徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

手紙屋

2012-07-22 15:29:46 | 日記
もう夏休みですね!!(^O^)/


この機会に高校生の皆さんや、ご両親に、ぜひ読んでいただきたい本があります。

『手紙屋・蛍雪篇』(喜多川泰・著/ディスカバリー出版)です。


高校生の皆さんが、一度は素朴に考える疑問が「なぜ勉強するのか?」だと思います。


大人はつい現実的に物事を考えますから、そう聞かれると、

「いい大学に入って、いい会社に入って、幸せな人生を送るためだよ。」と答えがちです。


ちょっと前までは、安定した大企業とか、年功序列の終身雇用とか、日本は高度成長期からずっと安定を求めてがむしゃらに頑張ってきました。

ところが、今の高校生の皆さんのお父さん、お母さんの時代あたりからは少し変わってきました。


1990年代にバブルがはじけて、インフレーションから一気にデフレーションの時代に突入して、早くも20年が過ぎました。

社会はすっかり不景気で、給料は下がる、リストラはある、派遣社員にフリーター、就職難と、現代の若者はたいへん厳しい時代に育ってきました。


「“情報”はあふれているけれど“夢”が持てない。」

高校生くらいまでは何の不自由もなく、豊かに暮らしていても、大学生になるとそうはいかなくなります。

家から離れて大学生活を送るとなると、生活費のためにアルバイトをしないといけない。(以前は遊ぶためにアルバイトをしていたように思います)


就職活動を始めると、採用がいかに厳しいかを実感することになります。

社会に不満を抱き、政治に不満を抱き、人生に不満を抱くようになると、悲しい結末を迎える場合もあります。


そんな現代社会に生きる高校生から、「なぜ勉強するのか?」と質問されると、「それに答えるのはなかなか難しい」というご両親も多いのではないでしょうか?

そんなご両親や高校生の皆さんに読んでいただきたいのが、『手紙屋・蛍雪編』です!


勉強とは本来どういう意味があるのか?

勉強することでどういうメリットがあるのか?

しないことでどういうデメリットがあるのか?



こういった素朴な疑問がわかるストーリーになっています。

とても読みやすいですから、1、2時間で読めますし、ご家族で回し読みされるのもいいかと思います。


そして、これをテーマにご家族で話し合われてはいかがでしょうか?

ご両親の体験談や成功談・失敗談などを聞くことで、お子さんも安心したり、前向きになってくれるかもしれません。


また、高校生の皆さんも素直に悩みを話してみてはいかがでしょう?

きっと心が晴れやかになって、勉強に取り組む姿勢が変わるかもしれませんよ!


学校の夏休みの課題に“読書感想文”がある人は、ぜひこの本を取り上げてみてください!!


☆ドラゴン