
2/7(木)に、第4話が放送された。当日の読売新聞からストーリーを拾うと、
《堀田(多部未華子)が突然、剣道部に入部した。父親が剣道の道場を経営する堀田は、かなりの実力者だったが、小川(玉木宏)は素直に歓迎できない。そんな折、小川と道子(綾瀬はるか)は、大和杯のルールは開催校が決められると知る。2人は慌てて参加校に勝ち抜き戦へのルール変更を連絡。小川は大和杯で優勝する可能性が出てきたことを、シカに報告しに行く》
道子は、奈良公園でシカと話をしている小川の様子を見て不安になり、明日香村見物に誘う。高松塚古墳や黒塚古墳(天理市)などを回り、道子はリチャード(児玉清)が30年も「邪馬台国=大和説」を立証しようと取り組んでいることを小川に話すのだが、これらは伏線である。
2人がお酒を飲む居酒屋は、奈良市もちいどのセンター街の「蔵」だし、最終電車に乗り遅れて泊まる旅館は、奈良町の「静観荘」(もと遊郭で、外国人客に人気の宿)なので、奈良市民としてはとても興味が持てた。なお、2人が自転車で訪ねた明日香村の丘陵地(飛鳥周遊道沿い)は、私の勤務先が草木を育てている植樹地である。
番組終了10分前になって剣道の試合が始まり、ここから盛り上がるのだが、果たしてこのシーンまで視聴者がついてきてくれたのか、不安だった。視聴率は関東で8.0%、関西で10.0%だったそうだが、関東の視聴者に飛鳥めぐりは退屈だったのかも知れない。
ちょうど今、私は『鴨川ホルモー』を借りて読んでいるのだが、実際に「ホルモー」が出てくるのは、小説のまん中あたりである。だから「これがテレビなら、視聴者は待ちきれないだろうな」とも思う。
かつて「岸辺のアルバム」で、ヒロインの主婦(八千草薫)の不倫相手(竹脇無我)が、最初は声だけしか出ないので「早く本人を登場させろ」という視聴者からの要望があったが、脚本の山田太一は頑としてそれをはねのけた(だから視聴率は14%とそれほど高くなかったが、番組終了後、評判が高まった)というエピソードを思い出す。小説の読者と違って、テレビの視聴者はせっかちなのだ。
さて冒頭の写真は、春日大社の境内にある「夫婦大国社」で偶然見つけたものだ。神主さんの話では、こちらは夫婦円満と芸能の神様だそうで、玉木宏&綾瀬はるかのシャモジの横には、堂本剛、岡村隆史、山田花子の名前が見えるが、これらはすべて直筆なのだそうだ。玉木と綾瀬のシャモジの日付が1日ズレているが、これもご愛敬だろう。西川ヘレンや菅原文太のシャモジなどもあり、天井近くに掲げられた蛇の絵は、石坂浩二が描いて奉納したものだった。
意外なところに、芸能人の信仰を集めるお社があるものだと驚いた。この際は、大国主命(おおくにぬしのみこと)のお力で、ぜひ番組の視聴率を上げていただきたいとお祈りするばかりだ。
※「鹿男あをによし」第3話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/d1d4ea6b2fe63e7e35f65eddd9537b81
《堀田(多部未華子)が突然、剣道部に入部した。父親が剣道の道場を経営する堀田は、かなりの実力者だったが、小川(玉木宏)は素直に歓迎できない。そんな折、小川と道子(綾瀬はるか)は、大和杯のルールは開催校が決められると知る。2人は慌てて参加校に勝ち抜き戦へのルール変更を連絡。小川は大和杯で優勝する可能性が出てきたことを、シカに報告しに行く》
道子は、奈良公園でシカと話をしている小川の様子を見て不安になり、明日香村見物に誘う。高松塚古墳や黒塚古墳(天理市)などを回り、道子はリチャード(児玉清)が30年も「邪馬台国=大和説」を立証しようと取り組んでいることを小川に話すのだが、これらは伏線である。
2人がお酒を飲む居酒屋は、奈良市もちいどのセンター街の「蔵」だし、最終電車に乗り遅れて泊まる旅館は、奈良町の「静観荘」(もと遊郭で、外国人客に人気の宿)なので、奈良市民としてはとても興味が持てた。なお、2人が自転車で訪ねた明日香村の丘陵地(飛鳥周遊道沿い)は、私の勤務先が草木を育てている植樹地である。
番組終了10分前になって剣道の試合が始まり、ここから盛り上がるのだが、果たしてこのシーンまで視聴者がついてきてくれたのか、不安だった。視聴率は関東で8.0%、関西で10.0%だったそうだが、関東の視聴者に飛鳥めぐりは退屈だったのかも知れない。
ちょうど今、私は『鴨川ホルモー』を借りて読んでいるのだが、実際に「ホルモー」が出てくるのは、小説のまん中あたりである。だから「これがテレビなら、視聴者は待ちきれないだろうな」とも思う。
かつて「岸辺のアルバム」で、ヒロインの主婦(八千草薫)の不倫相手(竹脇無我)が、最初は声だけしか出ないので「早く本人を登場させろ」という視聴者からの要望があったが、脚本の山田太一は頑としてそれをはねのけた(だから視聴率は14%とそれほど高くなかったが、番組終了後、評判が高まった)というエピソードを思い出す。小説の読者と違って、テレビの視聴者はせっかちなのだ。
さて冒頭の写真は、春日大社の境内にある「夫婦大国社」で偶然見つけたものだ。神主さんの話では、こちらは夫婦円満と芸能の神様だそうで、玉木宏&綾瀬はるかのシャモジの横には、堂本剛、岡村隆史、山田花子の名前が見えるが、これらはすべて直筆なのだそうだ。玉木と綾瀬のシャモジの日付が1日ズレているが、これもご愛敬だろう。西川ヘレンや菅原文太のシャモジなどもあり、天井近くに掲げられた蛇の絵は、石坂浩二が描いて奉納したものだった。
