妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

地域のこし協力隊と地域サポート人が地域で見聞したこと・地域の魅力をリアルタイムで発信していきます。

子どもと高齢者による交流会 ~新井南小学校~

2015年02月18日 | 日記

今日は新井南小学校へ。

妙高市こども教育課主催で「子どもと高齢者による交流会」が開かれました。

新井南小は高学年がスキー授業で不在のため、1,2年生16名。

集まっていただいた地域の方は11名。

 

お互いに自己紹介から始まりました。

住んでいる地域名と名前を紹介します。

1年生も2年生もきちんと自己紹介ができ、地域の方の紹介もしっかり聞いていました。

知っている人も知らない人もいて、子供たちは興味津々。

この子供たちの、地域の方を見つめる眼差しが、とてもかわいかったです。

どんな人なのかな、〇〇さんのおばあちゃんだな、とわくわく感が伝わりました。

 

あいさつのあとは、「昔遊び」を一緒にしました。

「昔遊び」と一概には言えませんが、用意されていたのは

おはじき、お手玉、めんこ、コマ、などです。

お手玉、二つはできるけど三つはなかなか難しい・・・

おばあちゃんたち、上手です。片手でも上手です。

コマ回しやめんこも、おじいちゃんたちに教えてもらいました。

コマは、「もっと相手のコマにぶつけて、勝ったら相手のコマをもらって

ポケットにいっぱいにしたもんだけどなぁ!

このコマは糸がすぐ取れてきてしまって、もっときつく巻けるといいよ」、

と教えてくれたおじいちゃんもいました。

 

紙コップでのけん玉つくりに夢中な一年生もいました。

百人一首を持参してくれたおばあちゃんもいらっしゃいました。

子供たちと遊んだあとは、地域の方も「暑いね~(笑)」と笑顔。

 

遊んだあとは、子供たちからのプレゼントで、手作りのペンダントと「絵」。

そして、「あさがおの種」。

どれも手書きのイラストが描かれていました。

 

そのあとは、楽しみにしている給食の時間でした。

写真がなく、残念ですが、この日の献立は

「ご飯、さんまの生姜煮、白菜の昆布和え、粕汁、牛乳」でした。

楽しく美味しく、いただけたのでしょうか。

 

少子化が進み、学校の統廃合も進む方向にきています。

校区が広がるとともに、意識をしないと地域との交流が難しくなるのかもしれません。

すぐ近所に学校があったときは、歩いて登下校する際に、道草をして

近所の人とも話をしたり顔を合わせることがありました。

スクールバスでの登下校は安全面は確保されますが、道草ができず

児童以外との顔合わせもなく、家へ帰宅となります。

地域ひっくるめての運動会や地域作業なども減少傾向だと感じます。

地域内での、近所の大人との交流。縦横ななめの関係。

いろいろな角度での交流により、育まれる信頼関係。

今回のように、少し離れた地域の方も参加いただき、世代を超えて交流ができる

機会は大人にとっても子供にとってもとてもありがたいなぁと感じました。

 

子どもから見た大人たち、大人からみた子供たち。

見つめあうことは、非常に大切だと、改めて感じた時間でした。

 


米・・・ポン菓子へ

2014年12月11日 | 日記

雪も積もり、本格的な冬へ突入しましたが、秋の話題をすこしお届けします。

 

妙高市の5年生は総合学習の時間に米作りをしています。

先日は米こめサミットの話題をお届けしましたが、米こめサミットでも

試食に出した「ポン菓子」の話です。

 

新井南小5年のPTCで、自分たちで作った米でポン菓子を作りました。

長野県小谷村の集落支援員、高橋さんがポンマスターということをしており、

ぜひ子供たちの米をポン菓子にしたい、と相談したら機械持参で

小学校まで来ていただけることになりました。

 

こんな感じでセットをして、PTCは始まりました。

米をポン菓子にするまでに、窯を余熱します。

その間に、ポン菓子のできる仕組みや、材料となる米の話(適切な水分量や

米の種類など)、蕎麦でも豆でもできるんだよ、などいろんな話をしました。

昔は紙芝居とともにポン菓子屋さんがいて、家からお米をもってきて

ポン菓子にしてもらって、おやつでたべたんだよ~と。

 

そして、

窯が温まったら、3合の米を投入し、ひたすら同じペースで窯を回し続けます。

軍手をして、数を数えながら順番にまわしました。

女子は蜜づくりに勤しんでいます。

 

回しながら、窯の圧力が高まるのを確認します。10分ほど回し続けたでしょうか。

「そろそろ、ポンしましょう」

という高橋さんのお言葉。

1回目は高橋さんがポンしましたが、2回目からは交代で男子が!!

 

決定的瞬間激写!

