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フロントマンがやってはならないことー2.納車引取り

2012年11月27日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、フロントマンがやってはならないことー2.納車引取り、です。

フロントは、整備の進捗状況や入庫状況などによって、適時作業調整を行ったり、
お客さまに連絡しなければならない。

常に臨戦態勢にあり、臨機に対応していかなければならないのがフロントである。
このあたりの理解が出来ていないフロントは、何かにつけて席を外す。

その典型がフロント自ら行う「納引き」だ。
メカニックを納引きに出すのは、稼働率を低下させ、整備コストを上げてしまう最大の原因になる。

だからといってフロントが納引きに出て行っていたのでは、余計に稼働率を下げることになる。
むしろ、メカニックに納引きを担当させて、自らは作業指示や顧客対応をするべきである。

メカニックの納引きを効率的に行わせるのが、フロントに役割なのだ。
例えば、同じ方面の納引きを纏めて行うことで、効率化するとか、来店促進を勧めるなど
本来のフロントがやるべきことに集中した方が、サービス部門の仕事は円滑に回る。

まぁー、時には「息抜き」のために往復30分程度であれば、一日一回程度は許されるが、
自分の仕事として、納引き専門のようなことだけは絶対にやってはならない。

ところで、納引きを効率的に行うには、納引き要員1名に対して1台の回送が理想だ。
よくあるのが、サービスカーに2名乗車し、1台を回送してくる方法だ。

この方法だと、納引き効率は「0.5台(1台÷2名)」である。
サービスカーに2名乗車し、最初のお客のところでサービスカーを置いて、お客のクルマに
2名乗車し、2番目の客のところに行き回送してくれば、納引き効率は「1(2台÷2名)」になる。

あるいは、キャリアカーで回送してくれば、納引き効率は「1」である。
バスや鉄道などの公共の交通機関を利用する手もある。

または「タクシー」を使えば「1」になる。
近場であれば自転車やバイクを使うこともできる。

いずれにしても、フロントが率先して納引きを行ってはならないことだ。
フロントは、納引きを指示する、これが仕事である。


問い合わせ先 株式会社ティオ



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