水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

ジオ・エンジニアリングによる地球温暖化の防止が提案されているが、その副作用も問題という。

2014-04-18 | 天変地異・異常気象関連

'14-04-02投稿、04-18追加・修正

 IPPCが地球温暖化が社会や生態系に与える影響を見直した新報告書が反響を呼んでいます。

 既報温暖化で食料や気象などさまざまな分野で被害が深刻化 対策を真剣に追求すべきだという。(2014-04-02 )とのことでありますが、

 単に、水蒸気、CO2、メタンなど温室効果を有するガスの増加だけでは納得できない

 季節および地域を問わない世界各地、特に、北半球における
極端な温暖化(猛暑)、寒冷化(寒波)現象の真因は何なんでしょうか??

参考関連投稿:
留まることをしない寒暖差の激しい昨今 東北・北海道で大雪という。
(2014-03-22) 
ゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。5/6北海道で降雪という。2013-05-06 

 個人的には、少なくとも、CO2増加よる温室効果とは相反する現象である
と思われますが、

 太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる
宇宙環境からの放射線、電磁波の変動のみならず、

 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
宇宙空間における人工的なさまざまな所為を含めた
大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山灰などを含めた
太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって

 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動することが推察されます。
参考投稿:
【追加・再掲】地球温暖化の要因に係る記載(大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)(2014-04-10) 
 赤外線、マイクロ波など各種波長の電磁波を人工衛星から大気圏に照射して太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッド化したエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変観測しています。


 また、既報今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。(2014-02-19)によれば、

あたかも人工降雪的な操作でもしたか?のような未曾有の地域の大雪について、
 個人的には、人工降雪以外の要因として、
 山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷などは火山帯周辺であることから、

 何らかの原因によって、引き起こされた火山活動の活性化が遠因として
あるのでは???と妄想しています。

 もしそうであれば、
 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06) で記載したように、大地震の前兆のひとつか?と杞憂、妄想しています。

 というのは、火山活動の活性化異常気象など天変地異有象無象の影響を与えていると思っていますが、マグマ噴出による火山噴火は然ることながら、
地震、台風とも関連しているともいう。

 既報地震と台風・気圧・気象の関係に係る情報を調べました。(2013-12-06)の引例、
小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に与える影響
http://nikkan-spa.jp/545198)の記載で印象に残った”気圧や雨が地震に影響を及ぼすことはあります。
 現に、大西洋の真ん中に位置するアゾレス島では、雨が大量に降ると地震が起きる傾向にあり、すでに気圧が低くなると地震が起きるという論文も存在している。”について地震とマグマ活動の活性化、
ひいては、火山噴火との関連も言われています。


 近年、大気圏において、聞きなれない言葉ですが、
 人工気象操作の一種と想われるジオ・エンジニアリング(Geo-Engineering)が導入されているというが、その反動、副作用でもあるのでは?と杞憂しています


 一体どのようなことが考えられているのか調べました。

ジオ・エンジニアリング(Geo-Engineering)による地球温暖化の防止
http://www.originalest.com/news.php?id=00075

「地球温暖化を止めるために、二酸化炭素を始めとする温室効果ガスを削減することは、もはや難しいという見方がある。京都議定書においては米国と豪国が離脱し、カナダは京都議定書の目標達成を放棄し、さらに日本の目標達成は絶望的だ。さらに、中国などの発展途上国はポスト京都議定書において、削減義務を負うことはあるのかも怪しい。

しかし、一部の科学者は、このような状況になったとしても地球温暖化を防止可能であると考えている。その方法がジオ・エンジニアリングである。

ジオ・エンジニアリングとは、地球環境の意図的な操作である(1)。ジオ・エンジニアリングの具体的な例をいくつか挙げると、大気にSO2を注入することで、アルベドを高めることが可能である。これは、火山が噴火したことと同様の効果を持つのである。過去に大規模な火山の噴火が起こった時は、同じ効果によって気温が下がっている

そして、CCS(カーボン・キャプチャー・アンド・ストレージ)である。これは、火力発電所で発生するCO2を地中や海洋に注入することで、大気中にCO2を放出させない方法である。

そして、最近ではNatureにおいて、ガイア仮説で有名なジェームス・ラブロック博士らが、海の中に巨大なパイプを敷設することで、藻類の成長力を高め、CO2の削減が可能であるとしている(2)。

 ジオ・エンジニアリングという地球温暖化対策は、一部で既に行われている。CCSや海洋に鉄を散布し、植物プランクトンを増加させるような対策は、既に行われている。さらに、CCSをCDM(クリーン開発メカニズム)として認めるかどうかも議論されている。

このような動きには、反対もある。CCSには漏れの問題や、海洋での生物多様性保全の問題が指摘されているし、ラブロックの提案には早速反論がされている(3)。また、大気中のSO2注入には旱魃との関係や(4)、海洋酸性化の問題の解決にはならないという指摘されている。

