車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

2013年:島田大祭・帯祭り~其の二 in 島田市大井町

2022年12月02日 08時00分00秒 | 日本の祭り

島田大祭帯祭りの主役でもある「大奴」。大きく上下する腕の動き、高く上げる足さばき・・草履の裏はきちんと見せなければならないという決まりもあるとか。指の先から足の先まで、その一挙手一投足すべての所作は、御神輿の先払いとして厳格に定められています。

鳥居の際に陣取って写真撮影に頑張ってくれたご亭主殿ですが、ついついその繊細な動きに気を取られて、何度もシャッターチャンスを逃してしまったと・・後でしっかり言い訳してくれました。

決して!沿道に陣取る観客の皆さんに手を振っているわけではありません。御亭主殿のシャッターセンスの所為です!!

約1.7キロ先のお旅所まで、大奴によるお祓いは続けられます。

髷の後ろに見える「花嫁衣裳」の看板が・・・ナイスタイミング(笑)

大奴に続く「挟箱」。三者三様の仕草は、独特の足の動きと共に「美しい舞」とも思える所作を見せつけ、沿道の観衆を魅了します。

「台傘」

続いて三人の若者による「大鳥毛(おおとりげ)」

白黒の鳥毛からなる頭の部分は「矛」と呼ばれ、天空の悪鬼を倒し世の中に平和と豊かさを。真紅の「房」は天空を舞う古代の鳥を象ったものと言われています。

重さ32キロ、長さ2.6メートルの大鳥毛渡しの瞬間。空を舞う赤は、歯を食いしばる若者たちの頬の色。

身長の倍近くもある大鳥毛を受け取った若者は、そのまま地を這うように走り込み、見事な技で空高く突き上げ更に真っ赤な弧を描きだします。

長さ2.8m、重さ12kgの「白熊(はぐま):赫熊(しゃぐま)」。目出度さを表す紅白の「赫(しゃぐま)」は、まるで自ら意思を持ったもののように宙を舞いながら相方の手にと移り、穢れ、災厄などを祓い清めます。

静から動へ::臨場感重視で(^^;)

「具足」

「御台弓(だいきゅう)」

「御弓」

「長柄」と続き・・

「お殿様:壱」の登場。

「お殿様:弐」に付き添うように進まれる留め袖姿の方は、お殿様のお母さま。真っ直ぐ前を見つめる姿勢の美しさ、そこに垣間見える晴れがましさは私などが想像する以上だろうと思います。

「葛篭(つづら)馬(御梱馬)」

背の両側に付けた葛籠の間には、お殿様がお使いになる寝具などが載せられています。その重さは約60k。三日連続の最終日です。きっとこの馬たちも疲れているんだろうな・・・馬方さんのご苦労は大変だろうな・・・やさしく馬をあやす方々を見ているとちょっと切なくなりました。

全長約500メートルにも及ぶお行列はさらに続きます。この先は明日の「島田大祭・帯祭り~Ⅲ~」で。

撮影日:2013年10月14日

 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013年:島田大祭・帯祭り~... | トップ | 2013年:島田大祭・帯祭り~... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まかろん)
2022-12-03 06:06:30
第2弾ですね😊
>一挙手一投足すべての所作は、(略)厳格に定められて

ふわー。
厳粛ですね。
言われてみれば当たり前なのかもしれませんが、
tibinekoさんの記述を見るまで、そうとは気がつきませんでした。

そういうものをきちんと継承される人たちと地域の思いに拍手したいです。👏

旦那さま、人混み嫌いなのですね。
そんな中で、

>その繊細な動きに気を取られて、何度もシャッターチャンスを逃してしまったと・・

ちゃんと祭りの繊細さに心動かしておいでだったというのを読んで、
良いご夫婦だなと、心温まる思いがしました😊🌸


人のこと言えないですけど、何かに参加したらもう、
しのごの言っちゃ良くないと思うんですよね😊

はすに構えるのはカッコ悪い。
踊る阿呆に見る阿呆、で阿呆になるべきだと思います。

なんてこと、旦那さまの素敵エピソードを読んで思いました😊


昨日のコメントに素敵返信をありがとうございました。

やっぱりtibinekoさんは考え深い方だと感激しました。
書く方も、祭りの後、みたいな気持ちがするんですヨ😄

あああー、終わっちゃったー、みたいな。
次に移るのが、毎回ちょっと心痛いです。

でもプロの人ならえいや、でしょうからね!
ていうか、プロなら同時並行で作品書くらしいです、
すごいですね!!😳

ともあれ、そんな考え深いtibinekoさんに、ぜひとも今回の作品読んでもらいたいです。
クライマックスの…前の導入部分で、どう書くか難しいところですが、

ぜひともtibinekoさんみたいな方に読んでもらいたいので、頑張ります😊
素敵な返信をありがとうございました🙏
追記です❣️ (まかろん)
2022-12-03 09:03:44
tibinekoさん、昨日の新聞記事ですけど、

軍艦島に関して「政府」が!
正式に朝鮮人差別の否定の報告をユネスコに提出しました!!!👏👏

tibinekoさんならご存知だったと思いますけど、
わたしは今この記事読んで(家の事情で1日遅れなんです、わたし😅)

