水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

総選挙の争点と生活環境改善との関係に係る記載を調べました。

2012-11-28 | 水とはどのようにすべきか

'12-11-28投稿

既報gooニュース琵琶湖源流の一部高線量の想定 関西1450万人の水源(朝日新聞)によれば「・・・関西に暮らす約1450万人の水源となってきた琵琶湖まで放射能汚染は広がるのか。

・・・予測によると、福井県敦賀市の敦賀原発で事故が起きると、1週間の積算被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトを超える地域が滋賀県最北部の長浜市余呉町付近まで及ぶとされる。この地域には琵琶湖につながる河川の一つ、高時川が流れている。滋賀県が実施した独自の拡散予測では、福井県内の原発で福島並みの事故が起きた場合、放射性ヨウ素が琵琶湖の上空を広く覆い、水への影響が出る可能性が示された。さらに放射性セシウムやヨウ素は自然落下や雨で琵琶湖に直接落ちるだけでなく、陸地からも川や地下水を通じて湖に流れ込む可能性があるとする。・・・」という。

確かに、既報「環境中の水の性状異変に係る記載(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)」の引用の記載によれば、詳細なメカニズムは不詳ですが、

「・・・

 

まず、福島第一原子力発電所の地下水が最高レベルで汚染されていることを見事に捕らえている。しかし、これは当たり前と言えば当たり前である。メルトダウンしているからである。
・・・
次に、日本全国の地下水がところどころかなりの放射能を出していることが検出されているのである。これは驚くべき事実である。・・・

これは何を意味するか?

そう、その地域には原子力発電所があるのである。・・・」という。

 上記のように、原発事故が万一発生した場合、降雨、地下水などから琵琶湖まで放射能汚染の可能性があるという。

 gooニュース

日本未来の党・嘉田氏「10年以内に原発廃炉」 2012年11月28日(水)15:22

「衆院選に向け、新党「日本未来の党」の結成を表明した滋賀県の嘉田由紀子知事は28日午前、大津市内で記者団の取材に応じ、党の基本政策として掲げている「卒原発」に関し、10年以内に原発の廃炉実現を目指すことを明らかにした。立候補者については現在約70人をリストアップしており、最終的に100人規模の擁立を目指すとした。

 代表代行となる飯田哲也(てつなり)氏が、同日午後、総務相に新党設立を届け出る。党本部は東京都内に設置する。

 日本未来の党には、「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(脱原発)」が合流方針をすでに決定しているが、嘉田氏は記者団にみんなの党とも政策協定を結べないか協議中であることを明かした。一方で、日本維新の会との連携については改めて否定した。

 立候補予定者については、地方自治体の元首長のほか、滋賀県内からも希望者がいると示唆。ただ、公認の条件について嘉田氏は「地域で活躍している、信頼できる人物であることが必要」と述べた。

 ほかの首長などから批判の声も出ている知事職との両立については、「これまでも政務と公務はしっかりと区別していた」と語調を強めた。」という。

 ⇒チェルノブイリ、福島の原発事故による被災をみて脱原発路線を推進しているドイツのように、脱原発への路線が国政に反映されることを期待します。

 

 さまざまな自然環境放射能汚染に加えて、

 

(SHIINING-STAR@0919_tatsu 兵庫県南部地震前の西宮市における地下水中ラドン濃度変動 の引用図)

 

人為的な原発関連放射能汚染もしくはこれらの複合的な汚染による生態系への悪影響対する杞憂のない社会を築かれていくことを望みます。

関連投稿:生態系への悪影響

生物多様性に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)

 

・ 日本の再生可能なエネルギーの現状('10-11-22~'011-07-14)

異常気象など天変地異に係る投稿(その1 '11-01-02~'11-12-26)

内部被曝に係る投稿(追加更新 '12-05-12~)


内部被曝に係る記載を調べました。(食品・環境の放射能汚染とその影響)

2012-11-28 | 放射能被ばく・後遺症関連

'12-11-28投稿

 放射能(放射性物質微粒子の塵)を体内に吸引することによる
人体に及ぼす後遺症について、今後注意しなければなりません。放射能について全く無知であるが故、少しでも知識を得るために調べてきました。

