途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

赤雪山~仙人ヶ岳

2017-03-18 | 足利・桐生方面
2017年3月18日

仙人ヶ岳は昨年から訪問候補に挙がったことはありましたが、年明けに同じ山域の大小山~大坊山に訪れた時にとても満足できたので、他の山にも訪れてみたいと思い、アカヤシオ開花前ではありましたが、赤雪山とセットでの周回コースを歩きました。

8:15 松田川ダムメモリアル広場
8:25 赤雪山登山口
8:45 491P
9:00 赤雪山 9:10
10:00 623P
10:30 仙人ヶ岳 10:55
11:10 熊の分岐
11:20 知の岳
11:45 犬帰り 11:50
12:10 知の岳
12:45 まつだ湖畔キャンプ場
13:10 松田川ダムメモリアル広場
所要時間:4時間55分
(道中約40分のロスあり)

■天候:晴

■コース状況
メモリアル広場~赤雪山
東側登山道は2014年2月の大雪の影響で倒木が多発していることから立入禁止(自粛)の措置が取られているので、西側登山口での登頂が無難です。
序盤は植林の登りだが、赤雪山まで0.7mの道標付近からは低山ながら冬枯れして開けた気持ちのいい山道に変わります。
赤雪山は展望はあまりないが、東屋や複数のベンチがあります。

赤雪山~仙人ヶ岳
核心的な箇所はないものの、いくつもの小ピークを踏みながらのアップダウン区間です。
急な下りでは転倒に注意。

仙人ヶ岳~メモリアル広場
熊ノ分岐の先にある561mピークからは犬帰り、猪子峠方面へと主稜線が続いているが、まつだ湖畔キャンプ場を経てメモリアル広場に戻るには、左折して藪が目立ち踏み跡の薄い登山道を下るのが正解。
やや不明瞭な道を下ると、途中にある下降点の道標を右折して林道と書かれている方へ下ります。
下部の植林箇所は倒木があるので注意。

進むべき方向を間違わないことと、561mピークからの下りに気を付けたいです。


自宅より走行時間2時間弱で栃木県足利市内の松田川ダムのメモリアル広場に到着。
駐車場には他に4人組ハイカーさんが登山準備中でした。
まつだ湖を眺めながら車道を歩きます。


途中東側登山口への道を通過して、10分弱の車道歩きで西側登山口。
ガイドブック記載の東側登山口は2014年2月の大雪による影響で倒木多発となっていることから自粛となっています。


まずは樹林帯の九十九折れでグングン標高を上げていきます。


赤雪山まで0.7kmと近づいてきました。
樹間から目指す赤雪山を捉えます。


ここからは冬枯れして気持ちのいい山歩きとなります。
赤雪山が近くなると、今度は崩壊気味の階段歩きとなります。


登り上げて呆気なく貸切の赤雪山。
赤雪山は樹林に囲まれて展望は限られています。


赤雪山で小休止してから仙人ヶ岳方面へ縦走開始。
ポカポカ陽気の稜線を歩いて、一つ目の小ピークに到達し、仙人ヶ岳まで3.5km。


アップダウンの連続なので一気に急下降です。
下りきると今度は再び登り込みです。


二つめのピークから仙人ヶ岳までは2.9km。
すぐ先から仙人ヶ岳を望みます。


足元に注意しながら急下降して登り返すと、三つ目のピークで仙人ヶ岳まで1.8kmと半分を過ぎました。


大岩を左に巻いて進むと、その先には祠が祀られています。


少し歩くと623mピークに来ました。
仙人ヶ岳までは1.3km。
逆回りのハイカーさんとすれ違うかと思っていたが、赤雪山直下以降誰とも会わない静かな低山歩きです。


松田川ダム下山口を通過してからさらに一登りして仙人ヶ岳登山道に合わさります。


少し広めの東のピークから西の山頂までそのまま歩きます。


程なく仙人ヶ岳(663m)。
山頂では各単独2人のハイカーさんが居られました。
仙人ヶ岳山頂部の邪魔にならないところに移動して休憩。


足利百名山の山頂標も確認。
北西側に同じく吾妻山とセットの桐生アルプスとして訪問を検討していた鳴神山方面と眼下に集落。


山頂でゆっくりしてから下山。
1月に訪れた大小山~大坊山周回の時もそうでしたが、この山域は低山帯にも拘わらず展望に恵まれた稜線歩きを楽しめます。
途中から男体山を捉えることに成功します。


熊ノ峠分岐を通過して、左右に背丈に低い松がある山道を歩きます。


展望地の561mピークに着きました。
眼下に松田川ダム(2枚目)を確認。
駐車場の車も見えました。
先に登頂してきた赤雪山(3枚目)。


561mピークからは左に折れるのが正解ですが、道標を見ると奥の矢印が左を指しているため、まつだ湖畔キャンプ場は右を差しているものだと思い込んで、誤って右側の道に進んでしまいます。
犬帰りまで来てしまい明らかにおかしいと思い、ガイドブックで確認してようやく間違いに気付き、引き返すことにします。


往復40分近いロスで561mピークまで戻ってまつだ湖畔キャンプ場に下ります。
登山道は藪が邪魔で薄い踏み跡です。


松ノ木の先を登り返すと道標が現れ、林道を指す右へと折れます。


やがて荒れた未舗装林道に合わさると、倒木が目立ちます。
一度短い脚が上がりきらず脛を強打してしまいました。
堰堤の右脇を歩きます。


ようやくまつだ湖畔キャンプ場が見えてきました。
静かな雰囲気のキャンプ場。
13時過ぎに駐車場のメモリアル広場に帰着しました。


その後群馬県太田市内まで車を走らせ、安眠の湯に立ち寄り、ゆっくり温まってから帰りました。


■その他
赤雪山、仙人ヶ岳は同じ低山帯でも地元奥武蔵とは違った魅力があり、やはり埼玉から思い切って来てよかったです。

しかし、道中は561mピークからルートミスしてしまいました。
何故間違えてしまったのかというと、“甘かった”の一言で済ませることもできるのですが、
・事前の予習不足。
・道標の矢印方向を思いこんで勘違いしてしまった。
・登山道がとても明瞭だから問題ないと思った。
・駐車場の松田川ダムメモリアル広場が見えていて遠ざからなかった。
主にこれらの要因が重なったことが原因と思われます。
予習に関しては、他の多くの山も候補に挙がりながら今回の赤雪山~仙人ヶ岳に決まったのが前夜の寝る直前でした。
しかも赤雪山への東側登山道が通行禁止であることを知ったのが当日朝であったことは恥ずべきことです。
道標やルートに関しては、これは今度に向けてのいい勉強になったと思っています。
今回ははっきり言って雑でした。

今回のルートも気に入りましたし、この山域は今年の新たなマイブームとなっていますので、また訪れてみたいです。