結構おおきい音とともに、米がぽーーーんっとはじけ飛びました。

(隣では保育園児がお昼寝でした。ごめんなさい。

そして、1年生のヤギ「ちゃちゃまる」は違う場所へ避難してくれていました)

怖い子は耳をふさいで離れた場所へ避難(・_・;)

 

水蒸気と米がはじけ、めでたくポン菓子の出来上がり。

ほっかほかのポン菓子を試食しました。

最近はもっと美味しい市販のお菓子があふれていますが、あえてポン菓子。

初めは「なんでポン菓子なんだよ」と乗り気でなかった子供も、この工程が面白くて

出来立てが美味しくて笑顔笑顔・・・

下が生米。上がポンした米。大きく膨れました。

できたものに、女子が作ってくれた蜜をからめて味付けをします。

この味付けも、チョコレートで固めたら?カレー味は?キャラメル味がいい!

といろいろな意見がでました。材料が「米」だから、相手を選ばないのかもしれません。

軽いし、エネルギー補給に山に持っていったりするのもいいよね、とも。

つまみ食いしながら、カップに入れて甘いポン菓子も試食しました。

 

南小5年生がつ平田でつくった米は「ヒカリシンセイキ」。そして名付けて「オレヒカリ」。

炊いて食べると甘味のある非常においしいと評判のお米でした。

ポン菓子にしてもほのかな甘みのするお米。

 

この日は全部で9合を菓子にしました。

昔懐かし、こんな風にしてお持ち帰り。

5年生、田植え稲刈りもよく働きましたが、ここでも手速い。

チームワークであっという間に完成しました。

家に持って帰って、おじいちゃんおばあちゃんに食べてもらえたのでしょうか?

 

 

お米は日本の大切な主食。

米こめサミットでも、妙高市内の5年生が米作りに関して、農業に関して、食料自給に関して、環境保全に関して、など

様々な角度から発表していました。

農業も特に中山間地では担い手が不足し、耕作放棄地も広がりつつあります。

逆に都会の若者や、定年退職した方々が農業を始めることも増えてきています。

農水省でも「農業女子プロジェクト」http://www.maff.go.jp/j/keiei/nougyoujoshi/が発足

して1年が経ちます。また企業とコラボして、女子向けの真っ赤な軽トラや、かわいい農作業着も

開発されたり、農業に関して、おもしろい角度から取り組むところがたくさんあります。

農業用機械も、これからは女性も運転して、作業風景が変化するかもしれないですね。

 

サミットでも南小の子供たちが「かかわること」をキーワードに挙げていましたが、

これからもいろんな形で米つくりに、農業にかかわることができたらいいなと感じます。

 

 

後日談。

糸魚川の集落支援員さんにもこの話が伝わり、糸魚川市根知地区公民館でも地域の方と

ポン菓子つくりをしました。小谷集落支援員高橋さんと、地域おこし協力隊の田村さんとともに。

そこでは、地元の酒蔵さんから酒米を分けていただき、食べ比べをしました。

米こめサミット試食用に米を持参していったので、根知の方にも妙高の米を食べていただきました。

「妙高の米なんて、あんまり食べられないよ~」なんて言いながら、

「甘いっ」と根知の方から感想をいただきました。確かにほんのり甘かったです。

根知の小学校の教頭先生方や、移住してこられた方も集まり、ちょっとした米談義ができました。

 

小谷村は地震後、みんなで力を合わせて復興にがんばっているとのお話です。

今後もつながりを大切にしていけたらと思います。

 

 

 

 


感謝の会(新井南小学校)

2014年12月03日 | 日記

新井南小学校にて「感謝の会」が開催されました。

全校児童67名の小学校。

登下校時の挨拶や、朝の読み聞かせ、クラブ活動や各学年の総合学習に

地域内外の大人がたくさんかかわりを持って学校を支えています。

感謝の会には25名ほどの方が参加されていました。

 

防犯パトロールの方々、そして駐在さん。

春よりも挨拶の声が大きくて、成長が感じられます!と嬉しいお言葉を頂いていました。

他にも、源流体験では一番難しいチャレンジコースに挑戦した話や、

筋蒔きから始めた米作りのエピソードなど、各学年の取り組んだ体験が

よくわかるお話をたくさん聞かせていただきました。

平丸の地域のこし協力隊は、昨年、5,6年生にスゲ細工体験で協力をしました。

また声をかけてくださいね、と話していました。

お話のあと、ひとりひとりに5年生が育てた棚田米と平田米のミニおにぎり。

2年生が育てた大根で作った漬物をみなさんでいただきました。

色紙には子供たちからのメッセージが・・・!うれしいですよね!