 内部被曝についても、断片的に調べてきましたが、
どのくらいの、どのような放射能が人体に悪影響を及ぼすか?については定かではありません。今後の問題と考えています。

 既報に記載しましたが、空気中には無数の塵埃が存在しています。
 その中に測定されたシーベル値(現状、その測定値のばらつきが問題となっている)に相応した放射能が含まれていると思っていましたが、単に、
全国放射能濃度一覧のみの問題ではないと思われます。

 環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価によれば、

 放射性物質やベンゼン等の微量環境汚染物質による健康リスクは、環境汚染物質の曝露側条件特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複する場合に、高頻度で発現すると考えられる。

 

・・・」 という。

 

  既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には放射能(微粒子)の正体についていまだに充分把握していませんが、全国放射能濃度一覧でカウントされる様な空気中に浮遊する目に見えないナノレベルの超超微粒子エアロゾルもしくは地面にフォールしている沈積粒子から放射されている放射線による被災は基本的には確率論的な汚染度に支配されるが、例えば、健康体の場合でも、きわめて特異条件、例えば掃除機のごみ、回収袋を交換時、焼却灰の回収時など目で見える比較的大きな、かつ、マスク未着の状態で粉塵を吸引して体内に滞留する粉塵が痰(たん)、唾(つば)、鼻水、尿、便などで体外に代謝されずに五臓六腑に吸着し続けた場合に内部被曝の危険性が高まって、既報の3年・5年・・・後に後遺症になるのでは?と思っていますが、 はたしてどうなるのだろうかと杞憂しています。特に、未来ある年少者には配慮が必要と思っています。

参考投稿:エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)いろいろな粒子の大きさが解ります。

 まえがきが長くなりましたが、1年以上前に公開された内部被曝に係る専門家のわかりやすく定量的に整理された記載を以下に紹介します。次報ではその後投稿した関連記載も個人的なメモとして列記する予定です。

聖徳大学・人間栄養学部 林徹

2011年8月1日

食品・環境の放射能汚染とその影響について

(スライド図の一部の記載を抽出しました。スライド図の詳細は本文を参照願います。)

本文詳しく観る>>

「・・・ 1.放射線の種類と透過力 2. 放射能 放射線 放射性物質 3.原発事故がなくても 4.初めて聞く単位(Sv,Bq,ついでにGy) 5.SvとBqをもう少し詳しく 6.吸入摂取・吸引摂取7.問題とすべき被曝(外部被曝・内部被曝)

8.問題とすべき被曝

適切な情報提供が必要
外部被曝:空間線量率(Sv/時)
積算線量(Sv)
内部被曝:食品水空気土壌の
原子炉、がれき、大地
Svに注意
水、食品、粉塵

9.適切な情報提供が必要

原発事故直後噴出した放射能量(Bq)
現在(噴出した放射能が落下した後)
放射能汚染量(Bq/kg)

10.放射線量と人体への影響 11.影響が出る確率 12.放射線影響の分類 13.内部被曝 14.飲食物の暫定規制値 15.放射性核種の半減期 

16.放射性物質を摂取した後臓器または組織中の等価線量率の時間変化

17.緊急時に考慮すべき放射性核種に対する実効線量係数

18.体内摂取した放射性核種(Bq)と全内部被曝(Sv)との関係

   全内部被曝線量(Sv)=摂取放射能(Bq) x 実効線量係数

19.組織荷重係数

20.体内摂取した放射性核種(Bq)と臓器の内部被曝(Sv)との関係

  各臓器の内部被曝量(Sv)=全内部被曝量(Sv) x 組織荷重係数

21.致死ガン及び遺伝的欠陥に関するICRPリスク係数

体内摂取した放射性核種(Bq)と内部被曝(Sv)と発ガン率の関係

  発ガン率=各臓器の被曝量(Sv) x リスク係数

23.すべてのガンの発生率
  発ガン率= Bq x 実効線量係数x リスク係数
  リスク係数=5.0x10-2Sv-1とする

24.食品(Bq/kg)

