'12-11-28投稿
放射能(放射性物質微粒子の塵)を体内に吸引することによる
人体に及ぼす後遺症について、今後注意しなければなりません。放射能について全く無知であるが故、少しでも知識を得るために調べてきました。
内部被曝についても、断片的に調べてきましたが、どのくらいの、どのような放射能が人体に悪影響を及ぼすか?については定かではありません。今後の問題と考えています。
既報に記載しましたが、空気中には無数の塵埃が存在しています。
その中に測定されたシーベル値(現状、その測定値のばらつきが問題となっている)に相応した放射能が含まれていると思っていましたが、単に、全国放射能濃度一覧のみの問題ではないと思われます。
環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価によれば、
放射性物質やベンゼン等の微量環境汚染物質による健康リスクは、環境汚染物質の曝露側条件(特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件(特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複する場合に、高頻度で発現すると考えられる。
・・・」 という。
既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。
個人的には放射能(微粒子)の正体についていまだに充分把握していませんが、全国放射能濃度一覧でカウントされる様な空気中に浮遊する目に見えないナノレベルの超超微粒子エアロゾルもしくは地面にフォールしている沈積粒子から放射されている放射線による被災は基本的には確率論的な汚染度に支配されるが、例えば、健康体の場合でも、きわめて特異条件、例えば掃除機のごみ、回収袋を交換時、焼却灰の回収時など目で見える比較的大きな、かつ、マスク未着の状態で粉塵を吸引して体内に滞留する粉塵が痰(たん)、唾(つば)、鼻水、尿、便などで体外に代謝されずに五臓六腑に吸着し続けた場合に内部被曝の危険性が高まって、既報の3年・5年・・・後に後遺症になるのでは?と思っていますが、 はたしてどうなるのだろうかと杞憂しています。特に、未来ある年少者には配慮が必要と思っています。
参考投稿:・エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)いろいろな粒子の大きさが解ります。
まえがきが長くなりましたが、1年以上前に公開された内部被曝に係る専門家のわかりやすく、定量的に整理された記載を以下に紹介します。次報ではその後投稿した関連記載も個人的なメモとして列記する予定です。
聖徳大学・人間栄養学部 林徹
2011年8月1日
食品・環境の放射能汚染とその影響について
(スライド図の一部の記載を抽出しました。スライド図の詳細は本文を参照願います。)
本文詳しく観る>>
「・・・ 1.放射線の種類と透過力 2. 放射能 放射線 放射性物質 3.原発事故がなくても 4.初めて聞く単位(Sv,Bq,ついでにGy) 5.SvとBqをもう少し詳しく 6.吸入摂取・吸引摂取7.問題とすべき被曝(外部被曝・内部被曝)
8.問題とすべき被曝
適切な情報提供が必要
外部被曝:空間線量率(Sv/時)
積算線量(Sv)
内部被曝:食品水空気土壌の
原子炉、がれき、大地
Svに注意
水、食品、粉塵
9.適切な情報提供が必要
原発事故直後噴出した放射能量(Bq)
現在(噴出した放射能が落下した後)
放射能汚染量(Bq/kg)
10.放射線量と人体への影響 11.影響が出る確率 12.放射線影響の分類 13.内部被曝 14.飲食物の暫定規制値 15.放射性核種の半減期
16.放射性物質を摂取した後臓器または組織中の等価線量率の時間変化
17.緊急時に考慮すべき放射性核種に対する実効線量係数
18.体内摂取した放射性核種(Bq)と全内部被曝(Sv)との関係
全内部被曝線量(Sv)=摂取放射能(Bq) x 実効線量係数
19.組織荷重係数
20.体内摂取した放射性核種(Bq)と臓器の内部被曝(Sv)との関係
各臓器の内部被曝量(Sv)=全内部被曝量(Sv) x 組織荷重係数
21.致死ガン及び遺伝的欠陥に関するICRPリスク係数
22.体内摂取した放射性核種(Bq)と内部被曝(Sv)と発ガン率の関係
発ガン率=各臓器の被曝量(Sv) x リスク係数
