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田中利典師の「丹波富士・弥仙山(みせんさん)修行(上)」

2024年07月11日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、「丹波富士・弥仙山修行」の初回(師のブログ 2015.8.16 付)。この月末に「富士山登拝行」が予定されているので、それに備えた前行として、師はご長男と2人で弥仙山(京都府綾部市於与岐)に登拝された。
※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.5撮影)

〈久しぶりに山に入って、自らの体力の衰えぶりに愕然とする。とても富士山登拝は無理だと思うなあ〉とお書きだが、弥仙山へ2回、登られたあと、富士山に登拝されたそうだ。では全文を以下に紹介する。

「丹波富士・弥仙山修行」
今年は5月1日から50日に蔵王供千願祈祷修行をし、6月19日に満行。翌日には山上ヶ岳の参拝修行に行った。6月は月末にさらしなルネサンスの講演会イベントの一環で、信濃・さらしな冠着山への登拝も行った。

ところが本山を離れたため、もう30年近く行じてきた7月の大峯蓮華入峰修行に行けなくなって…行かなくなったというのが正確かも…、大峯奥駈も17回を終えて、卒業をしたし、本格的な大峯での山修行は足が遠のいている。

その分、7,8年ほど前から、富士山登拝行にご縁が出来て、毎年、行ずるようになり、今年も企画されている。今月29日からの予定である。主催が東京行者講なので、大先達を仰せつかったいるが、さてさて、このところは、せっかく蔵王供修行で77キロ近くに落ちていた体重も増え、加えて足腰も衰えもひどく、正直自信がない。

それで前行として、自坊の近くにある弥仙山での山修行を今朝、行ってきた。弥仙山…。この山は綾部市と舞鶴市の境にある標高664メートルの霊山で、古くより「丹波富士」とも呼ばれ、丹波を代表する名山としても有名である。しかももともと修験の霊山。

縁起に曰く「推古天皇の白鳳年間・天武天皇大宝年間、役の行者小角が入山修行の道場古跡、僧の行基は入山の事跡あり。又、上杉施福寺、西照寺、口上林十根、東照寺等の開基は、弥仙山を奥の院として建立したるものにして、金峰山には釈迦・文殊・普賢の三尊を奉安し、金峰山大権現と尊称し女人禁制であった。この時代、登山者は数回の川水禊をなし、白衣を着し、峰伝いに登山する者絶えること無しという」~(京都府綾部市)於与岐(およぎ)町ホームページより

丹波富士の別称といい、金峯山行者としての、富士山登拝修行の前行には相応しい山と言える。

朝5時起床で、準備。
5時45分 自坊から車にて出発
6時    弥仙山麓、水分神社前に到着。水分神社にて、勤行。
6時20分 山行開始。
6時50分 大本教開祖出口なお修行の滝場
7時 於成神社(蔵王権現社)到着。勤行。
7時30分 山頂・金峯山神社到着。勤行。
7時50分 下山開始
8時30分 水分神社帰着。勤行。
9時    自坊帰着。

久しぶりに山に入って、自らの体力の衰えぶりに愕然とする。とても富士山登拝は無理だと思うなあ。今回も吉田口の北口浅間大社から登拝。馬返しまでは車行するが、そこからは登拝修行の予定である。とても今の足では歩けないだろう。明日も来ようかなあ…。
コメント
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