I-131で2000Bq/kg汚染した食品を1kg食べた場合、ベクレル数(2000Bq)にI-131の実効線量係数(経口摂取の場合) 2.2×10-8 を食品(Bq/kg)
かけて次式により求めると内部被曝線量
(50年間積算)は4.4 x 10-5 Sv(44μSv)となり、
その発ガン確率は2.2 x 10-6(0.00022%)となる。・・・

25.飲料水(Bq/L)
I-131で300Bq/L汚染した水を2L摂取した場
合、同様に次式により求めると内部被曝線量は1 3 10 5 S (13 S )となりその発ガン確率は6.5 x 10-7(0.000065%)となる。・・・

26.牛乳(Bq/L)

Cs-137で200Bq/L汚染した牛乳を2L摂取した場合、Cs-137の実効線量係数(経口摂取の場合)1 3×10-8 を用いて次式・・・

27.食品(Bq/kg)

Cs-137で500Bq/kg汚染された食品を2kg摂取した場合、同様に次式により計算すると、
内部被曝線量は1 3 x 10-5 Sv(13μSv)となり、その発ガン確率は6.5 x 10-7(0.000065%)となる。・・・

28.Cs-137で2000Bq/kg汚染された牛肉を毎日200gずつ1年間摂取した場合、同様に次式により計算すると、内部被曝線量は1.9 x10-3 Sv (=1.9mSv) となり、その発ガン確率は9.5 x 10-5 (=0.0095%) となる。・・・

29.東京都の空中放射能密度

30.空気(Bq/m3)

汚染空気の被曝については、例えば、東京で空気中の放射能濃度がもっとも高かった3 月15 日のI-131、Cs-137、Cs-134 の総放射能量はそれぞれ、497、120、112Bq/24m3 であったので、この濃度の汚染空気を1日に24m3 を吸い込むと仮定して、同様な計算をすると、次式により内部被曝線量は11μSvとなり、その発ガン確率5.5 x 10-7(0.000057%)となる。・・・

31.土壌(Bq/kg)

土壌については、福島の校庭で遊んで高濃度汚染している校庭の土壌(I131が30000Bq/kg、Cs-134が13000Bq/kg、Cs-137が16000Bq/kg)10グラムを
q/ gq/ g) 経口摂取したと仮定すると、次式により内部被曝線量は1.1 x 10-5 Svとなり、その発ガン確率は5.5 x10-7 となる。・・・

32.ヨウ素131摂取による甲状腺の被曝量
 大人の場合:Bq×3.2x10-7 Sv
 乳児の場合:Bq×2.8x10-6 Sv
 胎児の場合:Bq×4.7x10-7 Sv

33.100,000Bq/m2の土壌汚染大地から
 Cs-137:660keVのガンマ線を放出
 1eV=1.60 x10-19J
 ガンマ線1本のエネルギー
 1.60 x10-19 x 6.6x105=1.06x10-13J
 1.06x10-13x100,000=1.06x10-8J/m2/秒
 このエネルギーを体重60kgの人が吸収すると仮定
 1.06x10-8/60=1.78x10-10J/kg/秒
 =1.78x10-10Gy/秒
 ≒1.78x10-10Sv/秒
 ≒6.41x10-7Sv/時
 6.41x10-7Sv x 5x10-2Sv-1 = 3.2x10-8

34.つくばの空間線量率の推移 35.つくばの放射能落下物 

36.洗浄すれば放射能は約半分になる

37.日本において放射能暫定限度(370 Bq/kg)を超えた輸入食品

39.加工食品の放射能汚染の管理
 原材料の放射能汚染の管理でOK?
 加工工程で放射能は増えないか?
 乾燥により放射能は濃縮される
 →Bq/kgが増加する
 →行政・業界の対応は?

40.放射線被曝の早見図 41.年間被曝線量と発ガン率 42.放射能と生活習慣による癌のリスク 

43.チェリノブイリ事故による汚染地域

つばめ:
渡り鳥→ 死んでしまう

野ネズミ:
移住してきて定住→ 繁殖

44.放射能に打つ勝つための基礎知識

放射線の間接作用と直接作用・・・

45.植物からのプレゼント~抗酸化物質~活性酸素・ラジカルをやっつける

46.自然の恵みを活かした食事をして明るく生きて放射能汚染に打ち勝とう・・・」