平・プーチンの独裁と世界への中国・ロシア支配強要に対して、対抗できるのはトランプの独裁権力しかないと考えた人が多かったような気がする。

 神谷宗幣、参政党が強烈な支持を得た理由も、中国共産党の日本侵略に対する脅威であり、安倍晋三が進めた中国人の日本移民への不安感ではなかっただろうか?
 「神谷なら中国共産党と戦ってくれる」という幻想である。
 それが幻想に過ぎない真実は、神谷が、絶対天皇制復権と一党独裁のまるで共産党のような思想を掲げたことでわかる。
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/067c5c8f972ec52861a3f3fdef31af904e9c9728

 このとき「オーガニック食品」という、神谷自身でもたぶん理解していない幻想スローガンも掲げられた。もしも、本当に神谷がオーガニックの真髄を理解していたなら、木村秋則のリンゴや、福岡正信農法、指宿市の田中サトウキビを取り上げたはずだが、そんな本物のオーガニックは、まったく示されていない。
 私には参政党のオーガニック政策に、自然農法の真実があるようには見えない。ただ、人々の関心を引くための軽薄な引用にすぎないと思う。

 私は、2010年以前からの徹底した反ワクチニストであり、ビル・ゲイツのワクチン陰謀を糾弾し続けてきたし、新型コロナ禍でもワクチンを拒否し、自己免疫の向上=ホメオスタシス以外の医療を信用しなかった。
 しかし、トランプ支持者の「陰謀論者」は、ロバート・ケネディ・ジュニアに代表される「反ワクチン陰謀論」がたくさん登場してきた。
 
 ところが、RKJは、1月末に、突然ワクチン容認論に転向して、陰謀論者たちを驚かせた。
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-28/SQTDGHT1UM0W00
 それは、エプスタイン・ペドフィリア島の顧客名簿にRKJも含まれているとの指摘が関係しているかもしれない。ロバートの反ワクチンは、トランプと同じで口先の選挙対策にすぎなかった。トランプもロバートも、ペドフィリア島に入り浸っていたのだ。
 https://genkimaru1.livedoor.blog/archives/2276681.html

 同じ意味で、トランプの支持基盤と参政党の支持基盤に共通性があり、陰謀論の共有があるとすれば、神谷宗幣のオーガニックや反ワクチンのスローガンも、まるで信用できないものだ。
 選挙対策で陰謀論を口にしているだけであって、本心からオーガニックや反ワクチンを推進しているようには見えないのだ。

 だから、もし神谷参政党が政権の一角を担うようなときがくるとすれば、むしろ全国民に罰則付きのワクチン接種を強要するのではないかという疑念さえある。
 というのも、神谷の主張は、全体主義でありファッシズムそのものだからだ。
 
 2025.07.29 やはり参政党・神谷宗幣の哲学は「ヒトラーの考え方」に酷似している…グローバル資本を「悪魔化」する「わかりやすさ」の危険性
 https://gendai.media/articles/-/155377?page=1

 天皇絶対権力を崇拝しない者は「日本人ではない」ので排除するという思想である。
 ちょうど戦前の北一輝や石原莞爾らの、大東亜共栄圏構想を彷彿させる。
 別の言い方をすれば、「優秀な日本民族」だけを残し、残りは排除するという「優生保護思想」も見える。
 以下に、神谷による「発達障害否定」「延命治療否定」発言が解説されている。

  「考えを変えた」で済むのか─神谷宗幣の差別発言と、この国の倫理の崩壊 しいたける 2025年7月19日
 https://note.com/shiny_bear372/n/n2af74218c648

 政治家が差別的な発言をし、社会的弱者を傷つけたとき、本来であれば何が求められるか─ それは、「訂正」ではない。「説明」と「謝罪」そして「責任」である。
 かつて自民党の江藤拓元農林水産大臣は、不適切な発言で大臣職を辞任した。

 発言の意図については様々な見方があったものの、政治家の言葉が持つ重みと影響力を自覚した上で、明確に責任を取った。それが、政治家としての最低限の誠実さだった。

 だが今、参政党の神谷宗幣氏が放った言葉は、その比ではない。
• 「発達障害という病気は存在しない」
• 「寝たきりの人を延命するのは国家の無駄」
• 「終末期医療は縮小すべき」

