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今どき車検4時間はかかりすぎ

2009年09月11日 | 生産・作業全般



昨日ある社長に、車検平均時間を尋ねたら、「そうだなぁー、ざっくり云って4時間かなー。」という回答です。平均工賃が3.2万円ですから、時間当たり工賃は、8千円です。

これは、平成7年以前の車両法時代では、平均的でしたが、今の時代ではかかりすぎです。半分の2時間で行う作業方法を工夫する必要がります。

小諸市では、先月行われた衆議院選挙の開票作業で小諸市は46分で終了しました。前回の05年の時は2時間10分を84分の短縮にし、人件費だけでも80万円を削減しました。

開票時間を短縮する工夫として、スリッパから運動靴に変えたり、投票用紙をイチゴのパック、黒い下敷き、リストバンド、作業台の高さ、開票作業チーム制、コントローラーによる作業遅れへの人員増員などにより1/3のまで時間を短縮したのです。

車検作業では、以下の工夫で時間短縮は十分可能です。
  ・部品の入庫前手配
  ・リフト1往復作業手順
  ・車検工具の専用化
  ・工具・テスターの適正配置

こうした結果、例えば2時間作業になれば、コストは半減し、2時間分の作業余裕が生まれます。まさに一石二鳥のメリットが可能なのです。

現に、私が指導した整備工場では、受付からお引き渡しまでを1時間(基本点検+バッテリー計測+ブレーキ液沸点計測+4輪エア調整+検査)で終了する標準化を実現しています。

何時までも、これが従来の作業方法などと意固地にならず、常に改善・工夫を行い、品質向上とコストダウンを図ることです。そのことで、お客さまのリピート率も上がるのです。

株式会社ティオ
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