2/21(木)、「鹿男あをによし」第6話が放送された。livedoor番組表から、あらすじを拾うと、
《小川(玉木宏)は大和杯で入手した"サンカク"を鹿に届けるが、それは鹿が欲しかった"目"ではないと言われてしまう。どうやらネズミにだまされたらしい。小川は藤原(綾瀬はるか)に、目がなくてはナマズを鎮められないと投げやりに言う。そんな小川に藤原は、味方であるキツネに協力してもらえばいいと提案。実は小川は鹿からもキツネの"使い番"に会うように言われていたのだ。キツネの使い番を見つける手掛かりを聞いた藤原は、長岡(柴本幸)しかいないと断言。長岡に会って真相を確かめようと意気込むが、小川は賛同しなかった。そんな小川の態度にしびれを切らした藤原は翌日、奈良公園へ出掛ける》
ハッとするシーンが何か所かあった。堀田が遅刻して教室に入ってくる。小川先生は「ワケを言え」とか「どうしたんだ、そのヒドい顔は」などと言い、堀田は涙を流しながら教室を出て行ってしまう。何か尾を引きそうな余韻が残る。
奈良公園(飛火野?)に行った藤原先生は、鹿に話しかける。しかし鹿は反応しない。藤原先生が去った後、鹿は「どうして判ったんだ!」と独り言を言う。約1200頭もの鹿の中から、よくこの鹿を見分けたものだ。
喫茶店(奈良町入口の「TEN.TEN.CAFE」か)に小川と長岡先生が入る。小川が「長岡先生はキツネですか?」と聞くと、長岡は怒り出し「私がキツネなら、あなたは何なんですか」と問い返す。小川が「鹿男です」と言うと、長岡は小川の顔にコップの水をかけて立ち去る。長岡は、キツネの使い番ではなかったのだろうか。
番組の終了間際、堀田が下宿先に来て、小川に「先生は、願い事を何でも聞いてくれるといいましたよね」「じゃ、学校を辞めさせて下さい」と言う。これは何なのだろう。
第2幕に入り、ストーリーは急展開を始めた。どうも堀田は、単なる剣道の達人ではなさそうだ。solianoさんによれば第5話の視聴率は関東8.9%、関西8.0%で、関西ではNHK教育を除けば最下位になってしまった。《前半のクライマックスが、剣道の決勝という比較的わかりやすい展開だったので、最後をどう盛り上げるかがカギだと思います。メイン演出の鈴木雅之氏はじめ、テレビ界ではトップクラスの制作陣なので期待はしています》とsolianoさんはおっしゃるが、ここまで来れば「見たい人だけ見てくれればいい」とも思ってしまう。
地元民としては、なじみの店や風景が出てくるだけでも楽しい。先日、もちいどのセンター街の「蔵」に行くと、番組のポスターが貼ってあった。この店は、明日香村のシーンで登場した。飲み過ぎて最終電車が出てしまう、あの居酒屋だ。
私が第5話の予約録画を失敗したとブログに書いたところ、親切な方がいて、当日の録画を見せて下さった。有り難いことである。おかげで頭の中でストーリーがつながった。確かに、第5話の試合のシーンは迫力満点だった。
『鹿男あをによし』の原作は、日販の調べによると、ベストセラーランキングで第5位だった(2/15~2/21 単行本・フィクション)。本屋大賞の候補10作にもノミネートされている(大賞発表は4/8)。
《10カ月強で10刷18万5千部と“快走”し続けている。テレビドラマとのメディアミックスが功を奏し、読者層は「小学生から80歳代まで」(幻冬舎)と幅広い》(2/22付 日経流通新聞)。
《放映中のドラマは序盤だが、「次の展開を知りたくて原作本を購入する視聴者も増えている」(同)》(同紙)。なお可愛いと評判になっていた剣道部の主将役(ケガをしてしまう)の藤井美菜は、映画「雨の翼」で初主演しているそうだ。
第7話は、堀田のナゾの言動が話の中心を占めそうだ。乞う、ご期待。
※「鹿男あをによし」第5話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/efe3458a6be3d45578117500590265e1
※写真は、飛火野(奈良公園内)で行われた鹿寄せ(2月上旬に撮影)。
《小川(玉木宏)は大和杯で入手した"サンカク"を鹿に届けるが、それは鹿が欲しかった"目"ではないと言われてしまう。どうやらネズミにだまされたらしい。小川は藤原(綾瀬はるか)に、目がなくてはナマズを鎮められないと投げやりに言う。そんな小川に藤原は、味方であるキツネに協力してもらえばいいと提案。実は小川は鹿からもキツネの"使い番"に会うように言われていたのだ。キツネの使い番を見つける手掛かりを聞いた藤原は、長岡(柴本幸)しかいないと断言。長岡に会って真相を確かめようと意気込むが、小川は賛同しなかった。そんな小川の態度にしびれを切らした藤原は翌日、奈良公園へ出掛ける》
