車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

北居都(きたこず)神社 in 岡山県岡山市東区

2021年09月03日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岡山県

岡山市東区東平島に鎮座される「北居都(きたこず)神社」。御祭神は『八束水臣津奴(やつかみずおみつぬのみこと)・築桙等乎留比古(つきほことおるひこのみこと)』

由緒「北居都神社は、ここ平島地区を米作りの地として開かれた八束水臣津奴命と築杵等手留比古命御兄弟神を主祭神として祀る、この地発祥・開拓の祖神、総産土神です。創建年代は定かではないものの、古くは推古八(600)年とする縁起巻物もあります。平島地区の数社を合祀した明治四十三(1910)年、居都八幡宮から現在の名に改められました。」境内由緒書きより

参道石段の半ば、一の鳥居の両脇より神域を守護されるのは、2007年10月吉日建立の獅子顔の狛犬さん一対。台座の古さから世代交代かなと思ったのですが、実はここの狛犬さん、以前は明治32年(1899)建立の備前宮獅子さんがいたのですが、2007年の6月に盗まれたというのです。神域においでになる神獣さんは単なる美術品ではないと、当たり前の日本人なら生まれながらに知っている常識を持たない人種が、近くにいる事が腹立たしい!!😡。

怒りのパワーも手伝って急な石段も苦にならなくなりました😅 その勢いで随身門に。

随身門内より神域を守護されるのは、多分最近お化粧直しをされたのではないかと思われる随身様・・・・筆をもたれた人の感性が色々凄い😅

やっと拝殿までたどり着いて・・・流石に暫くは動けそうに有りません。

拝殿の向かって右手に鎮座される「祇園宮」。御祭神は『素盞嗚尊』

鳥居の前より神域を守護されるのは、2000年10月吉日建立の備前宮獅子さんを下地とされた獅子狛犬一対。参道の狛犬さんの件があるので、もしかしてここも?!と、つい疑ってしまいます。

「祇園宮」拝殿の屋根から参拝者を見下ろしているのは・・・・これは何でしょう???

参拝を終えて何気なくのぞいた祇園宮の拝殿、何とそこに鳥居前の獅子狛犬さんと瓜二つの備前宮獅子さんがおいでになりました。吽形さんだけというのがどうにも・・先の疑いに更に火をつけます。

境内由緒書き続き「この神社と近辺神社との位置を地図上で結ぶと、菱形(ダイヤモンド=玉)や剣の形になります。一方、拝殿の屋根には、八角の鏡(八咫の鏡)の中に「居」の文字をかたどった鬼瓦があり、玉、剣、鏡の「三種の神器」が揃います。神社の位置選定に、先人のすばらしい知恵が生かされたことが分かります。また表参道は東向き、社殿は東南東向きになっています。これはそれぞれ春分・秋分と冬至の太陽の昇る方角です。太陽と関係の深い農耕、米作りとのつながりが、ここからも見て取れます。」

相次ぐ社寺への放火、破壊、そして貴重な文化財や神獣の盗難・・・日本人であるなら、日本人としての大切な部分を捨て去った愚かで哀れな犯人たち。他国の者であるならそのさもしい卑しい根性の犯人たちを、心の底から軽蔑します。

参拝日:2010年8月11日

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御神名一口メモ

『八束水臣津奴(やつかみずおみつぬのみこと)』国引きを行った神。出雲の開闢神・島根と出雲の名づけ親。須佐之男命の子孫で、大国主命の祖父。

『築桙等乎留比古(つきほことおるひこのみこと)』、『八束水臣津奴命』とは兄弟。


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