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整備作業を標準化するー2.標準化する対象とは

2012年10月23日 | 生産・作業全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備作業を標準化するー2.標準化する対象とは、です

作業の標準化と言っても、取り組む内容は一つだけではない。
標準化で頭に浮かぶのは、「作業手順」ではないかと思う。

作業手順を標準化するのは、ある意味当たり前のことだが、それに伴って標準化すべきことがある。
一つは「工具の標準化」だ。

メカニックによって、持っている個人工具がまちまちであれば、作業のやり方にバラツキができる。
バラツキができるということは、作業時間がバラツクことになる。
これでは、手順を標準化しても、効果は半減してしまう。

個人工具を標準化することは、共用工具を標準化することになる。
この工具の標準化も、作業手順の標準化には、必ず作らなければならないものである。

で、共用工具は、何処に幾つ、どのように保管するかといった事まで作る必要がある。
配置場所は、作業頻度、作業別ストールの場所などから、最適な置き場を決めること。

空いたスペースがあるからと、軽率に配置してしまうと、歩行ロスが生じてしまい、
改悪になってしまうので、注意が必要だ。

次に標準化すべきは「整備基準」である。
簡単な話し、ブレーキのシューやパッドが何ミリになったら、交換、交換お奨め、なのかを
統一していく必要がある。

この整備基準は、意外と統一されていない。
ある会社であったことだが、「良い」か「悪い」かの二者択一的な判断をしている
メカニックがいたことに、その上司は初めて知り、思わず「嘘だろー」と唸っていた。

手順と工具、そして整備基準が標準化できて、初めて作業の標準化が出来たことになる。


問い合わせ先 株式会社ティオ


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