
今年(2016年)10月7日(金)、日本ミシュランタイヤは、『ミシュランガイド2017』の掲載店を発表した。奈良県内で選ばれた店は計22ヵ店で、6ヵ店も増えた。おいしく手ごろな価格の店「ビブグルマン」にも26ヵ店が選ばれ、11ヵ店も増えた。これは快挙だ! 「調査員おすすめの店」(星なし)も、127ヵ店が選ばれた。
近年は顔ぶれが変わらず、昨年は当ブログに「ミシュランは、毎年ちゃんと調査しているのだろうか?」と疑問を投げかけたが、今年はちゃんと調査したようだ。まぁ5年に1度くらいは再調査するということか。今朝の産経新聞奈良版《ミシュランガイド奈良2017特別版 6年連続三つ星に「和 やまむら」「星」は22店に》によると、
日本ミシュランタイヤは7日、レストランや宿泊施設を星の数で格付けする「ミシュランガイド奈良2017 特別版」の掲載店を発表した。日本料理の「和 やまむら」(奈良市)が6年連続三つ星に輝いたほか、日本料理の「白(つくも)」(同)が初登場で二つ星となった。
県内で「星」が付いたのは、昨年の16店から増えて22店。手ごろな価格で上質な料理が堪能できる店「ビブグルマン」には日本で初めて、スリランカ料理の「ラッキーガーデン」(生駒市)が選ばれた。
日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は同日、荒井正吾知事を表敬訪問。観光客の多さを評価し、ミシュランガイドとの相乗効果に期待を込めたという。
奈良の評価は平成23年に始まった。これまでは奈良市など中心部の店舗や施設のみの格付けだったが、今回は対象を県全域に拡大。星やビブグルマンは付かない「調査員おすすめの店」の情報も掲載し、掲載店は175店に上った。
奈良版は書籍では発行されず、ミシュランガイドの有料会員制公式ウェブサイト「クラブミシュラン」で公開される。会費は月額324円、年間3240円から。今月20日までは会員以外でも、新規掲載店と前年から評価が上がった店に限り無料で閲覧できる。
ミシュランが作るこちらのサイトは、無料で閲覧できる。なお産経の記事に《これまでは奈良市など中心部の店舗や施設のみの格付けだったが、今回は対象を県全域に拡大》とあるが、これは初耳だ。確かに今回、生駒市、橿原市、五條市の店が星を獲得したが、これまでは「対象外」だったとは!そんなことは誰も知らなかった、不親切というかいいかげんというか。ともあれお店が増えたことは喜ばしい。以下に星を獲得した22ヵ店と「ビブグルマン」の26ヵ店を紹介しておく。
【☆☆☆】
和 やまむら(日本料理、奈良市)
【☆☆】
温石(同、奈良市)▽夢窓庵(同、奈良市)▽花墻(はながき 同、奈良市)▽白(つくも 同、奈良市=新規)
【☆】
秋篠の森 なず菜(日本料理、奈良市)▽味の旅人 浪漫(同、奈良市)▽玄(蕎麦、奈良市)▽神戸亭(串揚げ、奈良市)▽枯淡(日本料理、奈良市)▽MASUDA(串揚げ、奈良市)▽万惣(日本料理、奈良市)▽一如庵(蕎麦、宇陀市)▽味の風にしむら(日本料理、桜井市)▽尾川(同、大和郡山市)▽三九みつまた(同、日本料理=ビブグルマンから昇格)▽オルケストラータ(イタリア料理、奈良市=新規)▽かこむら(同、奈良市=返り咲き)▽森本(日本料理、橿原市=新規)▽オーベルジュ・ド・ぷれざんす(フランス料理、桜井市=新規)▽ア・ヴォートル・サンテ(同、生駒市=新規)、▽五條源兵衛(日本料理、五條市=新規)
【ビブグルマン】
望月(焼鳥、奈良市)▽ヴァンティミリア(奈良市、イタリア料理)▽亜耶(あや 居酒屋、奈良市)▽串づ串(串揚げ、奈良市)▽吉座傳右衛門(日本料理、奈良市)▽えとね(フランス料理、奈良市)▽香月(かげつ 日本料理、奈良市)▽彦衛門(蕎麦、奈良市)▽きみなみ(蕎麦、奈良市))▽喜樂庵(きらくあん うどん、奈良市=新規)▽まさら庵(インド料理、奈良市=新規)▽分田上(おでん、奈良市)▽魚々(ぎょぎょ 居酒屋、奈良市=新規)▽一徳(ラーメン、天理市=新規)▽アバロッツ(生駒市、スペイン料理)▽きのこ料理創士庵(そうしあん 日本料理、生駒市=新規)▽イルジラソーレ(イタリア料理、生駒市)▽りんどう(串揚げ、生駒市)▽ラッキーガーデン(スリランカ料理、生駒市=新規)▽旭亭(うなぎ、宇陀市=新規)▽一平ちゃん(韓国料理、斑鳩町=新規)▽荒木伝次郎(うどん、田原本町=新規)▽和遊(わゆう 日本料理、香芝市=新規)▽マガジーノ(イタリア料理、香芝市=新規)▽ひまわり(洋食、五條市=新規)▽侘助(わびすけ 蕎麦、黒滝村=新規)
