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精神科医師のブログ。
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がっぷり四つに組んだ認知症診療

2012年06月19日 | Weblog
知り合いの先生にお声がけをいただき、京都市西京区認知症地域ケア協議会の関係者研修で安曇総合病院の取り組みなどをお話をさせて頂く機会をえました。(県外でこの様なお話をさせていただくのははじめてです。)
「 がっぷり四つに組んだ認知症診療 ニーズから運動、文化へ~安曇総合病院認知症疾患医療センターと地域連携」というタイトルでお話させて頂きました。

上司にも突っ込まれましたが、かなりエラソーですね(^_^;)
確かにちょっとテンション高かったです。これから自己嫌悪でうつ転することが予想されます。

スライドはこちら。

前半
後半

1時間の講演ですが、すこし欲張り過ぎました。後半はかなり駆け足でした。



会場は西京区桂の京都大学ローム記念館という立派なホールで約120人程度の方に参加頂きました。
ロームというのは京都に本拠地をおく半導体の会社で、そこの寄付で立てられたホールだそうです。
そういえば後輩が勤務していました。

京都市の西京区は人口15万人弱と安曇総合病院の診療圏の人口よりやや多い程度ですが、人口密度は高く市街地が連なっており農山村部である安曇総合病院の診療圏と様相はだいぶ違います。
西京区のなかでも新興住宅地と洛西ニュータウンなどの団地のエリアと、古くからの市街地のエリアでだいぶ雰囲気は違うようです。



西京区認知症地域ケア協議会は医療、福祉、警察、教育、司法、自治会、当事者団体などなど多様な団体から構成される協議会で世話人会議もあり、実行委員会形式で様々な催しをおこなっているそうです。
安曇野大北地域でもこの様な組織をつくって運動につなげていきたいですね。

京都府では京都府立医科大学と洛南病院、舞鶴医療センターの3つが認知症疾患医療センターとして指定されたそうです。
安曇総合病院には中信全域から患者さんは来ますがSPECTなどの機能画像は大学病院にお願いしています。
松本市の信州大学病院も認知症疾患医療センターになればいいと思いました。

主催者からは広く声をかけていただいたようで遠くは舞鶴市からも認知症疾患医療センターのスタッフの方にも参加していただきました。
認知症疾患医療センターの活動内容について情報がなかなか手に入りにくく活動は手探りということも聞きました。
お互いの活動内容を公開し、認知症疾患医療センター同士の情報交換や交流もすすめていきたいですね。





京都駅でもホテルでも安曇野の水をみかけました。
ブランドなんですね。

そういえば安曇総合病院は地下水を組み上げており、安曇野銘水で血液透析をするので透析も成績がいいと院長は自慢していました。
地下水の汲み上げ上げが多すぎて、わさび田などでの水位低下も問題となっているようですが・・・。