goo blog サービス終了のお知らせ 

tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

花まつり

2006年04月08日 | 日々是雑感
今日(4/8)は、お釈迦さまの誕生日。各地のお寺では、花まつり(正式には灌仏会=かんぶつえ)が営まれた。奈良県内では朝護孫子寺(平群町信貴山)の様子が報じられていたが、写真は京都の大徳寺。「大徳寺納豆」でも知られる臨済宗大徳寺派の総本山だ。

桜の造花で飾った小さなお堂を作り、中央に甘茶をたたえた水盤を据え、そこに小さな仏像(生まれたときの釈迦の姿)を置く。参拝者は小さなひしゃくで甘茶を汲み、仏像の頭に注いで拝む。

そのあと湯飲みで甘茶をいただいた。甘茶を飲むのは初体験だったので、どんな味かと興味津々だったが、結果は、「甜茶(てんちゃ)」だった。花粉症に効くという薬用茶だ。

あとで調べてみると、本来の甘茶はユキノシタ科の落葉低木の葉から作るそうだが、ウリ科のアマチャヅル(これも健康茶)を使うこともあるようだ。

室町時代には湯や香湯を使っていたものが、江戸時代に甘茶に変わったそうで、さほど厳格な決まりはなく、このお寺のように甜茶で代用する所もある。まだ花粉が飛んでいる季節なので、私を含め参拝者には、とても有り難いことであった。合掌。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする