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これからの整備経営に必要な80%ー4.目指せ車検入庫率80%を

2012年12月20日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、これからの整備経営に必要な80%ー4.目指せ車検入庫率80%を、です。

車検入庫率(回帰率)80%、と聞くとビックリすると思う。
ナゼ、ビックリするような値を目標にするのか。

それは、車検で脱落した客は、帰らぬ客になるからだ。
つまり、
その後の取引はないと、思わないとならない。

だから、脱落を最小限に抑えるために、入庫率80%は死守しなければならないのだ。
その理屈は次の通りだ。

代替サイクル5年の時代は、車検到来客の20%は車検を受けずにクルマを乗り換える。
10台の管理台数があるとすれば、毎年2台が代替をする。その時の入庫率80%は、実は100%の
入庫に匹敵するのだ。だから、この時代の80%はムリとなる。

しかし、今時の代替サイクルは約8年。
ということは、10台のうち毎年1.25台が代替となり、残りの8.75台が車検だ。
つまり、入庫率80%は、車検到来客の91.4%に相当することになる。

転居や廃車などもあり、入庫率80%は厳しい目標だが、これぐらいに設定しておいて、
調度いい活動になる。少し甘めに見て、自社代替を含めての80%でも良し。
この場合は、入庫率ではなく取引率と置き換えること。

個客が減っても、ある意味諦めがつく値が入庫率80%と捉えてほしい。
これだけの促進活動を行っても、脱落するのは、本当に「縁」がなかったと諦められる。

そこで、代替を視野にした入庫促進を行うことだ。
入庫促進の始期を車検到来半年前からとする。

先ずは、代替を提案していく。
代替しなければ、基本的に車検になる。で、入庫予約を取ればいい。

始期を早めて、促進活動を手厚く行うことで、代替はともかく車検だけは、絶対に
逃さない体制が必要だ。


問い合わせ先 株式会社ティオ


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