藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

憤りの中で廣島市長の平和宣言を聞く。

2012-08-06 23:04:00 | 社会・経済

 本日八時十五分から始まった原爆犠牲者追悼式の中での、広島市長のメッセージの中身の無さに憤りさえ感じた。

 市長の読み上げたメッセージは、過古 被爆者が書き残した文章や、語り部が語った文言の羅列でしかなく、自らの心からの言葉は 微塵も感じられなかった。六十七年前 一瞬にして、この世から消えていった同胞を思う時、普通の人間ですら 怒りと悲しみがわいてくるはずである。 その感性の無い人間が、広島市の頂点にいると思うと悲しみさへわいてくる。 歴代の市長が全て良かったとは言わない。 右に流れたり、左に流れたりしたが、「ノーモアー・ヒロシマ」の声は間違いなく心の底からの叫びであった。

 私と同じ被爆者がどの様に聞いたか、これから終戦記念日に向け批判が高まることは事実である。

今日、「ノーモアー・ヒロシマ」は死んだ。

 さる七月二十五日、「原爆の子の像」の前で行われた「碑前祭」で読み上げられた子供たちのメッセージの方が、「ノーモアー・ヒロシマ」「ノーモアー・フクシマ」を自分たちの言葉で訴えていた。

広島市長 貴方の言葉は、ヒロシマの子供たちより劣っていると断言する。

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