徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

夜ごはんは正しいか?

2015-02-07 15:12:19 | 日記
最近とあるところで、若い女性のこういう会話を耳にしました。

「今日、夜ごはん何食べる?」


これを聞いて耳を疑いました。

「夜ごはん」という日本語があるのかと。


そこで色々と調べてみると、驚いたことに「夜ごはん」という言葉は日本中にあふれていました。

年齢・性別・地域を問わず、幅広く使われていたのです。

これにまたびっくりしたんですね。


日本語の流れで言うと「朝ごはん・昼ごはん・晩ごはん」とか「朝食・昼食・夕食」となるのが自然です。

「夜食」はちょっと違う深夜の食事という感じです。

古くは「朝餉(あさげ)・昼餉(ひるげ)・夕餉(ゆうげ)」と言いました。


ただ、生活習慣の変化から夕方食べることが少なくなって「夕食」という言葉がすたれてきています。

そこで登場したのが「夜ごはん」なのかもしれません。

あるいは、戦後に幼児が言葉をちゃんとつかえない時に「夜ごはん」と言っていたのがそのまま一般化したという説もあります。


ですから、今はまだ広辞苑にも「夜ごはん」は掲載されていないそうです。

でも、言葉は変化していくものですから、100年後には掲載されているのでしょう。


こういうことはよくあることで、自分が正しいと思っていても、実は違うということがありますね。

これは「“違う”と“間違っている”は違う」ということです。


さっきの「夜ごはん」もそうですが、自分と違う言い方をしているからと言って、相手を簡単に否定してしまってはいけないということですね。

これは親子の会話にもよくあります。

ジェネレーションギャップもその一種ですね。

相手の考え方や価値観、習慣などを頭から否定すると、コミュニケーションが取れなくなります。


お父さまやお母さまもぜひご注意くださいね!!ヽ(^。^)ノ



☆ドラゴン