嬉しくてうれしくて。


やっとか、って。
tibinekoさん、これですよ、こういう国になって欲しかったんです。

嘘で自国を守ってくれってことじゃないんです。
嘘で日本の立場を壊そうとする外国に、NOをいう国。

国の主権に押し入る(ロシアがウクライナにやってることとか)外国勢力に、
その気にさせない外交をすること、
国内法の整備をすること、
同盟国と手を結ぶこと、防衛戦力をもつこと、

そうした普通のことをきちんとやる国。

そして安倍さんがやろうとしたことは、
たった、それだけのことなんです。

そうですよね…😭


わたしは安倍さんがこの種を蒔いたのだと思っています。

いずれ日本もまともな感覚を取り戻したかもしれません。

でも安倍さんが、おかしいと言い始めて数々の法案や政策をやったことで、日本の人々の意識が変わっていったのではないかと…。

そうした世論が政府を動かしたのではないか、と
わたしは思います。

つまり、安倍さんのおかげです。


いえ、この記事と関係ない話でしたけど。😓

もしご迷惑でしたら、やめますので、
遠慮なくお叱りください。
(一応、古い記事にそういうコメントは出して、
他の読者さまの目に入らないようにしているつもりですが)

tibinekoさんもこの話に喜んでおいでかと思い、
つい喜びを共有したく、コメントしました。

だって歴史的快挙ではないでしょうか、
日本がここまで自国の犯罪否定を宣言したのは。

今までは黙っていすぎでした。

お叱りはどうぞ、遠慮なく仰ってくださいね。


新しい記事はまた後で読ませていただきます🙏
素晴らしい吉報 (tibineko)
2022-12-03 11:53:02
軍艦島における朝鮮人差別の否定の報告を、正式にユネスコに提出した!!
何という素晴らしいお知らせ (^▽^)
今日は一日、ご機嫌で過ごせそうです。

多分、気が付かれているかもしれませんが、我が家はかなり以前に新聞購読を止めました。
朝日新聞の勧誘者とちょっとした口論になったのが切っ掛けですが。(まるでヤクザみたいで怖かったですよ)
さらに「公共の福祉と文化の向上に寄与」するという名目で高額な受信料を権利のように徴収するNH〇にNOを突き付けたい思いから、テレビも捨てました。(なのにいまだに受診料を払えと催促されますが、ガン無視です(笑)

そんな訳でどうしても時事ニュースに関しては、家事全般が一息ついてからネットでとなるので、最新ニュースには疎いのです。
特にまかろんさんが教えて下さる「飛びっきり嬉しいニュース」は、何故か(と疑問に思うまでもないのでしょうが)知ってて探さないと見つからない事が多いのです。

2013年に長野市の「松代象山地下壕」を見学した事があります。
その時も、入り口にさして古くない「〇鮮人慰霊碑」があり、傍らに、地下壕を作るために強瀬労働云々の文言が・・・・
日本人として、日本人と等しく国の為に頑張った事を慰霊するのであれば、何故、こんなものを作るのか?!
この作業には台湾人の方々も関わっています。
では、台湾人慰霊碑は? 日本人慰霊碑は??
正直・・不快でした。
慰霊碑の類はたとえ幾百年前の物でもきちんと手を合わせる二人ですが・・・敢えて一顧だにしませんでした。

長崎に旅をし、対岸から軍艦島を見て感動し、それがユネスコ遺産になると聞いたときは、素直に喜んだものです。
が、いざ蓋を開ければ、日本が世界に認められる事が悔しくて仕方ない「かの国」の横やり。
当寺安倍内閣の下で外務大臣を務めていた「岸田氏(現総理)」は、登録さえできればという理由であっさり屈しました。
軍艦島の関係者は「そのような虚偽の歴史改竄をするのであれば、ユネスコ登録は不要」と言ったにも拘らず・・

そうした経緯を経て、今その汚名が雪がれるというまかろんさんのご報告、本当に嬉しいです。
改めて「ありがとうござます!!」

できうるならば、日本国中にばらまかれたかの国の全ての嘘が払拭され、日本の名誉が守られますように

あまりの嬉しさに、ついつい思いのたけを書いてしまって・・お恥ずかしいです。

認証数字が「4192」って・・・偶然でも嬉しい(笑)
楽しみです(^▽^) (tibineko)
2022-12-03 12:22:31
後先になってしまいました(^^;)

そう、我が家の御亭主殿は人混みが大の苦手。
全国から多くの人が訪れるという「もの凄く有名な三大祭り」の類は、絶対に行きません(笑)
これには私の体調を気遣ってもあるのですが、基本的に人の頭しか見えないお祭りは、参加しているのではなく、単に傍観者でしかないという理由からで・・
幸い二人とも同じ意見なので、喧嘩にもならずに済んでいます(笑)

そんな主人、実は神事のお祭りが大好き。
遠方に旅をしていて、偶然、そんな鎮守の祭りに出くわす事が何度かありました。
きっとそこの神様が呼んでくれたんだと喜んでいます。

話が逸れて(^^;)
まかろんさんの物語に出会った切っ掛けが「安倍さん」からだった事
切っ掛けは、悔しく辛い出来事でしたが、こんなに素敵な人に出会わせてくれた事も、やっぱり何か目に見えない力のお陰だと思っています。
素晴らしい物語の世界への扉をノックできた事
とっても感謝しています。
更にその物語を紡ぎ出す人と、こんな風にお話しできる幸せ・・

決して催促しませんから(って、催促してますよね)、新しい扉を待っていますね。

コメントを投稿

日本の祭り」カテゴリの最新記事