3/13(木)、「鹿男あをによし」第9話が放送された。livedoor番組表から、あらすじを拾うと、
《小治田(児玉清)はついに観念して自分がネズミの"運び番"であることを白状するが、奪った"目"は安全な場所である古墳に隠してあると明かす。小川(玉木宏)はすぐにそれを取りに行こうと言うが、古墳には関係者以外は入れないため、小治田は翌日に1人で目を取りに行くと言う。だが、小治田を信用できない小川は、古墳へ自分も一緒に行くと告げ、翌日そこで会う約束をする。ところが、約束の時間になっても小治田は現れない。まただまされた小川は、藤原(綾瀬はるか)と堀田(多部未華子)とともに小治田が目を隠しそうな場所を必死に考える》
3人は、ついに黒塚古墳資料館で、リチャード(小治田)が隠していた"目"を発見する。いよいよその夜が、儀式の日だ。小川と藤原が朱雀門(平城宮跡)に着くと、リチャードも来ていた。リチャードは、小川が持っていた三角縁神獣鏡(目=サンカク)を強奪する。リチャードは「自分のものにならないのなら、壊してやる」と言って、ちょうど走ってきた近鉄電車に向けて鏡を放り投げる。万事休す、というシーンで鹿に乗った少女が現れ、三角縁神獣鏡をキャッチする。それは「マイ鹿」に乗った堀田だった…。
原作にないシーンが続々と登場した。これで高松塚や黒塚古墳資料館が広く認知されたと思うと、とても有り難い。最後の「マイ鹿です、先生」のシーンは原作どおりだが、ドラマに登場した「メリーポピンズ」ばりの映像(シルエットになって夜空を飛ぶ鹿と少女)が感動的だった。
さて3/11(火)玉木宏が、奈良市内のホテルで記者会見を開いた。そのやりとりが面白いので、読売新聞奈良版(3/12付)から拾っておく。
―奈良の印象は
昔のものがそのまま残っているという印象。撮影の合間にぜんざいを食べるのが趣味のようになった。暖かくなれば若草山に登って、夕景の写真を撮りたい。
―役作りで気をつけたことは
鹿っぽいと言われていたが、やせればもつと似るのではと思い、撮影に入る前、肉と米を食べずに7、8キロやせた。放送を見た友人から「病気になったの」と電話がかかってきた。
―最終回に向けてメッセージを
最終回は回想シーンもある。続けて見ないと分からないところもあるが、すごく不思議な話で、最初から見ておけばよかったと思わせるドラマです。最後まで見てほしい。
※参考:奈良新聞web版(3/12付)
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080313/soc080313a.shtml
県下でのロケ最終日は3/13(木)だったそうだが、この日は朝から猿沢池で撮っていた。ちょうど始業前だったので私も見物したのだが、玉木宏と綾瀬はるかがしゃべりながら池畔を歩いていた。たぶん、クビになった小川先生が東京へ引き揚げるシーンなのだろう。「撮影禁止」だったのは、とても残念だったが。
solianoさんの情報によると、第9話の視聴率は、関東9.2%、関西8.9%とあまり振るわない。しかし《日刊スポーツの「ドラマグランプリ(1月期放送)」で、「鹿男あをによし」は、作品賞、主演男優賞(玉木宏)、助演女優賞(綾瀬はるか)の3部門で1位になっています》とのことだ。ちゃんと見ている人は見ているのだ。なお《黒塚古墳資料館の職員役で石井正則が出ていましたが、「藤原くん」がもし原作通り男性だったら、彼こそが適役だと思います》は、全く同感だ。原作の「かりんとう」こと藤原先生は、あんなトボけた感じだった。
さて、いよいよ3/20は最終回だ。うまい具合に祝日(春分の日)となった。最終回は回想シーンもあるそうだから、続けて見てこなかった方も、ぜひご覧いただきたい。
※参考:鹿男あをによし第8話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f9acc934765309d91f052a3e3df20095
※写真は、奈良県庁(本庁舎1階の玄関)で、本年1月に撮影したもの。
《小治田(児玉清)はついに観念して自分がネズミの"運び番"であることを白状するが、奪った"目"は安全な場所である古墳に隠してあると明かす。小川(玉木宏)はすぐにそれを取りに行こうと言うが、古墳には関係者以外は入れないため、小治田は翌日に1人で目を取りに行くと言う。だが、小治田を信用できない小川は、古墳へ自分も一緒に行くと告げ、翌日そこで会う約束をする。ところが、約束の時間になっても小治田は現れない。まただまされた小川は、藤原(綾瀬はるか)と堀田(多部未華子)とともに小治田が目を隠しそうな場所を必死に考える》
