おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、電話を賢く使おうー3.点検コールのポイント、です。
受注コールの代表と言えば「車検」があるが、ここでは、入庫率が低く断りが一番多い「定期点検」に
ついて、コールのポイントをご案内する。
先ずはコールの準備である。
コール先の一覧表があっても、何も準備なしでコールしても、体よく断られる。
そうならないためには、用意周到な準備が必要だ。
何を準備するかと言えば、
1.整備履歴
2.車両情報(年式、走行距離、事故歴、主たる用途など)
3.今度の点検内容と重点箇所
4.点検予算と点検時間
5.提供できる特典
これらがすべて整ったら、コールに係る。
ここでコールの時間帯を考慮する必要がある。勤め人であれば、夕方5時ごろに電話しても、
目指す本人はまだ帰ってきていないだろうか、7時過ぎごろの時間帯にコールをする。
小売店などでは、ちょっと暇になる2時ごろにコールをする。病院などでは、必ず休憩時間が
あるから、その時間帯にコールをする。こうして本人到達の割合を高めることだ。
着信したら、元気に大きな声で明るく挨拶をすること。とにかく明るいことが大事。
そのためにも、普段の声よりも一オクターブほど高めの声で、「いつも大変お世話になっています」
と挨拶をすること。
挨拶が済んだら、アイスブレークに入る。本人でない場合には、本人を電話口まで読んでいただく。
その上で、アイスブレークを進める。
ひとしきりアイスブレークが済んだら、いよいよ本題に入る。
「〇〇様、先日定期点検のご案内をさせていただきましたが、ご覧いただけましたでしょうか?」
見たよと返事があれば、「ありがとうございます。ご入庫日は何時がご都合よろしいですか?」と、
話しを進めること。
間違っても「おクルマの調子はいかがですか」とか」「点検如何ですか?」などと質問をしないことだ。
質問すれば、ほとんどの場合「調子が良いから、何かあったときにお願いするよ」といって、
逃げられてしまう。
点検のコールは、実施いただけることを「前提」にして、話を進めることが受注率を高める
ポイントの一つである。
とはいっても、断りも当然ある。断りの多くが「調子がいいから」という、お決まりの理由である。
この時、皆様はどう切り返しをしているだろうか?ではまた・・・・、なんて言っていたら、受注率は下がってしまう。
こう切り返してみたらいかがだろうか。「〇〇様、その調子を持続させたくありませんか?定期点検は、
調子の良さを持続させるために、走る、曲がる、止まるの重要な個所を、プロの目で確認するために
行うのです」
「点検だけでしたら時間は、コーヒーを飲んでいる間の30分、点検料は一日当たりたった〇〇円の
安全安心料です」と、勧めてほしい。金額は、なるべく小さい単位に置き換えることがポイント。
この切り返しでも、乗ってこない場合は、「〇〇様のおクルマは走行距離が〇〇kmです。そろそろ〇〇
の状態が気になるタイミングです。走行途中にストップしたら、泣くに泣けません。是非この機会に
点検受けてください。転ばぬ先の杖です」
後は、入庫日の希望を聞くだけだ。
受注が出来たらめっけもの、などといった腰が引けたコールをしていると、足元を見られて、断られて
しまう。絶対に受注する、という強い意志と目標を持ってコールすること。
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