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自整業で給料の3倍稼ぐにはー4.粗利益改善は工賃にあり

2012年08月21日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、自整業で給料の3倍稼ぐにはー4.粗利益改善は工賃にあり、です。

給料の3倍稼ぐには、基本的に「工賃」の売上を増やすことだ。
工賃売上を増やすには、前述のとおりレバレートの見直し、値付けの改善
などがある。

これ以外で工賃売上を増やすには、コンピュータ診断、依頼整備以外の追加整備
などが考えられる。

コンピュータ診断は、スキャンツールというツールが不可欠だが、今後有望な分野と言える。
デンソーによると2018年までには、高難度診断車が100%となり、スキャンツールなしでは
整備が出来ないということになっている。

裏を返せば、コンピュータ診断が当たり前になり、どこでも実施する整備項目に
なるということだ。診断が普通になることで、診断料も当たり前になることが予想されるので、
今から診断技能を磨いておくこと。

診断料は、3000円から5000円程度になるのではと思う。
これに車検入庫台数を掛けた金額が、新しく加わる工賃売上になる。

私の指導先では、すでに取り組みをしている整備工場があるが、ユーザーは診断料に
対して、意外と抵抗なく受け入れてくれている。

金額は1台3000円、時間にして15分程度である。
不具合が発見できれば、当然のことながら交換や調整などの作業が発生する。

そして、もう一つである追加整備の受注だ。
これは、フロントの技能にかかっているが、依頼事項をベースにして、問診を徹底し、
そこから「提案整備」を行うのことだ。

入庫したクルマに対「ひと周り確認」し、その上で季節や使用状況に応じた
問診を行い、お客が気づいていない不具合などを、発見し提案する。

時間が無いとかで、出来ない理由を上げるフロントがいるが、それは言い訳に過ぎない。
これからは、問診が出来ないフロントは、不要な存在だ。

もう一つ問診以外で、追加整備を勧めること。
そのためには、毎月「提案商品」を決めること。

例えば、今月は「点火プラグ」、来月は「エアクリーナー」などと、1年間の提案商品を
決めて、販促を行うこと。

こうした、店頭における販促こそが、工賃売上を上げるもっとも必要な
行動なのだ。 


問い合わせ先 株式会社ティオ


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