tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

前代未聞の纏向遺跡

2007年01月09日 | 小さな旅
奈良検定の受験勉強をしていると「纏向(まきむく)遺跡」「纏向古墳群」という言葉がたくさん出てくる。

纏向遺跡(奈良県桜井市)は、《遺跡の規模と内容から大和政権成立時の宮都の可能性が高く、考古学的に古代国家の出現過程を最もよく示す遺跡として重要である》そうだ(『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』山と渓谷社刊)。

手元の「歴史街道」(PHP研究所 07年1月号)を開いてみても、《前代未聞の政治と宗教の都市で、各地の勢力が集まってできたヤマト朝廷誕生時の都と考えられます。一般には無名ですが、邪馬台国論争を一気に畿内説優位に導きました》とある(「関裕二先生の古代史100問100答」)。

「一般には無名」というところで少しホッとしたが、相当貴重な遺跡のようだ。なお纏向遺跡には、纏向古墳群(纏向石塚、纏向矢塚、勝山、東田大塚の4古墳)や箸墓古墳(一説には卑弥呼の墓)が含まれる。
※MSNエンカルタ百科事典(ダイジェスト)
http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_1161533281/content.html

写真は昨年11/26、JR桜井線の巻向(まきむく)駅で見つけた道標だ。QRコードがついていて、携帯で読み取ると次のような地図が出てくる。
http://www2.wagamachi-guide.com/sakuraikt/map.asp?sd=102

この時はそんなスゴい遺跡とは知らなかったので通り過ぎたが、惜しいことをしたものだ。箸墓の近くにあるホケノ山古墳(以前は柿畑)も整備されたそうだから、春になればぜひ、この「前代未聞の政治と宗教の都市」を訪ねてみることにしたい。
コメント (4)
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