奈良検定の受験勉強をしていると、あちこちに「中将姫ゆかりの寺」が出てきた。
以前、同僚のIくんが「奈良周辺にある、中将姫ゆかりの寺を巡るバスツアーを組めば面白い」と言っていたが、これは良い発想だった。
中将姫伝説は継子(ままこ)いじめの話として、能や浄瑠璃・歌舞伎によく登場する。「広辞苑」によれば
《伝説上の人物。横佩(よこはき)大臣藤原豊成の女(むすめ)。大和当麻(たいま)寺に入って法如と号。蓮茎の糸で観無量寿経の内容を表した曼荼羅(まんだら)を織る。一説に継母のため大和の雲雀山に捨てられ、無常を観じて当麻寺に籠ったともいう》
なお姫は和歌や音楽に優れていて、孝謙女帝から15歳の時に「三位中将」の位を賜ったため、中将姫と呼ばれる。
中将姫ゆかりの寺といえば、まずは葛城市の当麻寺と石光寺(せっこうじ・当麻曼荼羅の糸を染めた寺)。次に、姫の生家があった奈良市の誕生寺、徳融寺、高林寺。
隠れ住んだという雲雀山(ひばりやま)は、宇陀市(奈良県)とも有田市(和歌山県)とも橋本市(和歌山県)ともいわれ、それぞれ青蓮寺(せいれんじ)、得生寺(とくしょうじ)、恋野(こいの)というゆかりの場所が残る。さらに「中将姫誓願桜」という姫手植えのヤマザクラ(国の天然記念物)が岐阜市の願成寺にある…。
調べればもっと出てくるだろう。ツムラの婦人薬・中将湯(ラムールQ)とか中将堂本舗(葛城市当麻)の中将餅(こしあんをトッピングしたよもぎ餅、うまい!)など、関連商品も昔からたくさんある。
ゆかりの地を巡る「中将姫ぐるっとバス」を走らせ、車中では大和茶に中将餅、昼食は当麻寺中之坊で精進料理、お土産にはラムールQ(男性にはツムラのドリンク剤・ハイクタンD)というプランなど、いかがだろう。「見る、学ぶ、食べる」の3要素すべてが揃う。
※写真は当麻寺の練供養会式(ねりくようえしき)、「当麻のオネリ」として知られる。奈良検定のテキストによれば《二十五菩薩に扮装した人々が、西方極楽浄土に模した曼荼羅堂から、人間世界にあたる娑婆堂へ赴き、中将姫を蓮台にすくいあげて再び浄土へと帰る来迎引接のさまを、目のあたりに見せる宗教劇》とある。06.5.14撮影。
以前、同僚のIくんが「奈良周辺にある、中将姫ゆかりの寺を巡るバスツアーを組めば面白い」と言っていたが、これは良い発想だった。
中将姫伝説は継子(ままこ)いじめの話として、能や浄瑠璃・歌舞伎によく登場する。「広辞苑」によれば
《伝説上の人物。横佩(よこはき)大臣藤原豊成の女(むすめ)。大和当麻(たいま)寺に入って法如と号。蓮茎の糸で観無量寿経の内容を表した曼荼羅(まんだら)を織る。一説に継母のため大和の雲雀山に捨てられ、無常を観じて当麻寺に籠ったともいう》
なお姫は和歌や音楽に優れていて、孝謙女帝から15歳の時に「三位中将」の位を賜ったため、中将姫と呼ばれる。
中将姫ゆかりの寺といえば、まずは葛城市の当麻寺と石光寺(せっこうじ・当麻曼荼羅の糸を染めた寺)。次に、姫の生家があった奈良市の誕生寺、徳融寺、高林寺。
隠れ住んだという雲雀山(ひばりやま)は、宇陀市(奈良県)とも有田市(和歌山県)とも橋本市(和歌山県)ともいわれ、それぞれ青蓮寺(せいれんじ)、得生寺(とくしょうじ)、恋野(こいの)というゆかりの場所が残る。さらに「中将姫誓願桜」という姫手植えのヤマザクラ(国の天然記念物)が岐阜市の願成寺にある…。
調べればもっと出てくるだろう。ツムラの婦人薬・中将湯(ラムールQ)とか中将堂本舗(葛城市当麻)の中将餅(こしあんをトッピングしたよもぎ餅、うまい!)など、関連商品も昔からたくさんある。
ゆかりの地を巡る「中将姫ぐるっとバス」を走らせ、車中では大和茶に中将餅、昼食は当麻寺中之坊で精進料理、お土産にはラムールQ(男性にはツムラのドリンク剤・ハイクタンD)というプランなど、いかがだろう。「見る、学ぶ、食べる」の3要素すべてが揃う。
※写真は当麻寺の練供養会式(ねりくようえしき)、「当麻のオネリ」として知られる。奈良検定のテキストによれば《二十五菩薩に扮装した人々が、西方極楽浄土に模した曼荼羅堂から、人間世界にあたる娑婆堂へ赴き、中将姫を蓮台にすくいあげて再び浄土へと帰る来迎引接のさまを、目のあたりに見せる宗教劇》とある。06.5.14撮影。