tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

50℃では、お茶は出ません!

2022年01月08日 | 日々是雑感
よく「高級な緑茶は、50℃くらいのお湯で入れなさい」と聞く。コーヒーをドリップで入れる場合の湯温は90~95℃が適温で、飲む時は少し冷ました68~70℃が美味しい飲み頃という。それに比べると50℃はいかにも低い。お風呂の温度が40℃だから、おおよその見当がつく。

ある日、ふと「私がお茶を入れる湯温は、高すぎるのではないか」と気になり、百均で温度計を買ってきた。沸騰したお湯を50℃まで冷ましてから玉露に投入してみたが全くダメ、全然出ないのである。「ははーん、50℃というのは一種の都市伝説なのだな」と分かり、それ以来、気にせず高温でお茶を入れている。



年末に某紙を読んでいると、はたまた「煎茶をおいしく入れられるお湯の温度は50~80度です」という話が出ていた。表千家教授で日本茶インストラクターのM氏のコメントである。私からすれば80℃でも低すぎると思うのだが。

たまたま行った近所のスーパーに伊藤園の「お~いお茶 プレミアムティーバッグ 宇治抹茶入り緑茶」(20袋入り税別308円)が並んでいて、ふとパッケージを見ると、湯温は「95℃」と明記してある。



ティーバッグの緑茶はほとんど買わないのだが、わが意を得たりとカゴに入れた。早速自宅で沸騰直後95℃のお湯を注ぐと、ちゃんと出た。まあティーバッグなので味はそれなりだが、ちゃんと出たことには間違いがない。

おそらく日本茶インストラクターの教科書にはそう書いてあるので、M氏も温度計で測ることもなくそのように言っているのだろう。皆さん、俗説は気にせず、緑茶は95℃で入れましょう!
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