星つきの店は、25ヵ店(2012年版)→22ヵ店(2013年版)→19ヵ店(2014年版)→16ヵ店(2015年版)→16ヵ店(2016年版)とじり貧だったが、今回は22ヵ店(2017年版)と一気に4年前の水準にまで回復した。今回は県南部から「五條源兵衛」が新たに選ばれ、これが一番嬉しい。料理長の中谷暁人さんは、私と同じ紀州九度山の出身である。よく「星を落とした店は?」というご質問をいただくので、お店には失礼ながら、以下に掲載しておく。
ラ・カシェット(奈良市)、きた田(奈良市)、田舎茶屋 千恵(桜井市)、イ・ルンガ(奈良市)、川波(奈良市)、清澄の里 粟(奈良市)、ステーキ関(奈良市)、蕎麦きり 彦衛門(奈良市=ビブグルマンに移行)、ゆう座(奈良市)、ル・ベンケイ(大和郡山市)
これらの店は、特に味が落ちたわけでもないのに外されてしまい誠にお気の毒であるが、大半が「調査員おすすめの127ヵ店」(星なし)に選ばれている。これら127ヵ店は、また日を改めて紹介したいが、「気ままな旅&グルメブログ」に掲載されているので、根気のある方はご参照いただきたい。
「ビブグルマン」は前回(2016年版)初めて15ヵ店が紹介され、今回26ヵ店(うち13ヵ店は新規)が選ばれたのは、とても有り難いことだ。とりわけ「ラッキーガーデン」が国内初のスリランカ料理店として選出されたのは、誠に喜ばしい限りだ(とても行きにくい場所だったが)。
初めて奈良がミシュランガイドに掲載されることになったとき、私は20ヵ店程度と予想した。するとハンドルネーム「接待人」さんから当ブログにこんなコメントをいただいた。
よく接待や大事なお客様で美味しいお店を、奈良、大阪、神戸、京都と食べ歩いています。tetsudaさんには悪いのですが、安くて美味しい料理は、正直今までお目にかかった事がありません。すみません。正直、ミシュランの的確な調査方法、評価は間違いありません。私の予想は奈良は5~7星があればいいでしょう。星に選ばれたお店は、私的に間違いないと思います、10月が楽しみですね。
ところが選ばれたのは、私の予想をも上回る25ヵ店(2012年版)だった。そこから星を落とし続けたが、今年になってやっと増加に転じた。
これからは食欲の秋、皆さん、ぜひ県下の美味しいお店を食べ歩きましょう!
近年は顔ぶれが変わらず、昨年は当ブログに「ミシュランは、毎年ちゃんと調査しているのだろうか?」と疑問を投げかけたが、今年はちゃんと調査したようだ。まぁ5年に1度くらいは再調査するということか。今朝の産経新聞奈良版《ミシュランガイド奈良2017特別版 6年連続三つ星に「和 やまむら」「星」は22店に》によると、
日本ミシュランタイヤは7日、レストランや宿泊施設を星の数で格付けする「ミシュランガイド奈良2017 特別版」の掲載店を発表した。日本料理の「和 やまむら」(奈良市)が6年連続三つ星に輝いたほか、日本料理の「白(つくも)」(同)が初登場で二つ星となった。
県内で「星」が付いたのは、昨年の16店から増えて22店。手ごろな価格で上質な料理が堪能できる店「ビブグルマン」には日本で初めて、スリランカ料理の「ラッキーガーデン」(生駒市)が選ばれた。
日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は同日、荒井正吾知事を表敬訪問。観光客の多さを評価し、ミシュランガイドとの相乗効果に期待を込めたという。
奈良の評価は平成23年に始まった。これまでは奈良市など中心部の店舗や施設のみの格付けだったが、今回は対象を県全域に拡大。星やビブグルマンは付かない「調査員おすすめの店」の情報も掲載し、掲載店は175店に上った。
奈良版は書籍では発行されず、ミシュランガイドの有料会員制公式ウェブサイト「クラブミシュラン」で公開される。会費は月額324円、年間3240円から。今月20日までは会員以外でも、新規掲載店と前年から評価が上がった店に限り無料で閲覧できる。
ミシュランが作るこちらのサイトは、無料で閲覧できる。なお産経の記事に《これまでは奈良市など中心部の店舗や施設のみの格付けだったが、今回は対象を県全域に拡大》とあるが、これは初耳だ。確かに今回、生駒市、橿原市、五條市の店が星を獲得したが、これまでは「対象外」だったとは!そんなことは誰も知らなかった、不親切というかいいかげんというか。ともあれお店が増えたことは喜ばしい。以下に星を獲得した22ヵ店と「ビブグルマン」の26ヵ店を紹介しておく。
