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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

いよいよ土曜日(7/23)にヤマトロジー講座/クラブツーリズム奈良(2016 Topic)

2016年07月21日 | お知らせ
毎月第4土曜日の13時から90分の「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」、今月はこの土曜日(7月23日)に迫ってきた。7月の演題は「棚田嘉十郎と平城宮跡保存運動」、講師は池川愼一さんである。場所は、近鉄奈良駅ビル5階のクラブツーリズム奈良旅行センターで、参加費は1,200円で要申し込み(ネットまたは電話0742-90-1000)。まだ少し残席がある。同センターのHPによると、

■7月 「棚田嘉十郎と平城宮跡保存運動」
平城宮跡保存の功績者とされる棚田嘉十郎。彼が宮跡保存運動に関わった動機は何か?なぜ彼の行動が保存につながったのか? そして悲劇的な自刃の真相は? 当時の資料を読み解きながら、これらを探ります。

今、このように平城宮跡が保たれていてるのは、植木商だった棚田嘉十郎のおかげである。財産をなげうって宮跡保存に奔走した棚田は、自刃して果てる。その翌年(大正11年)、平城宮跡は国の史跡に指定された…。波乱に富んだ、そして謎に包まれた棚田の生涯がスッキリ分かる講座、ぜひ、たくさんのお申し込みをお願いしたい。

なお8月以降の予定は以下の通りである。12月と1月は第4土曜日ではないので、ご注意を。時刻はすべて13:00~14:30。

8月27日(土)「長谷寺と初瀬郷を訪ねる」雑賀耕三郎
9月24日(土)「解明!称徳天皇と百万塔陀羅尼の謎」徳南毅一
10月22日(土)「風雲!真田丸」鉄田憲男
11月26日(土)「これで分かる!額田王」橋本篤実
12月 3日(土)「南都七大寺を語る」徳南毅一(※日程変更)
1月22日(日)「私のおススメ!大和の古墳」道崎美幸(※日程変更)
2月25日(土)「卑弥呼の大和~邪馬台国畿内説を語る~」雑賀耕三郎
3月25日(土)「世阿弥の生涯」大山恵功


皆さん、クラブツーリズム奈良旅行センターの「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」を、どうぞよろしく!







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ええ古都なら(南都銀行の地域情報サイト)が、10年ぶりに全面リニューアル!

2016年07月20日 | お知らせ
南都銀行は銀行としては珍しく、10年前(2006年)に「ええ古都なら」という奈良の観光情報を発信する独自サイトを構築した。同行は2004年、全国の銀行としては初の「観光企画室」を設置し、その事業の一環としてスタートさせたサイトである。その後10年、スマホやFacebookに対応するとともにデザインを一新、機能もコンテンツも大幅に拡充した。同行が昨日(7/19)発表した「ニュースリリース」(PDF)によると、

観光サイト「ええ古都なら」を全面リニューアル!
~地方創生に資する地域情報を発信してまいります~

南都銀行(頭取 橋本 隆史)は、平成28年7月19日、観光サイト「ええ古都なら」を全面リニューアルしました。 当サイトは、当行が平成18年4月に奈良県の観光振興を目的に、観光情報の発信に特化した独立サイトとして近畿地銀で初めて開設し、今年で10年を迎えました。

今般のリニューアルでは、観光資源のみならず奈良県の素晴らしい地域資源を紹介するなど、観光サイトから地域ポータルサイトへと進化させ、またソーシャル・ネットワーキング・サービス“Facebook” を活用し国内外へ広く情報発信することで、観光振興にとどまらず将来的な移住・定住の促進など、 地方創生への貢献を目指します。

また、デザインを一新し、スマートフォンへも対応することで、スマートフォン世代や中・高齢者等 幅広い個人層に対し、当サイトを通じ、奈良の魅力を発信してまいります。今般のリニューアルの内容は以下のとおりです。

1. 具体的な取組み
(1)地域情報を満載 奈良県の観光情報のみならず、歴史・文化、グルメや地域のイベント等、奈良の魅力を幅広 く紹介します。

(2)デザインを一新 明るく楽しく感じてもらえるデザインに一新。画像やアイコンを多用し、直感的な操作により、 ユーザーが必要とするコンテンツを見つけやすいデザインにしました。

(3)スマートフォン対応 スマホ普及に対応し、小さな画面からも閲覧しやすい設計にしました。

(4)公式 Facebook ページ対応 当サイトの公式 Facebook ページ「ええ古都なら」を開設。当サイトに Facebook 関連のアイ コン(ソーシャルプラグイン機能)を配置し、SNS と連動させて情報の拡散を狙います。

(5)サイト内検索機能追加 当サイト内限定でキーワード検索を設けることで、ユーザーの利便性向上を実現します。

2.リニューアル日 平成28年7月19日(火)

当行は今後も、インターネットを活用して地元奈良の地域情報を発信し、地域の活性化に取組んでまいります。
【本件に関する照会先】公務・地域活力創造部 小林(こばやし)・濱野(はまの) ℡0742-27-1611


