高島市今津町酒波に鎮座される「日置(ひおき)神社」。御祭神は『素盞嗚命・日置宿禰命(ひおきすくねのみこと)』『稲田姫命・武甕槌命(たけいかづちのみこと)・ 天櫛耳命(あめのくしみみのみこと)・大国主尊』を合祀。式内社論社で、旧社格は郷社。
由緒「元酒波岩劔(いわつるぎ)大菩薩と称し徳川時代に岩劔大明神、若岩劔宮と称した。日置山という山号があって日置神社と定めたのである。日置神社は式内社で縁起には腹赤の池に大蛇あって人民を悩まし垂仁天皇の時代に素盞鳴命、稲田姫命自現あって退治し給い、其の大蛇の尾より得たる劔を投げて留まりし里に岩劔の神として崇めた。武内宿弥の霊夢により社殿を創建し正徳2年9月に社殿を再建した。」滋賀神社庁HPより
入母屋造 間口三間 奥行三間の拝殿は、四面全てが解放されており、祭礼の舞台としても使用されているようです。
拝殿の後方には、三間社流造 正面千鳥破風付 間口三間 奥行三間の本殿が鎮まられます。
本殿前左右より神域を守護されるのは・・・何と形容して良いのか、全くの初見タイプの狛犬さん一対。頭部の毛並みの所為で奥目に見える真ん丸の目、無理矢理耳元まで開けさせたかのような口。口元から除く牙。文章だけ見るとどんな恐ろしい顔と思われそうですが、これがまた阿吽ともに、底抜けに愛らしい😄
こちらも愛らしいという表現が似合う社殿彫刻の貫の獅子。牡丹の茎を咥えてご満悦の吽形さん。大きな毬を持ちながらも、美しい牡丹の花が羨ましくてたまらない阿形さん。玉が嵌めこまれている所為か、とても表情豊な一対になりました。
「境内社:天満宮・蚕神社」
「境内社:山神社」
「関白頼道塔」と呼ばれる高さ8尺あまりの五輪石塔。俗に「宇治権現」と称し、毎年2月7日に祭典が行われます。
ラストは手水舎の吐水兎。合祀される『大国主の尊』に因んだのでしょうか?
参拝日:2016年6月14日
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