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バリューチェーンに何が必要か?-2.受け入れ態勢が出来ていること

2013年02月26日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、バリューチェーンに何が必要か?-2.受け入れ態勢が出来ていること、です。

バリューチェーンが成り立つ最初の要件は「受け入れ態勢ができている」ことだ。
受入体制とは、付加価値を上げるための「品揃え」のことだ。

品揃えと機能を有することは別である。
品揃えが必要というと、当社は敷地も狭いし、それ以上に鈑金工場を建設する資金がない。

あるいは、機械設備を整える余裕や、作業などの仕事をこなす人材がいないからムリ。
という声が上がり、初めから諦めてしまう方がいるが、全てを自前で揃える必要などない。

「窓口」でもいいのだ。
それは、本業さえしっかりといてさえすれば、後の付加価値は「窓口」扱いとし、
提携店や工場を持てばいいのである。

理想的には、同じ敷地に整備・車体工場、中古車展示場、用品陳列、保険相談カウンター
など全てが揃って、ワンストップショッピングができることだが、できなれれば、方法はいくらでもある。

手っ取り早いのが「受付窓口」を設け、お客からの依頼に対応することだ。
商品の責任は、全て自社で持って販売をする。

あるいは、少し面倒で時間や資金がいるが、個々のプロを呼び集めて「モール化」することで、
品揃えをすることもできる。

この場合は、個々の会社が持っている個客は「共有」すること。
そして受付窓口は一本化することだ。ただ単にそれぞれの会社が集まるだけでは、意味が薄れる。

運命共同体的な運営をしてこそ、バリューチェーンは成功するのだ。
それは、お客目線で考えればわかることだ。

何か別な依頼をするのに、イチイチその会社に出向き、依頼する。
こんな面倒なことはない。同じ受付担当者に依頼する方が、気が楽だし、依頼しやすい。

いずれにしても、モール化する場合は、あたかも一社が全ての機能を有しているように、
見せることが何よりも大事なことである。


By 株式会社ティオ


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