いろんなアンケート調査の結果を読んでいると、奈良県は「現地で得られる情報が豊富」とされる。確かに県下各地に関するパンフレット類が充実しているので、私も見逃さないよう、常に観光案内所などをチェックしている。しかしこれは逆にいうと「事前にネットなどで得られる情報が少ない」ということなのだ。

県の公式HP「あをによし なら旅ネット」(旧大和路アーカイブ)や、今日からサービスが開始されるスマホアプリ「ナラプラス」などもあり、県も頑張ってはいるがお隣の京都などに比べると、まだ見劣りするのが現状である。そこで民間銀行が独自の情報サイトを構築し、自治体などのサイトとはまたは違うアングルから県下各地を紹介しよう、というのが「ええ古都なら」の趣旨である。

構想2年、満を持してリニューアルした楽しい情報サイトである。ぜひ「ええ古都なら」にアクセスしていただき、奈良の最新情報を仕入れてください!

コメント (2)
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意外な歴史の謎を発見!奈良の「隠れ名所」 (じっぴコンパクト新書)が発刊!

2016年07月19日 | ブック・レビュー
ついに出た! といっても私はまだ手にしていないのだが…。このたび実業之日本社から『意外な歴史の謎を発見! 奈良の「隠れ名所」 』 (じっぴコンパクト新書)という新書本が刊行された。お値段は972円(税込み)。姫路にお住まいのIさん(奈良まほろめばソムリエ)から、こんなメールをいただき、発刊を知った。

ジュンク堂姫路店で『奈良の「隠れ名所」』を買いました。前著『奈良「地理・地名・地図」の謎』にもましてマニアックな内容がきちんと整理して記載されていると思います。実業之日本社へは、続編を希望する葉書を出しておきました。

 意外な歴史の謎を発見! 奈良の「隠れ名所」 (じっぴコンパクト新書)
 奈良まほろばソムリエの会
 実業之日本社

前昨『奈良「地理・地名・地図」の謎』は監修(ライターの書いた原稿に手を入れる)だったが、今回は、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の12人のメンバーが実際に執筆し、産経新聞奈良版および三重版ほかに連載された「なら再発見」(2012.10.6~2015.3.28)の115本から厳選された72本の記事が紹介されている(私の書いた記事も7本入っている)。表紙に《「當麻曼荼羅」を織った中将姫の秘薬が今の入浴剤のルーツだった!?》とあり、これは私が紹介したネタ「中将姫と中将湯」である。

前作『奈良「地理・地名・地図」の謎』は、「奈良をよく知らない人を対象に、奈良のことを分かりやすく」というコンセプトで作られたが、今度は「奈良をよく知っている人でも、案外知らない話を紹介する」という方針で作られた。新聞掲載時より文章が短くコンパクトになり、読んでいただきやすくなった。当会会員の石田一雄さんにお書きいただいた「はじめに」には、

 奈良「地理・地名・地図」の謎 (じっぴコンパクト新書)
 奈良まほろばソムリエの会(監修)
 実業之日本社

読んでいただくと、奈良市はもちろん、それ以外の各地域にも、こんな場所があるのか、こんなものがあるのか、一度訪れてみよう、見に行ってみようと思っていただけると自負しています。公共交通機関ではやや不便な場所があるかも知れませんが、ほとんどの場所が京阪神から自家用車で日帰り可能なので、ぜひ一度訪れていただければ。奈良ファンを自認するわれわれにとっても幸いです。

実際に地図にコンパスを当ててみると、西明石を起点にしても「上北山村・下北山村・十津川村・野迫川村」を除けば、他のすべての地域へ日帰りバスツアーが可能である。

なお『意外な歴史の謎を発見! 奈良の「隠れ名所」 』の執筆者12人は50音順に、石田一雄、大山恵功(よしのり)、小北博孝、雑賀耕三郎、鈴木浩(ゆたか)、辰馬真知子、田原敏明、露木基勝、鉄田憲男、西川誠、藤村清彦、安井永。

会員が思いつくまま、ランダムに書いた新聞掲載時と違い、奈良県を5ヵ所にわけて地域別に紹介されているので、とても読んでいただきやすい。もちろん「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)の受験対策本としても、お使いいただける。皆さん、ぜひ書店で手にとってご覧ください!
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かみせ祭りと林業まつり/8月6日(土)は、川上村へ!(2016 Topic)

2016年07月18日 | お知らせ
毎年8月には川上村(奈良県吉野郡)で「かみせ(神瀬)祭り」が営まれる。盆踊りのほか、大輪の花火大会も行われる。土倉庄三郎翁百回忌の今年は、吉野かわかみ社中の主催による「林業まつり」も同時開催される。まず、かみせ祭り(8/6 16:00~)。村の観光サイトによると、

