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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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奈良まほろばソムリエ(奈良検定)合格者の推薦図書

2014年04月02日 | 奈良検定
 奈良県の歴史散歩〈上〉奈良北部
 奈良県高等学校教科等研究会歴史部会編
 山川出版社

今日は休みを取ったので、こんな時間にブログを書いている。
今年(2014年)の「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)の最上級資格「奈良まほろばソムリエ」に、Yさん(57歳)が合格された。Facebookには、

苦節6年、よくぞ気力を維持できました。『奈良検定 ソムリエ級』合格いたしましたああああ。超うれしい。2級 一発合格。1級 ここが3年かかりました。ソムリエ級 2回目で突破。努力の成果が実ったことに超満足。対策として
1.奈良に関する本を片っ端から読み。
2.検定本の347か所のうち324か所を訪れ、イメージを叩き込み。
3.ガイドになった気持ちで動いたところを案内文として作成する。
4.事前セミナーには参加し、ポイントをしぼる。
というようなことを去年は一生懸命しました。


とお書きになっていた。「奈良に関する本を片っ端から読み」とあったので、どんな本を読まれたのか、気になったので、ベスト本をお聞きしてみたところ、以下のとおり詳しいご回答をいただいた。

 奈良県の歴史散歩〈下〉奈良南部
 奈良県高等学校教科等研究会歴史部会編
 山川出版社

BEST1.『奈良県の歴史散歩』(上)(下)
これはガイド本としては非常に参考になる本です。ここに紹介されているルートをすべて歩き感じたことを頭に焼き付ければ、ベースは必ずできると思います。公式ガイドブックに記載の項目以上に内容は詳細です。


これは私もベスト1.に推薦する。詳しいし図表が豊富だし、ルビもたくさん振られている。これを5回読んでマスターし、ソムリエに合格された人もいた。公式テキストの次に精読すべき必読書である。



BEST2.『月刊大和路 ならら』
これはその時々の特集が組まれ、詳細にレポートされているのがいいです。去年は、天誅組150年の年で必ず何かしら問題にでると思ってた時、天誅組の特集がでました。隊員全員の顛末が記述されこれは読んでおいて正解でした、一問だけでしたが。また、一風変わった散策ウォーキングコースが毎回紹介されこれも参考になります。これは毎号買ってました。


これもいい。私は各月のテーマを見て買うことにしているが、毎月毎月、よくこんな面白いテーマを見つけられるものだと感心している。

 ドラマチック奈良~昔むかしをつぶさに歩く
 小倉つき子著
 ならフィールド

BEST3.B5版ではこれです。『ドラマチック奈良~昔むかしをつぶさに歩く』
奈良市を中心とした紹介本ですが、ふだんのウォーキングでは見逃してしまう意外な場所の紹介が多く。非常に参考になりました。きれいな写真や図が多く、親しみやすいしです。この本を片手に紹介されている場所を、探しまくりました。それもまた楽しです。


この本は読んだことがない。今度、書店で探してみようと思っている。

 奈良謎とき散歩~万葉人の息吹と古代のロマンを訪ねて
 大宮守友著
 廣済堂出版

BEST4.文庫本です。『奈良謎とき散歩~万葉人の息吹と古代のロマンを訪ねて』
多岐にわたるいろいろな伝承や発祥等興味をそそる事項をうまくまとめて紹介されています。非常にいい参考本です。結構ここにかいてあることは検定試験にでていると思います。

この本は私も愛読している。2級受験から使える楽しい本で、気軽に読めるのがいい。『奈良「地理・地名・地図」の謎』を作るときにも、参考にさせていただいた。

 検証 平城京の政変と内乱 (学研新書)
 遠山美都男著
 学研パブリッシング

 日本人の心の原点をたどる! 奈良の祭事記 (青春新書INTELLIGENCE)
 岩井宏實著
 青春出版社

BEST5.新書本で『検証 平城京の政変と内乱』『奈良の祭時記』『教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎』
どうしても1冊に絞れずこの3冊を選びました。特に、長屋王から始まる奈良時代の政変の歴史をすべてその背景まで網羅するのには非常にいい本と思います。歴史を抑えるならこれは読んでおいた方がいいですね。天皇家、藤原家の関係や当時の政治情勢がよくわかる。

私は『奈良の祭時記』だけは読んだ(今は品切れ中)。奈良の伝統行事が網羅されていて、とても役立つ(行事内容や日程が変更されているものもあるが)。他の2冊は立ち読みしたことがあるが、これらも参考になるだろう。

 教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎 (ベスト新書)
 武光誠著
 ベストセラーズ

BEST6.以下
『奈良の平日 誰も知らない深いまち』浅野詠子著 講談社(今までと違った視点であり、興味深く読めます)


 奈良の平日 誰も知らない深いまち
 浅野詠子著
 講談社

『御所歴史読本(別冊歴史読本1)』中経出版(これはtetsudaさんも紹介されてましたね。この地方の本による紹介は少なく、すぐ買いました。)

 御所歴史読本(別冊歴史読本1)
 御所市観光協会協力
 中経出版

『大和葛城の大古墳群』新泉社(遺跡シリーズの専門書ですが、体系だって学習するにはいいかも。巣山古墳が出るだろうと予想して購入した本です 。去年のソムリエ試験にこの方面ガイド出てましたね)

 大和葛城の大古墳群―馬見古墳群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
 河上邦彦著
 新泉社

『古事記の奈良大和路』我が奈良の誇り千田稔先生著 東方出版(千田先生のお父さんに私高校時代習いました。)

 古事記の奈良大和路
 千田稔著
 東方出版

『歴史の旅 古代大和を歩く』和田萃著 吉川弘文館

 歴史の旅 古代大和を歩く
 和田萃著
 吉川弘文館

『ほとけの履歴書~奈良の仏像と日本のこころ~』藪内佐斗司著 NHK出版

 ほとけの履歴書―奈良の仏像と日本のこころ (生活人新書)
 藪内佐斗司著
 日本放送出版協会

『奈良時代一周』来村多加史著 日本放送出版協会

 奈良時代一周~まほろばを歩く
 来村多加史著
 日本放送出版協会

試験対策としては、インターネットによる情報収集も役にたちますね。

うーん、さすがによく読んでおられる。Yさんは読書家なので、ピンポイントで深掘りした本をたくさんお読みのようだが、私はもう少し幅広いテーマの本を好んで読んだ。

『日本の歴史(1)~(3)』(中公文庫)、『きょうの奈良』(紫紅社)、『奈良』(岩波新書)、『奈良大和路の仏像』(JTBキャンブックス)、『奈良の仏像』(アスキー新書)、『面白いほどよくわかる天皇と日本史』(ただし奈良時代までしか読んでいない。日本文芸社)など。あと新刊の『奈良「地理・地名・地図」の謎』(実業之日本社)も、ぜひお読みいただきたい。

 きょうの奈良―まほろばの国の三六五日
 小野久仁子著
 紫紅社

初回試験でソムリエに合格されたU先輩(2級~ソムリエまで、すべて1発合格)は、参考図書を読んではその要点をサブノートにまとめたという(本1冊につきサブノート1冊)。それを聞いて私も試してみたところ、これは確かによく頭に入る。おかげでソムリエには1発で合格できた。ただし、これをやるには相当時間がかかるので、早くスタートを切ることが必要だ。

次回、ソムリエに挑戦される皆さんは、これら推薦図書などを参考にして、早めのご準備をお薦めしたい。

[ P R ]
 奈良が分かる絶好の手引き書!

 奈良「地理・地名・地図」の謎
 NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」監修
 実業之日本社(じっぴコンパクト新書) 762円

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