 これはもはや失言などではない。科学の否定であり、人権の否定であり、命の否定である。

 ■ 発達障害を否定するということは、何を意味するのか
 発達障害(ASD、ADHD、LDなど)は、神経発達の多様性として世界中で研究・診断・支援が行われてきた。
 本人の特性を理解し、適切な支援と環境を整えることは、社会全体の責任でもある。
 その概念を「存在しない」と断じた神谷氏の言葉は、以下のような現実を引き起こす。

• 医療・教育・福祉現場での支援の正当性が疑われる
• 親が「育て方のせい」と責められ、さらに追い詰められる
• 当事者自身が「自分は病気ではなく、ただの劣等者」と思い込む
• 支援制度が「税金の無駄」と攻撃され、制度の根幹が揺らぐ

 実際に、日本自閉症協会はこの発言に対して厳しく抗議し、他の専門団体や教育現場からも批判の声が上がった。だが、神谷氏は何をしたか?
 「理解が浅かった。当時は誤っていた。今は考えを改めた」
 それだけだった。誰に対して、どのように、何を謝罪したのか。どのように考えを改めたのか。発言の影響をどう受け止めているのか。
 それらは語られないまま、党としても個人としても、何も「償っていない」。

 ■ 延命治療を「無駄」と言い放ったことの重大さ
 神谷氏はさらに、終末期医療についても次のように発言している。
 「高齢者を人工的に延命することが国家にとって無意味だ」
 「寝たきりの人を延命する意味はあるのか」
 これに対して、医師や緩和ケア専門家から強い批判が相次いだ。

• 終末期医療は「死にゆく過程に尊厳を与える医療」であり、単なる延命ではない
• 医療と介護は「効率」で語ってはならない
• 命の線引きは、国家や政治家ではなく、患者と家族、そして医療チームによって丁寧に選択されるべきもの

 だが神谷氏は、これらの専門的批判にも耳を貸さず、再び「誤解」「説明不足」で済ませた。
 彼の思想に共通するのは、命や障害を“国家の負担”としてしか捉えていないことだ。
 その思考の根底には、明確な優生思想と反人道的な経済主義が見て取れる。

 ■ 江藤拓氏との違い─「責任感」という政治家の資質
 江藤氏が辞任した理由は、社会に対する配慮と責任感である。
 その発言が失言かどうか以上に、「影響を与えてしまった」ことを重く見たからこそ、職を辞するという行動に出た。
 対して、神谷氏の対応はどうか?

• 明確な傷を負わせた相手に向き合っていない
• 党としての見解修正や再発防止策もない
• 支持者の間では「言ってくれてありがとう」とすら言われている
 これは、訂正や反省ではなく、「熱狂と無知の中に逃げ込んでいるだけ」だ。

■ 「勢いがあるから許される」という風潮の危険性
なぜ神谷氏はこのような発言をしても、辞任もせず、批判も一部でしか起こらないのか? それは今の社会に、次のような風潮があるからだ。
• SNSやYouTubeで「共感されれば正義」
• 「既存政党を叩けば何を言っても許される」
• 批判されれば「弾圧だ」と叫び、被害者を演じる
• 難しい話は聞きたくないから、シンプルな敵味方で済ませたい

 この構図の中で、「訂正しました」と言えば何でも許されるという空気が蔓延し、倫理・科学・人道といった基本原則が、感情と勢いの前に踏みにじられている。

 ■ 結論:「訂正」ではなく、「償い」と「責任」を
 神谷宗幣氏の発言は、命と尊厳、科学と支援の根幹を揺るがすものであり、それを「誤解でした」「考えを変えました」で済ませることはできない。
 彼が本当に公人として責任を果たすつもりがあるなら、まずやるべきは次の3つである。

1. 公式な謝罪と説明を発達障害当事者団体・医療団体に対して行う
2. 政策・党綱領における見解の訂正と再発防止策の発表
3. 自身の発言による社会的影響の調査・報告と、それに基づいた政治的責任の明確化(辞任を含む)

 発言は訂正できても、受けた傷は訂正できない。
 政治家であるなら、言葉の重さと、沈黙の罪を知るべきだ。
 今、神谷宗幣と参政党が行っているのは、「責任からの逃走」でしかない。
************************************************************************
 引用以上

