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先日(9/14)、実家(紀州九度山)に帰省した折り、スーパー「マツゲン(松源)妙寺店」(和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺)を訪ねた。「マツゲン、マツゲン、ス~パ~マツゲン!~♪」というCMソングが店内に流れる、和歌山市に本社を置く中堅スーパーである。店舗数39店、うち25ヵ店は和歌山県内で、大和郡山市にも1ヵ店を構える。私は旅行や帰省の折は、よく地元スーパーを訪ねる。土産物店にはない、地元民に愛される地元のものが安価で手に入るからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6a/3ed4e0f5c4ea1d5d11c3c1c4a932da12.jpg)
柿の葉は寿司全体をくるむのではなく、くるっと一重にラッピングしてある
食品コーナーに立ち寄ると、ベンケイ食品(かつらぎ町中飯降)の「紀の川名産 じゃこすし」(5個入り・税込み538円)が目に飛び込んできた。柿の葉でくるんでいるので、どんなじゃこ(雑魚)が載っているのかわからないが「紀の川名産」とあるからには買わねばならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/11/bf98498708b7e9655719118fbd8c19e3.jpg)
帰宅して開けてみると、おお、こんな寿司だった。川じゃこを3枚におろし、身の2枚を軽くあぶったあと、醤油で甘辛く煮てトッピングしている。食べてみると、これは美味しい! 鯖や鮭とはまた違った、素朴な山里の味わいである(お取り寄せは、こちらから)。
同社の公式HPには載っていないが、かつらぎ町商工会のサイトには、「えびそぼろ」という寿司も出ている。こんな寿司も、以前にどこかでいただいたことがある、懐かしい!そこには《新鮮でおいしい花えびを丹精こめて炊き込み、花えびの旨み、香りをたっぷりとひき出しているお寿司です。花えびを使った、当店のオリジナル商品です》と説明されている。「花えび」とはアミエビ(オキアミ)のことのようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/00/4a2907ee5dff9eae1a281f10927a259b.jpg)
なお「じゃこすし」の説明は《弁慶のじゃこすしは高野山の麓を流れる“紀の川”で捕れる、川魚(じゃこ)を昔ながらの製法で素焼きにし当店独自の方法で甘く炊き上げたものをのせ、串柿で有名な四郷の柿の葉で包みこんだお寿司です。<地方の方々はたいへんめずらしいと言って、喜んで頂いています。>》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/80/58cf0952f29ca6a8f5a2e7c3a8149bbd.jpg)
以前、神主の岡本彰夫氏(奈良県立大学客員教授、元春日大社権宮司)から「九度山のあたりは、柿の葉ずしの種類が一番多い所でっせ」と教えていただいた。昨日(9/18)は、当ブログとFacebookで、「奈良ものろーぐ(16)柿の葉ずし」を紹介した。
そこに《柿の葉ずしの具といえば塩鯖や塩鮭が知られているが、最近は鯛や焼き鯖、椎茸(醤油などで甘辛く煮たもの)も広まってきた。私の実家では子供向けにナルト(かまぼこ)も使っていた。家によっては、桜エビやちりめんじゃこ(いずれも甘辛く煮たもの)もあったようだ》と書くと、木島由紀子さん(橋本高校のご出身)から、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/40/cd8083414c69bb25f8d9c31b1546ec05.jpg)
ベンケイ食品のHPから拝借
わが家の柿の葉寿司にも鯖や鮭以外「ナルト」「干しエビを甘辛く煮たもの」「鮎や川じゃこを焼いて甘辛く煮たもの」「椎茸」「松茸」なども入っていました。子どもの頃は鯖が苦手でしたので、柿の葉をそっとめくって、鯖だったら包み直して戻しました。
松茸はいただいたときです。たまに母が知り合いの野迫川村出身の方にいただいたときです。でも、今から考えると国産の野迫川松茸なんて、超贅沢ですね。「川じゃこ」と呼んでましたが、正式名は何ですかね。これも叔父がよく釣ってきては届けてくれていました。紀の川の恵みですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/26/1eb3b816cea5723a46b19867eb98703b.jpg)
かつらぎ町商工会のベンケイ食品のサイトから拝借。今は販売されていないようだ
というコメントをいただいた。紀の川の「川じゃこ」は、オイカワの稚魚だろうか。また九度山町ご出身の豊永かずみさんからも、こんなコメントをいただいた。
九度山人として参入(笑) わが家は干しエビの登場が多かったように思います。干しエビは三輪素麺のお出汁には必須だったので、常備していたせいかも。
ベンケイ食品の公式HPの「ベンケイのこだわり」には、
柿の葉寿司は日本最古の都・奈良、そして紀の川沿いの和歌山方面の名産として有名です。特に紀の川沿いの地方では、各家庭において祭りや祝い事の都度つくられておりました。「我が家の“はは、ばば、かあちゃん”こそ日本一の柿の葉すしの名人である」と自慢のたねとするのがこの地方の特色でした。
