tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良まほろばソムリエの会「講師養成講座2022」を開催、20人が受講!

2022年08月02日 | お知らせ
日曜日(2022.7.31)、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、3年ぶりに「講師養成講座」を開催した。かつてはほぼ毎年開催し、これまで講師候補者を34人育成してきたが、コロナ禍でストップしていた。今年度は37人もの新入会員を迎えたこともあり、久々に開催することとした。養成講座への出席者は20人(スタッフ6人を除く)だった。場所は奈良市生涯学習センター。


小野副理事長の開会挨拶

講師養成講座の講師は、同会会員の柏尾信尚さんだった。柏尾さんは奈良シニア大学など、県内外で講師を務めるベテランで、法隆寺や聖徳太子などの歴史ものをはじめ、大相撲や鉄道に関する講演もこなしておられる。ガイドもお上手で、ガイド名人を認定する「Nara 観光コンシェルジュアワード」で、優秀賞を受賞されている。


柏尾さんの授業

柏尾さんはこれまで当会が使用してきたパワポデータを使い、さらに追加画面も用意されて講座に臨まれた。約50分の持ち時間内にピタリと話を収められたのは、さすがだった。



最近はコロナ陽性者の数が増えているが、講演の依頼は少しずつ増えてきている。奈良シニア大学では年間60回、東京の奈良まほろば館でも年間12回の講演会を実施している。




上記は、柏尾さんの追加画面

〈講演の3要素は「知識」「話術」「パワーポイント資料の制作技術」。話術の苦手な人は時間感覚に乏しい人。時間感覚を磨いてほしい〉〈講演の善し悪しは、事前準備の段階で「9割」方が決まる〉(職人さんの「段取り8分」と同じ)〈お客さんに背中を見せないよう、レーザーポインタの持ち方(右手か左手か)を工夫する〉。

〈その場の「思いつき」で話を挿入すると、失敗する〉〈習うより慣れろ〉〈自分の「得意分野」「話せるテーマ」をたくさん持つ〉〈お客さんが聞きたそうなテーマを探す〉〈著作権・肖像権には十分配慮を〉など、基本的な事項について説明があった。


豊田理事長の閉会挨拶

皆さん熱心に聞いてくださり、質問もたくさんいただいた。今回ご参加者全員が講師に立候補してくだされば、約50人もの講師リストが出来上がる。そうなれば、今まで以上に講演活動が円滑に進むことになる。

講演活動は、ガイド、文化財調査と並ぶソムリエの会の3本柱の1つである。協力し合いながら、講演活動に注力して参りたい。
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