 上の記事を読めば、神谷の正体が鮮明にわかる。
 神谷宗幣は「優性保護主義者」である。言い換えれば「お国のために役に立たないものは死ね」という思想である。
 神谷宗幣は、延命治療を否定し、障害者の存在さえ否定している。まるでナチスのT4作戦を地でゆく思想でびっくりさせられた。

 元れいわの大西つねきも、「障害者の生死を定めるのは政治家」と言った。
 https://eiko-kimura.jp/2020/07/15/activity/1053/
 このときも、こんな人物がれいわの候補であることに驚愕させられた。もし山本太郎が彼を追放しなければ、れいわの存在理由が失われるところだった。
 そして、神谷宗幣が、まったく同じ意味のことを言った。
  
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828401.html

 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081189.html

 この男が、今の勢いのまま、もしも消費税を廃止でもすることができるなら、圧倒的な支持を受けて政権を担う可能性がある。
 このとき何が起きるのかを、上に引用した内容が端的に示している。
 それは、役に立たない者、を始末するという政策を行うことだ。

 発達障害も、余命宣告を受けた者も、生産性がないと決めつけられた者も、障害者も、私のような落ちこぼれ老人も、すべて存在価値がないとされるだろう。
 つまり「安楽死」させるT4作戦の世界が待っている。
 
それはホロコーストのリハーサルだった:T4作戦 障害者虐殺70年目の真実(映像紹介)2023年3月1日
 http://dsij.jp/?p=1891

 私は、参政党の支持率が爆発的に伸びているという現実は、すなわち、日本が安楽死社会に向けて突っ走っているのだと感じている。
 言っておくが、ナチスのT4作戦、障害者安楽死作戦に用いられたのは、最初、トラックの排気ガスだった。次にホロコーストに用いられたのと同じ、チクロンBガスだった。

 ガス室に閉じ込められた障害を持った子どもたちは、死の直前、悶え苦しんで壁に指の血の跡を残して、折り重なるように死んでいった。
 被害者は障害者の子どもたち、精神病患者など40万人に上った。
 
安楽死とは? 認められている国や日本と世界の現状
https://eleminist.com/article/3599

 https://note.com/deathstrategist/n/n6de51f9cc746

 https://shiruto.jp/life/5543/

 安楽死は年々、条件が緩和され、カナダやオランダ、ベルギーなどの安楽死先進国では、本人の意思だけで認められるようになっている。子供もOKだ。
 まるで映画ソイレント・グリーンの世界だ。
 ちなみに、安楽死の方法は、塩化カリウム溶液の注射が多いそうだ。死者は苦悶の表情を浮かべる。
 https://knowledge.awaisora.com/2025/05/26/6a548363-d763-43bd-98f4-979ec460c261/


本当に必要なものとは?

2025年08月23日 | これから何が起きるのか?

 核融合発電とか、スパコンとかAIとか、自動運転車とか、水素車だとか、目新しいイノベーションは、いっぱい出てくるんだけど、私は、「人間が生まれて人生を終えるまでに、本当に必要なもの」という観点をきちんと考えている人たちが、どれほどいるのか、とても心もとない。

 新しい革新的技術の大半は、資本主義の金儲け欲求が生み出したもので、人類の幸福な未来を生み出すとはとても思えない。
 不要無用の余計な技術が大半なのだ。それは金儲けや、軍事力の進化、誇示には役立つかもしれないが、人々の未来を絶望色に染めるものばかりだと私は思う。

 「それは、人間生活と人生にとって余計なものだよ、人々を不幸にする技術革新なんだよ…」
 と叫び続けるために、私はこのブログを書いているようなものだ。
 どうして、経営者・技術者は余計なことばかりしたがるのか?
 と、ウィンドウズの新セキュリティやアップグレードを見るたびに私は思う。
 とりわけ、BitLocker機能による利用者排除の思想を見て、私は激怒した。

 私は、MSDOS以来、すべてのウィンドウズ・バージョンの進化を見続けてきたが、今でも、(致命的バグさえなければ)、ウィンドウズ95が最高だと思っている。MSDOS3も、事実上、何の問題もなかった。ただし、いずれも高機能拡張性などの基本性能が坂村健のトロンに及ばなかった。

 トロンがパソコンOSとして普及しなかった理由は、性能が高すぎて、アメリカが追いつけず、日本の独壇場が約束された未来を、事実上、独善的な政治力と武力で排除したからだ。
 ナショナルBトロンの開発チームは、未だに不可解な日航123便墜落(模擬ミサイルによる撃墜)で潰えた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6152106.html