【☆☆☆】
和 やまむら(日本料理、奈良市)
【☆☆】
温石(同、奈良市)▽夢窓庵(同、奈良市)▽花墻(はながき 同、奈良市)▽白(つくも 同、奈良市=新規)
【☆】
秋篠の森 なず菜(日本料理、奈良市)▽味の旅人 浪漫(同、奈良市)▽玄(蕎麦、奈良市)▽神戸亭(串揚げ、奈良市)▽枯淡(日本料理、奈良市)▽MASUDA(串揚げ、奈良市)▽万惣(日本料理、奈良市)▽一如庵(蕎麦、宇陀市)▽味の風にしむら(日本料理、桜井市)▽尾川(同、大和郡山市)▽三九みつまた(同、日本料理=ビブグルマンから昇格)▽オルケストラータ(イタリア料理、奈良市=新規)▽かこむら(同、奈良市=返り咲き)▽森本(日本料理、橿原市=新規)▽オーベルジュ・ド・ぷれざんす(フランス料理、桜井市=新規)▽ア・ヴォートル・サンテ(同、生駒市=新規)、▽五條源兵衛(日本料理、五條市=新規)
【ビブグルマン】
望月(焼鳥、奈良市)▽ヴァンティミリア(奈良市、イタリア料理)▽亜耶(あや 居酒屋、奈良市)▽串づ串(串揚げ、奈良市)▽吉座傳右衛門(日本料理、奈良市)▽えとね(フランス料理、奈良市)▽香月(かげつ 日本料理、奈良市)▽彦衛門(蕎麦、奈良市)▽きみなみ(蕎麦、奈良市))▽喜樂庵(きらくあん うどん、奈良市=新規)▽まさら庵(インド料理、奈良市=新規)▽分田上(おでん、奈良市)▽魚々(ぎょぎょ 居酒屋、奈良市=新規)▽一徳(ラーメン、天理市=新規)▽アバロッツ(生駒市、スペイン料理)▽きのこ料理創士庵(そうしあん 日本料理、生駒市=新規)▽イルジラソーレ(イタリア料理、生駒市)▽りんどう(串揚げ、生駒市)▽ラッキーガーデン(スリランカ料理、生駒市=新規)▽旭亭(うなぎ、宇陀市=新規)▽一平ちゃん(韓国料理、斑鳩町=新規)▽荒木伝次郎(うどん、田原本町=新規)▽和遊(わゆう 日本料理、香芝市=新規)▽マガジーノ(イタリア料理、香芝市=新規)▽ひまわり(洋食、五條市=新規)▽侘助(わびすけ 蕎麦、黒滝村=新規)
星つきの店は、25ヵ店(2012年版)→22ヵ店(2013年版)→19ヵ店(2014年版)→16ヵ店(2015年版)→16ヵ店(2016年版)とじり貧だったが、今回は22ヵ店(2017年版)と一気に4年前の水準にまで回復した。今回は県南部から「五條源兵衛」が新たに選ばれ、これが一番嬉しい。料理長の中谷暁人さんは、私と同じ紀州九度山の出身である。よく「星を落とした店は?」というご質問をいただくので、お店には失礼ながら、以下に掲載しておく。
ラ・カシェット(奈良市)、きた田(奈良市)、田舎茶屋 千恵(桜井市)、イ・ルンガ(奈良市)、川波(奈良市)、清澄の里 粟(奈良市)、ステーキ関(奈良市)、蕎麦きり 彦衛門(奈良市=ビブグルマンに移行)、ゆう座(奈良市)、ル・ベンケイ(大和郡山市)
これらの店は、特に味が落ちたわけでもないのに外されてしまい誠にお気の毒であるが、大半が「調査員おすすめの127ヵ店」(星なし)に選ばれている。これら127ヵ店は、また日を改めて紹介したいが、「気ままな旅&グルメブログ」に掲載されているので、根気のある方はご参照いただきたい。
「ビブグルマン」は前回(2016年版)初めて15ヵ店が紹介され、今回26ヵ店(うち13ヵ店は新規)が選ばれたのは、とても有り難いことだ。とりわけ「ラッキーガーデン」が国内初のスリランカ料理店として選出されたのは、誠に喜ばしい限りだ(とても行きにくい場所だったが)。
初めて奈良がミシュランガイドに掲載されることになったとき、私は20ヵ店程度と予想した。するとハンドルネーム「接待人」さんから当ブログにこんなコメントをいただいた。
よく接待や大事なお客様で美味しいお店を、奈良、大阪、神戸、京都と食べ歩いています。tetsudaさんには悪いのですが、安くて美味しい料理は、正直今までお目にかかった事がありません。すみません。正直、ミシュランの的確な調査方法、評価は間違いありません。私の予想は奈良は5~7星があればいいでしょう。星に選ばれたお店は、私的に間違いないと思います、10月が楽しみですね。
ところが選ばれたのは、私の予想をも上回る25ヵ店(2012年版)だった。そこから星を落とし続けたが、今年になってやっと増加に転じた。
これからは食欲の秋、皆さん、ぜひ県下の美味しいお店を食べ歩きましょう!
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