今や吉野でも、柿の葉ずしを自宅で作るところはまれだ。しかしこの伝統食(行事食)文化は、大切に受け継いでいきたいものである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6a/3ed4e0f5c4ea1d5d11c3c1c4a932da12.jpg)
柿の葉は寿司全体をくるむのではなく、くるっと一重にラッピングしてある
食品コーナーに立ち寄ると、ベンケイ食品(かつらぎ町中飯降)の「紀の川名産 じゃこすし」(5個入り・税込み538円)が目に飛び込んできた。柿の葉でくるんでいるので、どんなじゃこ(雑魚)が載っているのかわからないが「紀の川名産」とあるからには買わねばならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/11/bf98498708b7e9655719118fbd8c19e3.jpg)
帰宅して開けてみると、おお、こんな寿司だった。川じゃこを3枚におろし、身の2枚を軽くあぶったあと、醤油で甘辛く煮てトッピングしている。食べてみると、これは美味しい! 鯖や鮭とはまた違った、素朴な山里の味わいである(お取り寄せは、こちらから)。
同社の公式HPには載っていないが、かつらぎ町商工会のサイトには、「えびそぼろ」という寿司も出ている。こんな寿司も、以前にどこかでいただいたことがある、懐かしい!そこには《新鮮でおいしい花えびを丹精こめて炊き込み、花えびの旨み、香りをたっぷりとひき出しているお寿司です。花えびを使った、当店のオリジナル商品です》と説明されている。「花えび」とはアミエビ(オキアミ)のことのようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/00/4a2907ee5dff9eae1a281f10927a259b.jpg)
なお「じゃこすし」の説明は《弁慶のじゃこすしは高野山の麓を流れる“紀の川”で捕れる、川魚(じゃこ)を昔ながらの製法で素焼きにし当店独自の方法で甘く炊き上げたものをのせ、串柿で有名な四郷の柿の葉で包みこんだお寿司です。<地方の方々はたいへんめずらしいと言って、喜んで頂いています。>》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/80/58cf0952f29ca6a8f5a2e7c3a8149bbd.jpg)
以前、神主の岡本彰夫氏(奈良県立大学客員教授、元春日大社権宮司)から「九度山のあたりは、柿の葉ずしの種類が一番多い所でっせ」と教えていただいた。昨日(9/18)は、当ブログとFacebookで、「奈良ものろーぐ(16)柿の葉ずし」を紹介した。
そこに《柿の葉ずしの具といえば塩鯖や塩鮭が知られているが、最近は鯛や焼き鯖、椎茸(醤油などで甘辛く煮たもの)も広まってきた。私の実家では子供向けにナルト(かまぼこ)も使っていた。家によっては、桜エビやちりめんじゃこ(いずれも甘辛く煮たもの)もあったようだ》と書くと、木島由紀子さん(橋本高校のご出身)から、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/40/cd8083414c69bb25f8d9c31b1546ec05.jpg)
ベンケイ食品のHPから拝借
わが家の柿の葉寿司にも鯖や鮭以外「ナルト」「干しエビを甘辛く煮たもの」「鮎や川じゃこを焼いて甘辛く煮たもの」「椎茸」「松茸」なども入っていました。子どもの頃は鯖が苦手でしたので、柿の葉をそっとめくって、鯖だったら包み直して戻しました。
松茸はいただいたときです。たまに母が知り合いの野迫川村出身の方にいただいたときです。でも、今から考えると国産の野迫川松茸なんて、超贅沢ですね。「川じゃこ」と呼んでましたが、正式名は何ですかね。これも叔父がよく釣ってきては届けてくれていました。紀の川の恵みですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/26/1eb3b816cea5723a46b19867eb98703b.jpg)
かつらぎ町商工会のベンケイ食品のサイトから拝借。今は販売されていないようだ
というコメントをいただいた。紀の川の「川じゃこ」は、オイカワの稚魚だろうか。また九度山町ご出身の豊永かずみさんからも、こんなコメントをいただいた。
九度山人として参入(笑) わが家は干しエビの登場が多かったように思います。干しエビは三輪素麺のお出汁には必須だったので、常備していたせいかも。
ベンケイ食品の公式HPの「ベンケイのこだわり」には、
柿の葉寿司は日本最古の都・奈良、そして紀の川沿いの和歌山方面の名産として有名です。特に紀の川沿いの地方では、各家庭において祭りや祝い事の都度つくられておりました。「我が家の“はは、ばば、かあちゃん”こそ日本一の柿の葉すしの名人である」と自慢のたねとするのがこの地方の特色でした。
今や吉野でも、柿の葉ずしを自宅で作るところはまれだ。しかしこの伝統食(行事食)文化は、大切に受け継いでいきたいものである。
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