3人は、ついに黒塚古墳資料館で、リチャード(小治田)が隠していた"目"を発見する。いよいよその夜が、儀式の日だ。小川と藤原が朱雀門(平城宮跡)に着くと、リチャードも来ていた。リチャードは、小川が持っていた三角縁神獣鏡(目=サンカク)を強奪する。リチャードは「自分のものにならないのなら、壊してやる」と言って、ちょうど走ってきた近鉄電車に向けて鏡を放り投げる。万事休す、というシーンで鹿に乗った少女が現れ、三角縁神獣鏡をキャッチする。それは「マイ鹿」に乗った堀田だった…。
原作にないシーンが続々と登場した。これで高松塚や黒塚古墳資料館が広く認知されたと思うと、とても有り難い。最後の「マイ鹿です、先生」のシーンは原作どおりだが、ドラマに登場した「メリーポピンズ」ばりの映像(シルエットになって夜空を飛ぶ鹿と少女)が感動的だった。
さて3/11(火)玉木宏が、奈良市内のホテルで記者会見を開いた。そのやりとりが面白いので、読売新聞奈良版(3/12付)から拾っておく。
―奈良の印象は
昔のものがそのまま残っているという印象。撮影の合間にぜんざいを食べるのが趣味のようになった。暖かくなれば若草山に登って、夕景の写真を撮りたい。
―役作りで気をつけたことは
鹿っぽいと言われていたが、やせればもつと似るのではと思い、撮影に入る前、肉と米を食べずに7、8キロやせた。放送を見た友人から「病気になったの」と電話がかかってきた。
―最終回に向けてメッセージを
最終回は回想シーンもある。続けて見ないと分からないところもあるが、すごく不思議な話で、最初から見ておけばよかったと思わせるドラマです。最後まで見てほしい。
※参考:奈良新聞web版(3/12付)
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080313/soc080313a.shtml
県下でのロケ最終日は3/13(木)だったそうだが、この日は朝から猿沢池で撮っていた。ちょうど始業前だったので私も見物したのだが、玉木宏と綾瀬はるかがしゃべりながら池畔を歩いていた。たぶん、クビになった小川先生が東京へ引き揚げるシーンなのだろう。「撮影禁止」だったのは、とても残念だったが。
solianoさんの情報によると、第9話の視聴率は、関東9.2%、関西8.9%とあまり振るわない。しかし《日刊スポーツの「ドラマグランプリ(1月期放送)」で、「鹿男あをによし」は、作品賞、主演男優賞(玉木宏)、助演女優賞(綾瀬はるか)の3部門で1位になっています》とのことだ。ちゃんと見ている人は見ているのだ。なお《黒塚古墳資料館の職員役で石井正則が出ていましたが、「藤原くん」がもし原作通り男性だったら、彼こそが適役だと思います》は、全く同感だ。原作の「かりんとう」こと藤原先生は、あんなトボけた感じだった。
さて、いよいよ3/20は最終回だ。うまい具合に祝日(春分の日)となった。最終回は回想シーンもあるそうだから、続けて見てこなかった方も、ぜひご覧いただきたい。
※参考:鹿男あをによし第8話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/f9acc934765309d91f052a3e3df20095
※写真は、奈良県庁(本庁舎1階の玄関)で、本年1月に撮影したもの。
勝手ながら、私のBBSでも孫引きさせて頂きました( http://tenb.bbs.coocan.jp/?m=listthread&t_id=89&summary=on )。あしからずご了承ください。
> ご紹介頂きましたパロディ画像、なかなか笑えますね
ほのぼのとしていて、良いでしょう。なお私のブログタイトルは「日々ほぼ好日」ですので、念のため。
私のBBS内に、訂正のコメントをつけておきました。
なおパロディ画像は、すでにリンク切れになっています。今となっては、コメントごと削除されては、と思います。私のブログ記事でも、その部分を削っておきました。
児玉清氏がフジテレビの掲示板でコメントされていましたが今回の作品は、映像制作のチーム力と原作のコラボのなせる神業だったと評価できるでしょう。
特に原作の万城目氏、プロデューサーの土屋氏および脚本の相沢氏などの功労があってこそだと思います。
玉木氏や綾瀬氏、多部氏に対する絶賛の声はもちろんですがこういった視聴者から見れば裏方に相当する方々への賞賛も惜しむべきではないでしょう。