ハッとするシーンが何か所かあった。堀田が遅刻して教室に入ってくる。小川先生は「ワケを言え」とか「どうしたんだ、そのヒドい顔は」などと言い、堀田は涙を流しながら教室を出て行ってしまう。何か尾を引きそうな余韻が残る。
奈良公園(飛火野?)に行った藤原先生は、鹿に話しかける。しかし鹿は反応しない。藤原先生が去った後、鹿は「どうして判ったんだ!」と独り言を言う。約1200頭もの鹿の中から、よくこの鹿を見分けたものだ。
喫茶店(奈良町入口の「TEN.TEN.CAFE」か)に小川と長岡先生が入る。小川が「長岡先生はキツネですか?」と聞くと、長岡は怒り出し「私がキツネなら、あなたは何なんですか」と問い返す。小川が「鹿男です」と言うと、長岡は小川の顔にコップの水をかけて立ち去る。長岡は、キツネの使い番ではなかったのだろうか。
番組の終了間際、堀田が下宿先に来て、小川に「先生は、願い事を何でも聞いてくれるといいましたよね」「じゃ、学校を辞めさせて下さい」と言う。これは何なのだろう。
第2幕に入り、ストーリーは急展開を始めた。どうも堀田は、単なる剣道の達人ではなさそうだ。solianoさんによれば第5話の視聴率は関東8.9%、関西8.0%で、関西ではNHK教育を除けば最下位になってしまった。《前半のクライマックスが、剣道の決勝という比較的わかりやすい展開だったので、最後をどう盛り上げるかがカギだと思います。メイン演出の鈴木雅之氏はじめ、テレビ界ではトップクラスの制作陣なので期待はしています》とsolianoさんはおっしゃるが、ここまで来れば「見たい人だけ見てくれればいい」とも思ってしまう。
地元民としては、なじみの店や風景が出てくるだけでも楽しい。先日、もちいどのセンター街の「蔵」に行くと、番組のポスターが貼ってあった。この店は、明日香村のシーンで登場した。飲み過ぎて最終電車が出てしまう、あの居酒屋だ。
私が第5話の予約録画を失敗したとブログに書いたところ、親切な方がいて、当日の録画を見せて下さった。有り難いことである。おかげで頭の中でストーリーがつながった。確かに、第5話の試合のシーンは迫力満点だった。
『鹿男あをによし』の原作は、日販の調べによると、ベストセラーランキングで第5位だった(2/15~2/21 単行本・フィクション)。本屋大賞の候補10作にもノミネートされている(大賞発表は4/8)。
《10カ月強で10刷18万5千部と“快走”し続けている。テレビドラマとのメディアミックスが功を奏し、読者層は「小学生から80歳代まで」(幻冬舎)と幅広い》(2/22付 日経流通新聞)。
《放映中のドラマは序盤だが、「次の展開を知りたくて原作本を購入する視聴者も増えている」(同)》(同紙)。なお可愛いと評判になっていた剣道部の主将役(ケガをしてしまう)の藤井美菜は、映画「雨の翼」で初主演しているそうだ。
第7話は、堀田のナゾの言動が話の中心を占めそうだ。乞う、ご期待。
※「鹿男あをによし」第5話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/efe3458a6be3d45578117500590265e1
※写真は、飛火野(奈良公園内)で行われた鹿寄せ(2月上旬に撮影)。
つまり受け流し的に見られている作品でなく、視聴者からはかなり熱心に見てもらえているということです。
表面的な視聴率ではカウントできない世界です。
フジテレビのアクセスランキングでは上位ですし、mixiではトピックとしてかなりホットで他の連ドラを凌駕しています。
(同時間帯の「だいすき」他と比べてダントツです。)
フジのネット上の番組サイトでは児玉清さんの案内が始まったりして益々充実していますね。
ゲームまで始まり、このメディアミックス、まだまだ先がありそうです。
http://wwwz.fujitv.co.jp/awoniyoshi/index.html
それにしても奈良の景色の本質を本当に巧く捉えた映像美が満点で、ハイビジョンで見ないともったいないです。
奈良が舞台であることは別としても知的寓話の要素が濃いこのようなタイプの作品はこれからの連ドラのあるべきジャンルを示しているように思えます。
関東: 8.8%(同時間帯5位)
関西:10.0%(同時間帯4位)
*ビデオリサーチ社調査
裏番組の「世界卓球」が、関東では高視聴率だったのに、関西では低かったので(スポーツ中継は野球以外、この傾向があります)、こういう結果となりました。