23.すべてのガンの発生率
発ガン率= Bq x 実効線量係数x リスク係数
リスク係数=5.0x10-2Sv-1とする
24.食品(Bq/kg)
I-131で2000Bq/kg汚染した食品を1kg食べた場合、ベクレル数(2000Bq)にI-131の実効線量係数(経口摂取の場合) 2.2×10-8 を食品(Bq/kg)
かけて次式により求めると内部被曝線量
(50年間積算)は4.4 x 10-5 Sv(44μSv)となり、
その発ガン確率は2.2 x 10-6(0.00022%)となる。・・・
25.飲料水(Bq/L)
I-131で300Bq/L汚染した水を2L摂取した場
合、同様に次式により求めると内部被曝線量は1 3 10 5 S (13 S )となりその発ガン確率は6.5 x 10-7(0.000065%)となる。・・・
26.牛乳(Bq/L)
Cs-137で200Bq/L汚染した牛乳を2L摂取した場合、Cs-137の実効線量係数(経口摂取の場合)1 3×10-8 を用いて次式・・・
27.食品(Bq/kg)
Cs-137で500Bq/kg汚染された食品を2kg摂取した場合、同様に次式により計算すると、
内部被曝線量は1 3 x 10-5 Sv(13μSv)となり、その発ガン確率は6.5 x 10-7(0.000065%)となる。・・・
28.Cs-137で2000Bq/kg汚染された牛肉を毎日200gずつ1年間摂取した場合、同様に次式により計算すると、内部被曝線量は1.9 x10-3 Sv (=1.9mSv) となり、その発ガン確率は9.5 x 10-5 (=0.0095%) となる。・・・
29.東京都の空中放射能密度
30.空気(Bq/m3)
汚染空気の被曝については、例えば、東京で空気中の放射能濃度がもっとも高かった3 月15 日のI-131、Cs-137、Cs-134 の総放射能量はそれぞれ、497、120、112Bq/24m3 であったので、この濃度の汚染空気を1日に24m3 を吸い込むと仮定して、同様な計算をすると、次式により内部被曝線量は11μSvとなり、その発ガン確率5.5 x 10-7(0.000057%)となる。・・・
31.土壌(Bq/kg)
土壌については、福島の校庭で遊んで高濃度汚染している校庭の土壌(I131が30000Bq/kg、Cs-134が13000Bq/kg、Cs-137が16000Bq/kg)10グラムを
q/ gq/ g) 経口摂取したと仮定すると、次式により内部被曝線量は1.1 x 10-5 Svとなり、その発ガン確率は5.5 x10-7 となる。・・・
32.ヨウ素131摂取による甲状腺の被曝量
大人の場合:Bq×3.2x10-7 Sv
乳児の場合:Bq×2.8x10-6 Sv
胎児の場合:Bq×4.7x10-7 Sv
33.100,000Bq/m2の土壌汚染大地から
Cs-137:660keVのガンマ線を放出
1eV=1.60 x10-19J
ガンマ線1本のエネルギー
1.60 x10-19 x 6.6x105=1.06x10-13J
1.06x10-13x100,000=1.06x10-8J/m2/秒
このエネルギーを体重60kgの人が吸収すると仮定
1.06x10-8/60=1.78x10-10J/kg/秒
=1.78x10-10Gy/秒
≒1.78x10-10Sv/秒
≒6.41x10-7Sv/時
6.41x10-7Sv x 5x10-2Sv-1 = 3.2x10-8
34.つくばの空間線量率の推移 35.つくばの放射能落下物
36.洗浄すれば放射能は約半分になる
37.日本において放射能暫定限度(370 Bq/kg)を超えた輸入食品
39.加工食品の放射能汚染の管理
原材料の放射能汚染の管理でOK?
加工工程で放射能は増えないか?
乾燥により放射能は濃縮される
→Bq/kgが増加する
→行政・業界の対応は?
40.放射線被曝の早見図 41.年間被曝線量と発ガン率 42.放射能と生活習慣による癌のリスク
43.チェリノブイリ事故による汚染地域
つばめ:
渡り鳥→ 死んでしまう
野ネズミ:
移住してきて定住→ 繁殖
44.放射能に打つ勝つための基礎知識
放射線の間接作用と直接作用・・・
45.植物からのプレゼント~抗酸化物質~活性酸素・ラジカルをやっつける
46.自然の恵みを活かした食事をして明るく生きて放射能汚染に打ち勝とう・・・」