 エドワード・スノーデンは、ウィンドウズの開発は、アップデート機能を使ったCIAによる利用者の監視と情報収集を目的にした歴史的計画だったと暴露した。 
https://golden-tamatama.com/blog-entry-1140.html
 だから、パソコンOSであるBトロンが普及しては、CIAの計画がおじゃんになってしまうので、開発者全員を暗殺してでも、Bトロンを排除する必要があったのだ。

 ウインドウズ95には強制アップデートが存在しなかった。それは、とても使いやすかった。ひどいバグがたくさんあったのは事実だが…。
 その後の進化は、ウィンドウズ11に至るまで、セキュリティを名目にした退化でしかなかった。便利になったと感じたことはなく、不便になったとしか思えなかった。
 まあコンピュータで金を扱い、不正操作からシステムを守るために、セキュリティを強化するのは当然なのだが、一方で、それはコンピュータの手足に拘束具を装着するようなものだった。

 それがBitLockerに至って、利用者を永久に完全排除する本末転倒の進化に至った。
 開発者のユダヤ人(アシュケナージ・エリート)たちは、セキュリティを扱えないような低レベルの人間は、コンピュータ世界から追放するべきだと、強烈な選民意識に燃えているにちがいない。

 まあ、コンピュータOSに限らず、凄まじい選民意識によって利用者を選別し、排除したいのか? と思うようなイノベーションはたくさんある。
 例えば、最近の車がそうだ。私は免許を取得して半世紀以上になるのだが、現在でも大型二種免許を保持していながら、実は最新型の車の運転方法がまるでわからず、エンジンさえかけることができないのだ。サイドブレーキの使い方もよくわからない。

 私の乗っている車は、スズキアルトFという車種で12年前に購入した。
 中津川の冬季凍結路で、我が家に至る急坂道を上がるためには四駆軽しかない。
 サイドブレーキがあり、車の操作方法は、AGSという特殊なノークラッチ・ミッションに慣れる必要がある以外は、半世紀前とほぼ変わらず、とても扱いやすい。
 もう18万Kmが近いので、普通なら寿命だが、25万Kmを目標にしている。

 だが、何かの都合で、私が他人の車を運転するとき、運転席に座った状態で立往生して前に進めないのだ。どこで、どうやってエンジンをかけるんだよ?
 結局、盗難防止セキュリティによって、持ち主以外、エンジンをかけることさえできない。若い頃なら、ほぼすべての車が同じ操作で動いたのに…。

 私が1990年ころ、つばめタクシーの運転手をしていたころ、無線室からの司令で、南山の豊田家への送迎が出た。
 このとき、私のオンボロクラウンに乗り込んできたのが、トヨタ自動車会長、豊田章一郎氏夫妻だった。栄松坂屋までの送迎だったが、さすがの威厳を感じた。
 「こんな凄い人たちが、私のオンボロタクシーに乗るんだ」と感動した。
 このとき、章男氏は、納屋のなかで汚れた作業服を着て車をいじっていた。当時は平社員だった。

 豊田章一郎時代のトヨタ自動車は、たぶんトヨタの歴史のなかで、もっとも素晴らしい時代だったと私は思う。ちょうどカローラの全盛期だ。
 英二氏もそうだが、「大衆の利益に奉仕する」という確固たる思想哲学がはっきりと見えた時代だった。そこに特権意識や差別意識はなかった。
 扱いやすい、壊れにくい、維持費も安い、三拍子揃った非の打ち所のない車ばかりが売られていた。この時代の車が、欧米でまだ生き残っている。

 ところが、章一郎氏が退いて、奥田硯、張富士夫体制になって、トヨタは悪い方向に変貌した。世はバブル時代であり、人々の見栄を刺激する差別主義が台頭してきた。
 張・奥田体制は「レクサス」という特権階級向けブランドを作り出した。このとき、トヨタグループ全社が、金儲け思想に毒されたと思う。
 
 私が日本百名山踏破に使っていたトヨタ・タウンエースは、近所の黄金通、中京カローラに車検に出すと、ずいぶん高額な費用を請求された。理由は、ブレーキ交換だった。
 ところが車検後、運転するとブレーキからキーキー音が出た。ブレーキ交換費用を徴収しながら、実際にはブレーキを交換していなかったのだ。
 中京カローラは、不正な金儲け主義で告発を受けている会社だった。奥田硯体制のトヨタは腐敗していたといっていい。