原作で一番魅力的なキャラクターだった堀田イトがようやくストーリーの核になってきました。
このままラストスパートしたいものです。
JR渋谷駅の番宣ポスター9連貼りはいまだ健在です。鹿の顔のアップのメインビジュアルと、奈良の名所4ヶ所の計5種類をうまく配していてインパクトはあります。
遅ればせながら、奈良まほろばソムリエ検定2級合格通知が届きました。tetsudaさんの要点整理に感謝です。
ただ、遠方の身としては、このままソムリエをめざしたものかどうか、多少迷いはありますが。
生まれて初めてひとりで旅行したのが奈良だったので、今後も奈良に大いなる関心は持ち続けていきたいと思います。
春、早朝に霞にけぶる飛鳥の光景は、古代への想像をかきたてられ、何とも言えぬ味わいです。
これはわたしの周囲の評価とほぼマッチしています。
ちなみに大苦戦している関西テレビの「あしたの~」
はまずまずです。
やはり視聴質が抜群にいいということなのでしょう。
斉藤さん(日本テレビ系) 9% 5631 票
1ポンドの福音(日本テレビ系) 12% 8119 票
貧乏男子 ボンビーメン(日本テレビ系) 3% 1926 票
水戸黄門 第38部(TBS系) 1% 580 票
エジソンの母(TBS系) 3% 1768 票
だいすき!!(TBS系) 5% 3384 票
佐々木夫妻の仁義なき戦い(TBS系) 10% 6269 票
ハチミツとクローバー(フジテレビ系) 3% 1736 票
あしたの、喜多善男 ~世界一不運な男の、奇跡の11日間~(フジテレビ系) 5% 2885 票
薔薇のない花屋(フジテレビ系) 12% 7888 票
鹿男あをによし(フジテレビ系) 22% 14481 票
ロス:タイム:ライフ(フジテレビ系) 3% 1930 票
交渉人 THE NEGOTIATOR(テレビ朝日系) 4% 2085 票
未来講師めぐる(テレビ朝日系) 6% 3461 票
新・京都迷宮案内(テレビ朝日系) 1% 657 票
赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団(テレビ朝日系) 4% 2655 票
紅蓮女(テレビ東京系) 1% 170 票
幻十郎必殺剣(テレビ東京系) 1% 334 票
その他 4% 2134 票
> 表面的な視聴率ではカウントできない世界です。
> ヤフーリサーチが行っている番組満足度調査によりますと以下の通り、ダントツ1位が「鹿男」
> やはり視聴質が抜群にいいということなのでしょう。
こんな調査があったのですね。詳しい情報を有り難うございました。私の周囲では「だんだん面白くなってきた」との評価です。謎の部分が次第に分かってきて、これからラストスパートです。
> 一番魅力的なキャラクターだった堀田イトがようやくストーリーの核になってきました。
solianoさんのおかげで、視聴率を知るためにこのブログを見るという人も多いです。これからは、堀田とリチャードがどんどん前に出てきますね。
> 検定2級合格通知が届きました。tetsudaさんの要点整理に感謝です。
おめでとうございます。「要点整理」をご活用いただき、深謝です。
> 遠方の身としては、このままソムリエをめざしたものかどうか
1級受験には体験学習の受講が必要ですし、遠方の方は大変だと思います。しかし、そういう方にこそソムリエになっていただき、周囲の方に奈良をPRしていただきたいのですが…。
> 霞にけぶる飛鳥の光景は、古代への想像をかきたてられ、何とも言えぬ味わいです。
私も大好きな風景です。早朝に村に入り、夜露に濡れた草花を撮影したりします。「農村の朝」の静寂に「古代のロマン」が重なって、じーんときますね。
http:mytown.asahi.com/nara/
そうですか。あのディープなサウナは大安寺にあったのですか。
最近は新聞社のHPのおかげで、ローカル記事も読めて、それこそ奈良検定にも役立ちます。それにしては地元奈良新聞の情報発信量は少ない気がしますが。
http://mytown.asahi.com/nara/
です。//を入れ忘れてしまいました。
失礼いたしました。
> そうですか。あのディープなサウナは大安寺にあったのですか。
「極楽湯」というスーパー銭湯です。良い所ですよ。しかし、朝日の記者も書いていましたが、京都駅から最終電車に乗り、最寄りの新大宮駅からあそこへ歩いて行くのは、並大抵ではありません。美人女子高生に夜道は危険ですし…。というツッコミを入れながら見るのは、地元民の楽しみです。