何れの奈良のご出身じゃないのによくぞここまで奈良を巧く描けたものです。
最終回は原作&ドラマならではの付加価値がありそうですが楽しみにしたいものです。
関東:11.2%
関西: 9.8%
でした。
最後に関東でフタ桁に復活しました。
ちなみに最終回の男女年代別の個人視聴率を、関東だけですがみてみると、
男性 20代 : 9.9%
30代 : 4.0%
40代 : 6.8%
50代以上: 4.3%
女性 20代 : 6.4%
30代 : 6.6%
40代 :13.6%
50代以上: 8.4%
となっており、女性の比較的高い年代層に受け入れられていたことになります。(ビデオリサーチ社調査)
事実上のクライマックスが第9回だったので、最終回は後日譚の要素が強かった感があります。
最終回は演出が鈴木雅之氏でもあり、氏の代表作の「HERO」つながりで、綾瀬はるかの起用や、大塚寧々の特別出演もあったと思うので、あるいは中井貴一のチラ見せでもと期待しましたが残念でした。
東京都内でエキストラを募集して15日に撮影があったようですが、玉木宏と綾瀬はるかの再会場面でしたね。ちなみに自宅から歩いて数分の場所だったので、応募して参加すればよかったかなと後悔してます。
お酒を飲む場面の多かった「重さん」の佐々木蔵之介さんですが、彼の実家は京都の造り酒屋の佐々木酒蔵なのはけっこう有名ですね。
私はお酒は詳しくありませんが、その佐々木酒蔵の「聚楽菊」というお酒はたいへんおいしいと思います。
近鉄がよく撮影に協力しているのがわかりました。東京ではかつて撮影に駅や電車を使わせてくれるのは京王電鉄しかなかったので、ドラマの舞台設定がやたら京王沿線だったりしたのですが、最近は各社積極的に協力してくれているようですね。
ところで近鉄奈良駅が地上駅の設定でしたが、あれは実際何駅だったんでしょうか?
ドラマが終わってしまい、一抹の寂しさがあります。今度は平城京時代の奈良を舞台にしたものを観たいなと思います。
(tetsudaさんにはうっかりお知らせしてしまって申し訳ないことをしました)
JRは作り替え中だったのが惜しかったところでした。
近鉄西大寺駅も今のままで、防腐加工を行った木材で清水寺のように空中通路を設ければ良いんだけどね。
横浜から東京まで電車で移動した際に気づいたのですが、踏切の空中通路にはエレベータも結構設置されてるのが見えます。
面白かったですね。行ってみようかなと感じさせるドラマでした。
平城宮跡を横切る近鉄電車はこれまで「邪魔者」と嫌われてきたが、このドラマを見た人には「朱雀門」「鹿」「近鉄」の三点セットはちょっとした名物になるかも。
> 児玉清氏がフジテレビの掲示板でコメントされていましたが今回の作品は、
> 映像制作のチーム力と原作のコラボのなせる神業だったと評価できるでしょう。
なるほど。この作品は素晴らしい原作があって、しかもそれを上回る演出・脚本・音楽・特撮(および地元の盛り上がり)などがうまくかみ合って、第1級のエンターテインメントに仕上がったのでしょうね。ドラマ史上に残る秀作として、語り継ぎたいものです。
万城目さんは、祖父母が学園前(奈良市)に住んでおられるので、幼い頃から初詣は春日大社で、その後奈良公園や東大寺をぐるりと回っていたそうですので、それも作品に幸いしたと思います。
solianoさん、最後まで視聴率情報を有り難うございました。40代以上の女性が多いというのは少し意外でしたが、奈良という地域性もあったのでしょうか。20代の男性は、綾瀬・多部効果でしょうね。
> 佐々木酒蔵の「聚楽菊」というお酒はたいへんおいしいと思います。
どおりで、飲み方も堂に入っていましたね。早速酒屋で探してみます。
> 近鉄西大寺駅も今のままで、防腐加工を行った木材で
> 清水寺のように空中通路を設ければ良いんだけどね。
以前ペデストリアン・デッキ(空中通路)を設ける案が出ていましたが、うまく意見調整ができなかったようです。
> あの地上奈良駅、私、直感的に天理駅かと感じました。
横田さんからも情報をいただきました。ドラマの翌日、職場でも話題になっていましたが、良いところに目をつけたものです。
> ドラマを見た人には「朱雀門」「鹿」「近鉄」の三点セットはちょっとした名物になるかも。
「近鉄に乗ると平城宮跡と朱雀門が見える」という事実が、もっと広まれば良いですね。
「鹿男…」効果で、奈良を訪れる観光客が増えてきたという新聞記事が出ていました。この勢いを春の観光シーズンにつなげたいものです。