 ジオ・エンジニアリングは人為起源の地球温暖化という地球環境の変化を、人為的な地球環境の操作によって解決しようとする危険な対策である。多くの提案は省エネルギーや再生可能エネルギーの補完的な対策であるべきとされている。だが、現実には、ジオ・エンジニアリングの一部が有望な地球温暖化対策であり、真剣に検討すべきであると考えている科学者もいる。

省エネルギーや再生可能エネルギーの活用は一部で費用効果的であり、気候変動による影響と費用を比べると、割引率等の議論はあるが費用の方が安いという研究もある(5)。ジオ・エンジニアリングを研究すること自体は否定されるべきではないし、温室効果ガス削減が間に合わない場合は、十分なコンセンサスを得て使用されるべきである。しかし、その前に行うことは、まだ多く残されている。

 

(1)Geoengineering Climate (PDF)

(2)Ocean pipes could help the Earth to cure itself

(3)Geo-engineering might cause, not cure, problems

(4)'Sunshade' for global warming could cause drought

(5)Stern Review on the Economics of Climate Change   」という。

*ジェームス・ラブロック博士とはウィキペディアによれば、「

ジェームズ・ラブロック: James Lovelock、CBE、1919年7月26日- )は、イギリスの科学者であり、作家であり、環境主義者であり、未来学者。大英帝国勲章を授与され、王立協会会員。グレートブリテン島の南西、コーンウォール在住。地球を一種の超個体として見たガイア理論の提唱者として有名である。・・・」>>詳しく見る

 彼の主張によれば、21世紀末までに温帯の平均気温は 8°C、熱帯の平均気温は最高 5°C まで上昇し、世界のほとんどの土地が居住不可能となり、農業もできなくなる。「我々は、変化の恐ろしいペースに留意し、残された時間が少ないことを理解する必要がある。各国は可能な限り文明を保持するために資源の最良の使用法を見つけなければならないという。

⇒別途、このような人工気象操作をどの国がいつごろから、どこで、どのように、このようなジオ・エンジニアリング(Geo-Engineering)による地球温暖化の防止を目的として実施していたかなど調べて、大気中のSO2注入には旱魃との関係や(4)、海洋酸性化の問題など、その副作用など精査すれば、そこから、気象異変など新たな発想が出てくる可能性があるのでは?と個人的には思われます。

関連投稿:
世界各国で実施されているという気象操作とはどのようなものか調べました。
(2013-08-30)
1980年前後から発生し始めた生態系異変に係る記載の整理
(2013-10-15)

 海の酸性化が懸念されている大気にSO2を注入する手法で思い出すことは、
既報「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その9-2:放射能など有害エアロゾルの形状)(2012-01-30) に記載しましたインドネシア上空(成層圏)のエアロゾル
'11-12-14記載:

大気中に浮かんでいるエアロゾル粒子は様々な起源から放出され、形や大きさも様々であるため、個々の粒子の状態(形、大きさ、混合状態など)を観察することが重要となる。個々の粒子サイズはサブミクロン~数十ミクロンであるため、普通の光学顕微鏡では、数濃度が高い小さな粒子(<数ミクロン)の状態を観察するのは非常に困難である。そのため、個々の粒子観察には、小さいものもはっきりと見える電子顕微鏡を使用している。また、試薬を蒸着したサンプリングシートを使用して、個々のエアロゾル粒子に混合している物質、例えば硝酸イオンや硫酸イオン、を同定することも行っている。電子顕微鏡で観察するサンプルは、地上だけではなく山の上や航空機・小型回収気球・大気球を使用して地上から成層圏までの広い領域を対象にしている。大気エアロゾルのサンプリングは、名古屋、立山、乗鞍、北極、中国、チベット、インドネシア、南極等、国内のみならず世界各地で実施している。


「硫酸粒子に見られるサテライト構造を呈しているが、結晶質(長方形の物)も見られていることから、硫酸以外に何かが混合していることが予想される。」
(引用出典:名古屋大学 太陽地球環境研究所 
大気圏環境部門 東山分室)
詳しく見る>>

参考投稿:
エアロゾルに係る投稿 ( '13-03ー20~'13-12ー24 )の整理
(2013-12-24)
 

関連投稿:
異常気象など天変地異に係る記載(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)2013-01-23)

 最近、深海生物が日本海沿岸で打ち上げられたり、捕獲されていますが、ボラの大量発生、鯖の大漁などにも影響しているのだろうか?

参考投稿:
深海生物の捕獲、打ち上げの原因は海水温度の上昇のみでなく、水の汚染による可能性はないだろうか?
富山県魚津港 サバ大漁 水揚げできず、一部海岸に打ち上げという。
(2014-03-17) 
山口沖でリュウグウノツカイにサケガシラ、深海魚が相次いで打ち上げられたという。 (2014-03-10) 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。