tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大正2年創業、天理本通り「そば処 更科」で、鴨汁ざるそばに舌鼓!/昭和レトロ食堂(26)

2021年08月27日 | グルメガイド
天理本通り商店街は昔ながらの昭和レトロな商店街で、たくさんのレトロ食堂があるが、私が最も気に入っているのが「そば処 更科(天理本通り 更科)」(天理市川原城町306)だ。「そば処」といっても、うどん、そば、丼物など、和食がひととおり揃っている。こちらの若女将さんはFacebookとブログ(更科のブログ)をされている。Facebookでは「若くない若女将」と名乗っておられるが、ちゃんとお若い若女将さんだ。「更科のブログ」には、



そば処 更科です!当店は奈良県天理市の天理本通り商店街の中にあります。山の辺の道のハイキング帰りや、天理教本部・石上神宮にお参りの方等々のお客様が沢山起こし下さいます。そばは勿論のこと、定食(日替わりのおかず2品・ご飯・うどんorそば)も大人気です。ランチにいかがでしょうか! そば処と書いておりますが、他にも丼・ぞうすい等々多数のメニューを取り揃えておりますので是非ご利用くださいませ。



若女将さんのブログがスタートしたのは2016年、そのときに「創業103年」とあるので、引き算をすると1913年(大正2年)の創業ということになり、これはすごい!私が前回お邪魔したとき(2019年9月)は、「天おろしそば」と「ミニまぐろ丼」のセットを注文した。今回(2021.8.24訪問)は若女将さんにあらかじめ、お薦めメニューをお聞きしてあった。



天ざるそば・うどん/鴨汁ざるそば(鴨汁で食べるつけ麺です)/鳥なんばんそば/鴨なんばんそば/親子丼(こっそり人気です)/カレーうどん/カレーけいらんうどん(カレーうどんに玉子をとじた品です)/天丼/※麺はきしめんに隠れファンが多いです



とのことだった。まず「鴨汁ざるそば」に心が引かれた。「更科のブログ」にも、〈温かい鴨汁に冷たいざるそば、不思議なメニューですが、そば通の方には大人気です!わざびと山椒たっぷりでお召し上がりください!〉とあった。



あと、こっそり人気の「親子丼」も食べてみたいが、この2つをいただくと糖質摂り過ぎ・カロリーオーバーになりそうなので、悩んでいた。当日、お店にお邪魔してメニューをめくっていると、「ミニ玉子丼」税込み390円に目が止まった。ミニサイズなら大丈夫だろう。鶏肉はなくても、鴨肉があるさ。これと「鴨汁ざるそば」同1,100円を注文した。出てきたのが写真の料理である。


鴨汁に箸を入れると、こんなにたくさんの鴨肉が出てきた、嬉しい!

あつあつの鴨汁には、たくさんの鴨肉が入り、とても美味しい。上品な更科そばもいい、店名に使うだけのことはある。なお「更科そば」とは、「一番粉」と呼ばれる色白のそば粉(胚乳の中心部分)を使って打ったそばのことだ。玉子丼もちょうど良い分量で、鴨汁そばとベストマッチだった。鴨汁にそば湯を混ぜ、玉子丼と一緒に吸い物がわりにいただいた。



こちらは総席数70席という大きなお店なので、コロナ禍は大変な痛手と思うが、天理本通り商店街を代表する名店として、いつまでも続けてほしいものだ。若女将さん、お邪魔しました。次回は親子丼をいただきます。皆さんも、ぜひお訪ねください!

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