藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

急旋回の広島

2012-03-16 23:27:59 | 社会・経済

昨日まで気付かなかった。状況は急旋回している。アスベスト被害者が、広島で此れほど注目され始めるとは?

広島市議会で被害者救済について議題にあがった事。

ついで、広島弁護士会がアスベスト被害者の救済に立ち上がったこと。昨年十月には、考えられない事が次々に始まっている。その真ん中に自分がいることに不安がよぎる。しかし、逃げ出す事は許されない。初めての経験である。私が仕掛けた事が、今動き始めた。自らの健康の問題と共に、多くのアスベスト被害者の救済が、私の健康被害の進捗と競争うを始めた。ある面、私の不安を何処かに押しやってくれる。しかし、病状は確実に進行している。今日も、行政書士の講座を聞きながら、漢方の壷療法をしていた。体が悲鳴を上げる。私以上に、病状の進行した人たちは、どんな思いで、日々生活しているかを考えると、心がさむくなる。この現状を打開する為に、市議会を動かし、弁護士会を動かしてきたが、これから、現実に行政に何を注せるかが、大きな課題である。広島市にアスベスト患者の為の、医療ネットワークの構築がまづ一番の課題であろう。昨年立ち上げられた、アスベスト学会の八月広島大学における開催。これも、課題だ。アスベスト問題は目に見えない問題である。気が付くと、中皮腫。発症すると、一年六ヶ月が命の限界である。この厳しい堅実が突然訪れる。誰もこのことに心の準備も家族の準備もなされぬまま、押し流されていく。昭和二十年の広島に似ている。気付けば、死。原爆症の死。同じ事がアスベスト患者に今起こっているのです。神の御加護を願うしか無いのでしょうか。国は、自らの責任をどの様にして、逃れようかと汲々としている姿が垣間見えるのです。皆さん、皆さんが何処でアスベストの被害を受けるか、誰にも予測する事が出来ないのです。だから、怖いのです。

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