 (今のアルトも、10年くらい前に、蛭川末広自動車に車検を出したら、ブレーキ交換費用を請求しながら、一つのブレーキがすり減ったブレーキシューに交換され、おまけに車輪ロックナットも緩められたままだったので、末広自動車を二度と信用しなくなった。ブレーキは車検不正が多いので、あえて書いておく。)

 レクサスというブランドは、いわゆるセレブ銘柄で、ちょうどエルメスやグッチのように特権意識をくすぐるためのブランド主義で、欧米資本主義の一番悪い部分であるヒエラルキー社会のためのアイテムだった。
 確かに車は差別的に優秀なのかもしれないが、それを欧米のブランド主義に迎合して推進することは、豊田喜一郎、英二、章一郎らが断固として守ってきた「大衆の利益に奉仕する」思想とは相容れないものであり、ヒエラルキー差別社会に貢献するものだ。

 これに対して、スズキ自動車は違った。鈴木修の断固たる大衆迎合主義は、英二や章一郎の思想と同じものだったが、これは、スズキ自動車が全人類に無差別に奉仕するという思想を示したものであり、だから、インドやハンガリーで国ぐるみの圧倒的な支持を受けている。

 私は、スズキのこの思想に好感を抱き、1990年代以降はスズキ自動車しか使っていない。そして、「本当に必要なもの」という視点で、もしも、人類の未来に車が不可欠なアイテムであるとするなら、それはEVでもHVでも水素でもなく、スズキアルトの最低ランクのガソリン車だと確信を抱くようになった。
 レクサスブランドの未来もない。本当に必要な車は、リットル30Km走るアルト四駆だと私は思う。車としての条件を完全無欠に満たしているからだ。

 これまで何度も書いてきたように、EV・HV・水素には致命的欠陥がある。それは耐久性だ。小さな部品交換程度で20万Km以上走行できなければ、それは自動車ではない。だが、これらの車は、10万Km以上走行すると、電池やボンベを交換する必要があり、車1台分の費用がかかってしまう。
 それに必要なインフラ整備の供給見通しも存在しない。もしも、アルトに今後の発展があるとすれば、水密性を増して、エンジン・ボートとしての機能が加わる程度だろう。ガソリンエンジンは、まだ数十年~100年くらいは、及ぶエネルギーシステムがないのだ。

 あとは、バスやキャンピングカーに完全無欠のトイレシステムが配備される可能性がある。
 私が20年以上研究しているEM(BC)浄化システムは、複合発酵条件が定まれば、排泄物(有機物)を消して、ほぼ純水に近い水を排出することができる。
 もしかしたら40リットル程度のタンク容量で、屎尿を純水に変える摩訶不思議なシステムができるかもしれない。
 これは「微生物原子転換」という奇想天外な物理原理が作用していて、常温核融合に近い反応である。「複合発酵」には、誰も想像もできない不可思議な力が働いている。

 「本当に生活な必要なもの、本当に未来に必要なもの」
 それがAIやスパコンや原発や核融合だとは、とうてい思えない。それは人々を不幸にする結果しかもたらさない。
 それは、特権階級の金儲けのためだけに行われるのだ。だから、選民エリートしか利用することができない。

 本当に必要なものは、人々を金儲け社会の精神的圧迫から解放するものであり、人類にある差別価値観を廃止するものであり、他人を抑圧するための武装を解除するものであり、人々を健康に導く食生活とライフスタイルである。
 それは、プーチン・トランプ・習近平・金王朝を排除するものだ。独裁者たちを追放するものだ。竹中平蔵のような強欲人間を追放するものだ。

 本当に必要なものは、木村秋則のリンゴのような作物だ。
 https://ameblo.jp/shizensaibai-osaka/entry-12868621868.html
 福岡正信農法だ。ここには農業機械も必要ない。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%AD%A3%E4%BF%A1

 人々に健康をもたらす循環式農法だ。人々が助け合って生き抜いてゆける農業共同体だ。
 コンピュータに支配された生活ではなく、みんなが汗を流し、自然の恵みを感じながら生きてゆける社会だ。
 AIも自動運転も必要ないんだよ。健康も薬ではなく、自分で作り出すものだ。