しばらく歓談をして、最後に一年生から終わりの言葉。

緊張して言葉を忘れてしまったりもしましたが・・・。

上級生が見守るなか、和やかに感謝の会は閉じられました。

 

学校でいろんなことを教えてくれる大人の存在。

感謝の心をもって接することの大切さと、いろんな人がいて成り立っていること、

憧れの存在ができること、自分のやってみたいことがみつかること、

そんなことを何となくでも感じてくれたらいいな、とふと思いました。

 

大人たちも、子供たちと時間を共有し、その中から感動をたくさんもらっているんだよ、

との大人からのメッセージ。

お互いに受け止めあって、またこれからも、活動が続くことを楽しみにしていきたいと思います。


平成26年度 妙高っこ 米こめサミット

2014年11月20日 | 日記

昨日は米こめサミットでした。

妙高市内の小学校5年生は総合学習で「米つくり」をしています。

全体テーマ「米づくりからふるさと妙高を考えよう

~妙高の明るい未来に向けて~」を基に、各校の発表がありました。

 

このようにパネルに米作りの様子や、発見したこと、研究したことが張り出されています。

 

こんなコーナーもありました。

そして、別室では交流発表も行われ、オブザーバーも入り意見交換が行われました。

子供たちは各発表を聞き、パネル展示もまわったあと、サミットです。

代表児童が発表をします。

水原地域で米つくりを行った新井南小学校。

中山間地域の棚田と学校周辺の平田で米作りをしました。

上小沢の岡田光一さんから田んぼをかり、天水田での稲作。

「稲は人の足音を聞いて育つんだよ」

と手をかけることは大切で、それだけ大変な作業にもなるのですが

昼夜の温度差が大きく、農薬を使わないので生き物が多く、微量元素を

含んだ幻の大滝の水を引いて行った米作りの発表は素晴らしかったです。

米作りをする人が減り、人口減少、高齢化、農業離れが進むなか、

何ができるのか?

「地域を知ること」「米作りにかかわること」

そう発表した南小の子供たち。ぜひ、これからも大人と地域とかかわってほしいです。

各校、素晴らしい発表が続きました。

妙高高原は冷涼な気候なため米作りには向いていない地域もあり、

そこは観光地でもあるので米を活用し、PRをしていけばよいと思うという発表。

農薬は使い方を間違えなければ安全であり、機械や肥料など多額の費用がかかるから会社で経営したほうがいい、という考え。

組織としてやり、一年を通じて仕事がある、と。

 

お米の消費量を伸ばすには、お弁当だ!という意見。

食料を輸入に頼っている日本。食料自給率39%を体験するために自給自足型キャンプをした小学校もありました。ニジマスを絞めてたべる体験。

食べ物を大切にし、粗末にしない

いただきます、ごちそうさま、をきちんと理解し感謝する

食料自給率に関心をもつ、という宣言も出ました。

 

最後は濁川教育長のお話でした。

稲作のルーツからお話があり、日本に稲作が渡り、米つくりが始まったころから

農地争いが始まり豪族ができたこと。

〇〇新田、という住所のところは、江戸時代に水田が広がっていた由来があるよ、と。

昔は牛や馬を使って稲作をしていたこと。

2学期までの体験を生かして、3学期は引き続き、考えることをしていってほしい、

TPPは?これからの農業はどうあるべきか?

新聞をしっかり見ながら、みていってほしい、と非常にわかりやすく引き込まれるような

お話でした。

 

ひとつひとつ経験を重ね、子供たちは成長していきます。

そこからでる柔軟な発想、素直な意見を受け止め、一緒にこれからも

成長していけたらと思える、素晴らしい米こめサミットでした。

 


光栄!!

2014年11月01日 | 日記

10月23日から開催されていた東京国際映画祭は

10月31日、各部門の表彰が行われ閉幕しました。

妙高市を舞台に繰り広げられた映画

滝を見にいく が出品されていました。

 

結果です!!

 

日本映画スプラッシュ部門

スペシャル・メンション

Special Mention

滝を見にいくEcotherapy Getaway Holiday 監督/沖田修一

(写真は東京国際映画祭 公式ホームページより)

秋の妙高市を舞台に繰り広げられる、

おばちゃんたちのアドベンチャ~コメディ~

滝を見にいく

表彰式で、審査委員長から沖田修一監督が名指しされ、

「上映後の拍手が一番多かった作品だった」と

賞賛のことばをいただいたそうです。

写真右下が沖田監督 

「おめでとうございます!!」

 

妙高市には映画館がない為、

上越市のJ-MAXシアターで

11月15日(土)先行上映が開始されます。

ロケ地マップは、市役所ホールや道の駅等

様々な所に置かせていただいています。

皆さん!是非ロケ地を歩いてみて下さい。

道に迷う事はないと思いますが…

 

紅葉は見頃です。

映画を観てから行くか、観る前に行くか。

やっぱり、先に映画を観てほしいな~