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自整業で給料の3倍稼ぐにはー3.粗利益率60%の理屈

2012年08月20日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、自整業で給料の3倍稼ぐにはー3.粗利益率60%の理屈、です。

整備工場の経営者で、粗利益率をあまり気にしないで、粗利益の額に
執着する方が多いい。

率では飯は食えない、気持ちは理解できるが、額は率によって決まることも
理解してほしいところだ。

額しか見ていないと、その額が正しい額なのかが見ない。
見るには、率を見ることだ。粗利益率が正しのであれば、額も正しいことになる。

整備工場の場合の粗利益率は、60%前後、どちらかというと60%以上だ。
この粗利益率が60%になるには、理屈がある。

繰り返すが、整備売上は「工賃」「部品」「外注」の3品目だ。
この3品目によって粗利益率が60%になるのだ。

この理屈は、粗利益の構造を見ることでわかる。
それは、次のようになる。

     売上構成比   粗利益率   相乗比率
工賃    50%      100%      50%
部品    35%       20%      7%
外注    15%       20%      3%
合計   100%      ****       60%

品目別売上構成比は、整備工場の一般的な値だ。
粗利益率も同様だ。部品と外注が上記の値よりも多いい整備工場も
あるが、おおよそ20%程度だ。

で、売上構成比と粗利益率を乗じた値が相乗比率となり、
上記のような結果となる。

この相乗比率を合計した値が、粗利益率になるのだ。
したがった、自社の粗利益率がどの値になっていのかを、
見るには、結果だけではなく、上記のような表を作って、見ること。

それによって、粗利益率の構造が分かることによって、来期の
粗利益率を計画する場合に、中身を計画しつつ決めることが
できるので、目標達成の確度が高くなる。
 

この粗利益率60%以上は、3倍稼ぐには必要な値だ。


問い合わせ先 株式会社ティオ


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