軍隊には日曜日など無いらしい。米軍機の低空飛行訓練が今日も行われたようだ。爆音のみ残して去って行った。
オスプレイの配備にも、「直接暴力的」な行動を、沖縄の人々は起こさない。「本当に怒っているのだろうか」と思ってしまう時がある。
此れがアメリカ本土であれば、暴動が発生するだろう。
日本人も60年安保が、最後の直接暴力的行動であったように思う。
いやいや、成田闘争があった。
元々沖縄は、日本の領土ではなかった。江戸時代薩摩藩により占領されてはいたが、「琉球王朝」は存在していた。何時の時点で、「琉球王朝」は無くなったのか。
調べていくうちに、日清戦争後、日本と清国との間で勝手に帰属を決めただけである。国際条約などではない。ましてや、今や清国など無い。
「琉球よ独立せよ」と言いたい。江戸幕府以降、虐げられてきた民族は国内で、「アイヌ」と「琉球」の人々だけである。(被差別の人々もまた、虐げられてきた)心から優しい人々なのであろう。私ならとっくの昔に、日本から「さよなら」している。むしろ「ハワイ」のようにアメリカの一部になったほうが「幸福」であったかもしれない。
自国民の権利は、いかなる武力を行使しても守るのが「アメリカ」流だ。
当然に「アメリカ」の「アメリカ人に対する犯罪」に対する処罰は厳しい。というより、武力を持って行う。その著明に現れた形が「タリバン」掃討作戦である。
沖縄は占領下という特殊な事情であるから、住民の権利が認められなかったが、「アメリカ」の一部になれば、当然にアメリカの法律が適用され、案外に住民は幸せに成ったかもしれない。
少なくとも、基地なども根本的に変わったであろう。思想が変われば形態も変わるし、当然に「アメリカ」式の解決法で、合理的に解決されたであろう。
何故日本が、元々「琉球独立王国」を吸収併合したのか。「朝鮮王朝」も同じ運命をたどった。
極東アジアで、「軍国主義国」と呼ばれる一因は、ここに存在するのではないだろうか。
武力で制圧したのならば、それだけの利益を齎したかというと、そうではない。搾り取る事だけに集中した。太平洋戦争でも犠牲を強要した。
今こそ過去の償いをする時が来ている。
沖縄住民は「独立宣言」をすべし。法的に日本国政府が、主権を主張できる大儀があるであろうか。一度国民上げて、精査してみる必要がある。今はただ単に、沖縄の人達が歴史の中に、埋没しているだけではないのか。沖縄を我が領土と政府が主張するなら、沖縄県民の自治権を尊重し、基地の縮小を速やかにすべきであり、出来ないのならそれに変わる保障制度を法的に整備すべきだが、十分な法整備が成されていない為に、県民は苦しんでいるのだと思う。
「日米安保条約」が必要と考えている皆さんに聞きたい。「貴方はどれだけの負担を自らに課す事が出来ますか」と。