tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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上窪良二さんご夫妻(上窪和紙)が、奈良県伝統工芸士に認定!

2020年04月09日 | 奈良にこだわる
先月(2020年3月26日)、奈良県伝統工芸士の認定証授与式が行われたという記事が、奈良新聞(4月7日付)に出ていた。見出しは「県伝統工芸士 上窪さん夫妻に認定証 吉野手漉き和紙を製作」。おお、上窪さん、おめでとうございます!
※トップ写真は、奈良県産業振興総合センターのHPから拝借

上窪良二さんは南都銀行のご出身。本部にも勤務されていたので、私もよく存じ上げている。当時は橿原市内から通勤されていたが、ご実家は吉野郡吉野町南大野(上窪和紙)で、吉野和紙を漉(す)いておられると聞いていた。記事には

上窪夫妻は吉野町で、表具の裏打ちに用いられる美栖(みす)紙づくりを行っており、掛け軸など文化財の保存、修復に欠かせない材料を提供するとともに、後継者の育成にも尽力。県伝統的工芸品指定委員会で同工芸士に選定された。

良二さんは「吉野の美しい水や空気が和紙づくりには欠かせない」と話し、紙漉き作業を担当する久子さんも「水温の変化で材料の合わせ方などに違いが出てくる」と説明。風土が培った吉野和紙の良さをアピールする。

ただ、かつて270~280軒あった吉野和紙の製造者も現在は5軒、約10人に減少。伝統技術伝承者協会の理事長も務める良二さんは「和紙の材料や道具を供給する人たちも後継者不足が深刻になっている」と指摘し、伝統工芸を広く紹介することで、関心を持つ若者の増加につながればと期待を寄せる。


認定証授与式のことはこちら(県産業振興総合センターのHP)、一般社団法人伝統技術伝承者協会のHPは、こちらである。270~280軒が5軒とは、2%ではないか!こんなに減っていてることを初めて知った。今回の伝統工芸士認定で、紙漉きに少しでも注目が集まればと期待している。上窪さん、これからも頑張ってください!


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