意外なところに、芸能人の信仰を集めるお社があるものだと驚いた。この際は、大国主命(おおくにぬしのみこと)のお力で、ぜひ番組の視聴率を上げていただきたいとお祈りするばかりだ。
※「鹿男あをによし」第3話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/d1d4ea6b2fe63e7e35f65eddd9537b81
テレビ作品の方は、作品の出来栄えにフジTVの社長は喜び、担当者を激賞したそうです。
編成担当役員も「民放のドラマ全般に閉塞感が漂う中、ぶっちぎりの作品にチャレンジしたかった。普通なら映像化など思いつかない作品。映像化不可能に思える作品にぶつかってチャレンジしていくことがフジには大事なこと。見掛けの視聴率は想定範囲内。観てくれている視聴者の満足度が高くコアな支持を得ている。」とアナリスト説明会では解説しておられました。
こういう作品を制作することを快諾したスポンサーにも感謝しないといけませんね。
知っているところが出てくるのは嬉しいですね、奈良の旅館などは分からないのですが、飛鳥あたりはたいてい分かるので・・・
娘の友達、などもロケ地へ行ったりしていたようです。それというのも玉木宏のファンであることが大きな要素みたいです。
視聴率が上がらないのは、分かりにくいお話という点に加えて、玉木宏がいまひとつ格好良くないのです。
玉木宏主演ということだけでかなり視聴率とれるはずなのに・・・これからもう少し格好良くなっていくのでしょうか?
剣道の試合あたりから随分面白くなってきたので期待してます。
個人的には娘に学校で「見ないと早めに打ち切られるよ」と言わせてます。
> 原作は今年の本屋大賞候補になったそうです。
> 「見掛けの視聴率は想定範囲内。観てくれている視聴者の満足度が高く
> コアな支持を得ている。」とアナリスト説明会では解説しておられました。
本屋大賞候補とは素晴らしい。フジテレビも、頼もしい発言ですね。
> 分かりにくいお話という点に加えて、玉木宏がいまひとつ格好良くないのです。
謎解きが進むにつれて、主人公に対する信頼感は増すのですが、格好良くなるかどうかは、あまり自信がありません。
> 個人的には娘に学校で「見ないと早めに打ち切られるよ」と言わせてます。
有り難うございます。まずは地元の支持ですね。私のブログの鹿男の記事にも、毎日40~50人のアクセスをいただいていますが、口コミでどんどん広めていきたいものです。
> 9日に三条通りで撮影があるとの事でしたが、あの大雪で断念しました。
> 「いま元興寺で撮ってるよ」とのこと。大急ぎで向うと木奥さんの家を料亭に見立てて撮影中。
> 絵屋橋跡には若い女の子がいっぱい。「まんぎょく」で撮影中でした。
> 手書きの撮影マップ、作ろうかな。
この3か所だけでも、立派なマップになりそうです。お作りになれば、金田さんあたりも有効活用されそうです。ぜひ頑張ってお作り下さい。私のシャモジ写真も進呈いたします。
ベストセラーの裏側を探る、という切り口です。
どうやらTV化だけにとどまらない雰囲気です。
関東:9.0% (同時間帯4位)
関西:8.7% (同時間帯4位)
*ビデオリサーチ社調査
と、なりました。
前半のクライマックスではあったのですが、どうやらこのあたりで数字は落ち着く感じです。このまま推移すれば、放送回数短縮はないと言っていいでしょう。
半分の5回が終わったところなので、後半の展開が楽しみではあります。個人的には、剣道部副将役の、藤井美菜も結構かわいいかなと思います。
フジテレビは今クール(1~3月)のドラマの視聴率が、「薔薇のない花屋」以外低調なため、新聞に全ドラマ紹介の全頁カラー広告を出したり、キャッチアップ企画として、11日深夜に「鹿男あをによし」のダイジェスト版を放送したりして、テコ入れをはかっています。
テレビとは別に、映画化の話もあるやに聞いていますが、原作はむしろ映画サイズなので、その場合はどういった切り口になるのかなと思います。
> どうやらTV化だけにとどまらない雰囲気です。
日経には《映画化や漫画化される話も持ち上がっており、話題性はさらに高まりそう》とありました。南都さんも以前お書きでしたが、地元としては映画化にも期待したいですね。
> 絹谷氏といえば、浮見堂のある鷺池の南に建設予定だった記念館のプランが頓挫しました
そんなことがあったのですか。背後の事情を聞いておきます。
> 前半のクライマックスではあったのですが、どうやらこのあたりで数字は落ち着く
> 感じです。このまま推移すれば、放送回数短縮はないと言っていいでしょう。
いつも視聴率の情報、有り難うございます。引き続き、地元での盛り上げを図りたいですね。
剣道の試合は はらはら おもしろかったです
細かいことですが
なんで 飛鳥駅から レンタサイクルで黒塚古墳までは
少し遠すぎると・・ 邪馬台国の話に持っていきたいからかな でも少し無理が・・・飛鳥に訪れた人が
黒塚古墳は何処ですかと 聞くかも??