かみせ祭り
バザーや模擬店、お楽しみ抽選会等を実施。
盆踊りも行われ、村の夏祭りとして多くの人で賑わいます。

開催日 8月6日16:00~
場 所 川上村役場周辺(奈良県吉野郡川上村大字迫)
交通アクセス 湯盛温泉杉の湯行乗車、川上村役場下車
お問い合わせ先 川上村商工会(奈良県吉野郡川上村大字迫1335-3)TEL:0746‐52‐0127

行事・イベント内容
「かみせ」とは、川上村の古い呼び方で古くは「神瀬」と呼ばれていたとあります。盆踊りはもちろん村民による和太鼓の演奏や、ゲーム、ビンゴ大会、夜店、バザーなど、子どもたち、若い人もお年寄りも誰もが楽しめるお祭りです。

村民をはじめ、帰省中の人や観光客など、みんなが集まって、太鼓の音や音頭の声に合わせ、掛け声をかけ一同になって盆踊りを踊る姿は、昔ながらの夏祭りそのもの。祭りの最後には、みんなお楽しみの福引抽選会が行われます。


そして林業まつり。吉野かわかみ社中のHPによると、

土倉庄三郎翁 没後100周年記念事業
吉野かわかみ社中 林業祭 

日時:平成28年8月6日(土)10:00~15:00
会場:川上健民グラウンド(吉野郡川上村西河)

林業祭りのパンフレットが完成しました、こちら(PDF)からどうぞ!木工体験や割りばし作り体験などを計画中!!詳細はこのページや社中facebookページにて更新していきます。同日開催イベントも盛りだくさん!!!朝から晩まで、8月6日は川上村を満喫していってください!! 川上遊水フェスタパンフレットは、こちら

◆土倉庄三郎翁 没後100周年記念事業
土倉庄三郎翁ゆかりの地を巡るツアー <要予約>
吉野かわかみ社中 林業祭の会場をとびだして土倉翁ゆかりの地を巡ります。
◆水生生物を調べよう ~TOYOTA AQUA SOCIAL FES~ <要予約>
林業祭り会場の横を流れる音無川にて 水生生物をさがそう!!
◆スペシャルそうめん流し ~山の学校達っちゃんクラブ~ <要予約>
全長50mの素麺流し
◆大滝ダム見学案内 <予約不要>
12:00~15:00 大滝ダム堰堤
普段は立ち入ることのできない場所までエレベーターに乗っていくことができます。
下から見上げる大滝ダム堤体は迫力満点

お問い合わせは、吉野かわかみ社中へ。0746-52-9555 info@yoshinoringyo.jp

チラシによると、林業総合センターによる「川上産材大売り出し」は、6日と7日の両日、8:30~17:00まで行われるそうだ。「20%オフ」をはじめ「赤札商品もあります。お楽しみに!」ということなので、これは見逃せない。

皆さん、8月6日(土)は、ぜひ川上村へ足をお運びください!


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陀羅尼助の原料・キハダの原木を展示!/やくぜん(橿原市今井町)の店頭で(2016 Topic)

2016年07月17日 | お知らせ
大峰登山者の土産物として知られる「陀羅尼助(だらにすけ)」などの胃腸薬に使われるキハダ(黄膚)は、ミカン科キハダ属の落葉高木で、黄柏(おおばく)とも呼ばれる。この樹皮は《板状で味はきわめて苦く、粘液性があり、ベルベリンを主成分とする。漢方では、消炎性収れん剤として、下半身の炎症や充血、黄疸、下痢などの症状に用いられる》(漢方ビュー)。


見よ!この偉容。写真は、若林稔さん(今井町町並み保存会会長)にお撮りいただいた

名前は聞いていても、その現物を見た人は少ないだろうが、なんと、それが大成漢方薬局が運営する「お食事処やくぜん」(橿原市今井町)の店頭に展示してあるのだ。かつて「テンタクルズ」(タコ、イカなどの触手の意)というアメリカのパニック・ホラー映画があったが、それを思わせる不思議な形状と、まっ黄色い木肌。これは一見の価値がある。やくぜんの山田さんからは、このようなお便りをいただいた。


「お食事処やくぜん」の店頭(展示前の様子)

この黄柏の木は6月21、22、24の3日がかりで採取し、トラックで運搬し、展示しています。設置後、上部(表面)薄皮を剥がし、まっ黄色な木肌が現れています。すでに店のスタッフがFacebookに写真を投稿したところ、パワーをもらえたといった反響があります。

ご存じのように「だらに飴」はこの根の皮からエキスを取っています。現在、この黄柏自体が入手困難で、これでやっとだらに飴のエキスを抽出する作業が始まります。…




だらに飴。この飴のホームページから拝借。意外と美味しいのだ

採取の様子は、末尾の画像をご覧いただきたい。こんなに丁寧に掘り下げるのだ、まるで遺跡の発掘現場である。みなさん、ぜひ足をお運びください! よろしければお食事も、「だらに飴」も!




コメント (9)
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