車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

宇多須(うたす)神社 in 石川県金沢市東山

2017年08月17日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

金沢市東山に鎮座される「宇多須(うたす)神社」。御祭神は『高皇産靈神(たかみむすびのかみ)、武甕槌男命(たけみかづちのみこと)、大國主神(おおくにぬしのおおかみ)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、大山祇命(おおやまつみのみこと)、八重言代主命(やえことしろぬしのみこと)、少彦名神(すくなひこのかみ)、宇迦之御魂命(うかのみたまのかみ)、豐受大神(とようけのおおかみ)、崇徳天皇(すとくてんのう)』

「金沢五社」の一社。(金沢市に所在する神社の内、江戸時代から神官が守護する「宇多須神社」「椿原天満宮」「小坂神社」「神明宮」「安江八幡宮」の吉田神道の五つの神社の総称)

由緒「本社は通称毘沙門さんと云う。佐和田川(今の浅野川)の辺の小丘から出た古鏡の裏面に卯と辰との紋様があったので卯辰神とし、養老2年(今から1250年以上)多聞天社と称して創建された。また藩祖前田利家公を卯辰八幡宮と称して祀ってあり代々藩主の祈祷所として崇敬篤かった。明治に入り現在の尾山神社として創建され遷座された。明治2年高皇産霊社と改め、同5年卯辰社と改称、33年10月2日現在の宇多須神社と改め、同35年県社に昇格された。」石川県神社庁HPより

拝殿庇内より神域を守護されるのは、玉眼を持つ「笏谷石(しゃくだにいし)」の狛犬さん一対。

おそらくは神殿の奥深くで神域を守護されていたと思われますが、新たに奉納された一対にその座を譲ったものと思われます。

距離が遠く画像が鮮明ではありませんが、神殿内を守護される神殿狛犬一対。

一の鳥居近く、高い台座の上から神域を守護されるのは、明治二十七年五月建立。『石工:福嶋伊之助』による加賀逆立ち狛犬の阿形さん。

と、同じく、仔狛を足元に大切に抱く吽形さん。

『福嶋伊之助氏』が生み出す仔狛さん、何とも表情が豊かでしかも生意気そうな顔が気に入っています。さて、モデルは何だったんでしょう?

「ひがし茶屋街」の鎮守として建てられた「末社:東山菅原神社」。御祭神は『菅原道真公』

由緒「当社は、東茶屋街の鎮守とされており、文政3年(1820)、犀川、浅野川の領地にはじめて妓桜を設置されることを公許された折に創建され、芸妓たちの鎮守として崇められたという。その後、現在地に遷座したという。」現地駒札より

拝殿前左右より神域を守護されるのは大正15年(1926)奉納の狛犬さん一対。ずっとこの地にあって茶屋街の女性たちに撫で続けられた所為でしょうか? すでに阿吽ともに表情はおぼろになり始めています。

先の狛犬さんよりもさらに鳥居近くにあって神域を守護されるのは、女性が頭を撫でると幸せになれるという狛犬さん一対。欠けてしまったお顔が何とも切なく、また愛おしくさえあります。

参拝日:2009年8月14日&2011年10月13日

(御朱印のみ:2015年5月25日)

 


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