tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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尾根筋をはい昇る龍の姿!/上北山村ナメゴ谷の紅葉(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第85回)

2018年10月10日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
こんな珍しい光景が紅葉の時期に見ることができる。場所は上北山村のナメゴ谷。私はこの光景をずいぶん以前、社内報の表紙で見て、びっくり仰天した。たまたま昨年、川上村・ホテル杉の湯のマイクロバスによる送迎がついた「紅葉のナメゴ谷見学付き宿泊プラン」を見つけ、1泊2日で、2日目の早朝に訪れた。山道が険しくて、とてもマイカーで行く自信がなかったのだ。
※トップ写真は、吉野郡上北山村のナメゴ谷



NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が毎週木曜日、毎日新聞奈良版に連載している「ディスカバー!奈良」、先週(10/4)掲載されたのは「尾根筋を龍が昇る/上北山村のナメゴ谷」、写真と文章は私である。通常は写真を2枚使うところを、ドーンとタテ位置で1枚だけ使った。



マイクロバスの中で、ホテル杉の湯さん特製のおにぎりの朝食をいただいたあと、ナメゴ谷が見渡せる現地(64番コーナー)に着いた時は、すでに多くのカメラマンが三脚を据え、望遠レンズで龍の姿をカメラに収めていた。もっとも、立錐の余地がないというほどの混雑ではなかったので、私は坂を上ったり下りたりして、気に入ったアングルを探した…。ではそろそろ記事全文を紹介する。



針葉樹林の山を這(は)い昇る龍の姿。上北山村のナメゴ谷では、尾根筋だけに広葉樹が植えられているので、紅葉するとこんな光景になります。春の桜の季節にも、こんなコントラストが見えるそうです。


ホテル杉の湯の仲良し2人組(従業員さん)

なぜ尾根筋だけが広葉樹なのか。「山火事のとき、広葉樹のほうが燃えにくいので、延焼防止のため残した」とも「山林所有者の境界線が分かりやすいように残した」とも。落葉は風に運ばれ、針葉樹の肥料になります。





アクセス道路がとても狭く、しかも撮影は日の出からの数時間、東から斜めの太陽光が差す時間帯がお薦めです。ホテル杉の湯(川上村)のマイクロバス送迎が付いた「紅葉のナメゴ谷見学付き宿泊プラン」を利用するのもいいでしょう。今年のプランは11月4日から1泊で、5日の早朝に見学します。龍は四神のひとつで、力の根源を象徴する生き物です。ナメゴ谷で、ぜひ龍のパワーをいただいてください。


下界(川上村)の紅葉も、こんなにきれいだった

■メモ 吉野方面から、国道169号を南下し、国道309号(行者還林道)を西に入ります。一番の撮影スポットは6.5キロほど進んだ「64番」のコーナーです。上北山村の「かみブログ」に詳しい情報が掲載されます(奈良まほろばソムリエの会専務理事 鉄田憲男)。

皆さん、ぜひこの絶景をご覧ください!

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